6文字数:
4391
最近、友人のタケルがよく家に遊びに来るようになった。以前から、数ヶ月に一回くらいは来ていたが、最近は毎週のように遊びに来るようになった。
ウチに来ては、ゲームをする……学生時代と変わらない遊び方をしていた。妻の美和子は、仲が良いねと言うくらいで、特に関心もなかった感じだ。
ただ、最近はタケルに料理を教わるようになり、頻繁に家に呼ぶようになった。タケルは、食品メーカーで冷凍食品の開発をして...
8文字数:
3331
『行ったことあるって言ったら、どうする?』
妻の優理子が、イタズラをする子供のような顔で言う。俺は、まさかの言葉に驚いて黙ってしまった。
『なに真に受けてんの。冗談に決まってるでしょ』
優理子は、そんな風に言った。俺は、ホッとしながらも少しだけがっかりしたような気持ちになった。カップル喫茶に行った話を会社の同僚に聞き、優理子に話をした。興味深そうに聞いていた妻は、急にさっきみたいなことを言い...
8文字数:
4054
妻の美波が、暗い顔で僕に声をかけてくる。身体にタオルを巻き付けただけの姿。ついさっき、シャワーを浴びたばかりだ。
『あなた……。お願いします』
暗い声で僕に話しかけてくる。僕は、黙ってうなずきながら、安全カミソリとシェービングクリームを手に取った。美波は、暗い顔のままタオルを外す。タオルが外れると、美波の裸体があらわになる。小柄な身体で、少し痩せ型だ。ここ半年ほどで、かなり痩せてしまった気が...
1文字数:
1125
俺「T子はそれでいいんだよ。その時はそう感じたんだから、それを否定する方がよくないと思うよ。
自分を素直に受け入れて、いまも正直に話してくれるT子を軽蔑するはずないだろ。もっと好きになったよ。」
T子「体と心は別なんだな~と思う。心がかよってない人とでも、マジ逝きしちゃうんだな~って。
文学少女だった頃には、心のないセックスは無いと思ったけど。あんなに逝っちゃえるんだ。
セックス...
8文字数:
4290
大学生の時住んでたマンションの隣に、とんでもねーDQNオヤジが住んでた。
小学生の子供がいて、見た目は若い奥さんと3人暮らし。
DQNオヤジはどう見ても40代~って感じの老けたオヤジ。
実際は、オヤジが46歳で奥さんは31歳。
引っ越し当日、夕方に挨拶へ行くと奥さんが対応。
はぁ~いって扉が開いた瞬間、美人過ぎてキョドった記憶がある。
実はこの奥さんはノルウェ...
3文字数:
2492
一昨年、33歳で結婚できました。
一生独身だと思っていた31歳の秋の土曜日、爆走するトラックに煽られて自転車ごと車道に転倒しそうになった女子高校生を、すんでのところで助けたのが縁でした。
彼女は子供の頃の吉木りさみたいな可愛い顔で、身長は150cm前半くらいに見えました。
その後、同じ場所で毎週顔を合わせるようになり、何となくおしゃべりしていたら・・・。
「お兄さん、この間助...
0文字数:
348
これは自分がまだ幼い少年だった10年前の夏の日の夜。
なぜだか突然、無性に寂しくなって俺はベットの上で泣いていた。
夏という季節は、妙に俺のノスタルジーを刺激する。
特に夏休みが終わる1週間前ぐらいになると、より一層切なさや寂しさを感じるのである。
きっとその時も、そんな漠然とした夏に対する感情で泣いていたのだと思う。
そんな時。廊下の方から声が聞こえて...
2文字数:
1964
毎年正月は親戚達が祖父母に家に集まる、小さい頃は余裕あった寝ところもいとこ達が大きくなるつれにギュウギャウ詰めだった
でも祖父母の喜ぶ顔とお年玉目当てにみんな集まってた
ある年の大晦日だった、元旦が荒れると言うことでみんな大晦日から集まってた
大人たちは毎年のように大騒ぎ、中2の俺にとってはつまらん、紅白も大した興味も無かったから22時過ぎには布団に入った、小さいチビ達はもう寝てて
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