38文字数:
1938
女性が従事する肉体労働の究極の姿は、全裸での海女漁だというのが私の長年の主張だ。
労働に対する最大の効率と成果を追求する為、羞恥心も捨て去り、一糸まとわぬその身のすべてを晒す。
その気高い姿こそ、真のプロフェッショナル。
3箇所の地域の裸海女、実際、最も全裸海女に近かったのはどこの海女だろう?との考察だが。
これは圧倒的に舳倉島の海女だ。
これに関しては異論の余地がない。
私の知る限...
19文字数:
1748
高校の時、交換留学で我が家に黒人留学生のマリックがやってきた。黒人らしく高身長で同い年だが、すでに身長は2m近くあった。訛りはあるものの日本語ば流暢で驚いた。
歓迎の宴をした後、寝室で課題のレポートを書いているマリックに小学5年の妹、洋子は猛アタックをしていた。洋子はマリックの高身長に憧れを持ったようだ。はじめのうちは親は洋子を剥がそうとしていたが、マリックが悪く思っていないのを見て口出しを...
82文字数:
1030
近代文明においていつ頃から近親相姦が禁止されたのかは不明である。
クロード・レヴィ=ストロースは遺伝的には同じ親等なのに交差いとこ婚が認められ平行いとこ婚が認められない慣習が各地にあることから、ヨーロッパでは16世紀以前には近親婚禁止の遺伝的理由付けは行われていなかったとする。
だが、ミシェル・フーコーは『性の歴史』第二部で子供の発育が悪くなるというソクラテスの言葉を引いている。
混同して扱...
37文字数:
1761
メーカー勤務のものですが昔フィリピン人従業員の多いある地方の工場に行かされたことがあります。
同期の友人が先に現地に指導員として行っていて、そいつが交通事故で入院したから見舞い&ピンチヒッターとして行きました。
職場(工場)には、日本人なら高校に行っているはずの歳のフィリピン人娘が中卒で働いています。
大体はすぐに辞めていきますが、根性のある子やお金がどうしても必要な子が機械油にまみれて頑張...
79文字数:
3541
拙者が子供の頃過ごした故郷、能登半島の先の輪島で有名なものに海女がある。
何を隠そう、当時の海女は海に潜るとき身に着けるものいえば、我らと同じ「黒猫」だけであった。女性ながらにもオッパイもむき出しである。
正確には、「サイジ」と呼ばれていて、海女たちが作業上便利なように輪島の海女が考案し、自分たちが手作りした独特の褌と思われ、「越中」の前垂れにあたる部分は前に垂らさず腰紐に巻き込んでいる...
56文字数:
2890
「性」を中心に据えた、力に頼らない日本古来の集団統合~誓約(うけい)~
弥生時代から古墳時代までの間、日本列島は縄文原住民族と渡来した多くの他民族・他部族が混在する人種の坩堝(るつぼ)だった。その日本列島に在って、部族間の争い事に対処するもっとも有効な呪術は、次代が混血する為の性交に拠る人種的和合の「誓約儀式(うけいぎしき)」だった。
日本民族の精神の根底にある「誓約(うけい)」という概...
43文字数:
599
日本書記や古事記のような神話や伝説には、「誓約(うけい)」は忠誠を示す為のもので、誓約(うけい)を行って、新たなる神や子供が誕生する話が多いことがわかります。
一般的には、誓約(うけい)を「占いの結論や神に対する祈りの誓(ちか)いの事だ」としているようです。
しかし実は性交を伴う忠誠のあかしが「誓約(うけい)」であるということが推測されます。
「古事記・日本書紀」の根幹を為すものは、「誓...
42文字数:
1301
列島の民(日本人)は、「先住民(縄文人蝦夷族)と渡来系部族の混血だ」と言われていて、天宇受売(アメノウズメ)の夫神・猿田毘古神(サルタヒコ)は先住民(縄文人)、后神・天宇受売命(アメノウズメノミコト)は渡来系弥生人だった。
神話においては、猿田彦が天孫降臨を感知して雲に上って上天し、「途中まで出迎えた(渡来を歓迎?)」とされ、その時天孫(渡来人・進入部族)は猿田彦に対し天宇受売命を「使者...