序章 私と夫との出会いは、運命的なものでもロマンチックなものでもなく ごくありふれたお見合いのようなものだった。 高校を卒業後、私はテ●●スタッフという派遣会社に登録し 秘書検定にチャレンジしたり、様々な研修なども積極的に受講して ある企業の総合受付スタッフとして勤務していた。 受付、、会社の顔とも言うべきこの仕事に私は誇りと責任を持って取り組んでいた。 そんなある日、昼食休憩から戻ってきた...
どうしてこうなってしまったのか? 私は子供の頃から異常にプライドが高くて、例え相手が教師であっても 他人に屈することが我慢できなかった。 そのような面倒な性格になったのは、恐らく幼少時の環境に原因があると思われる。 物心ついた時には既に父が居なくて、私は母の女手ひとつで育てられた。 余裕のない暮らしではあったが、綺麗で優しい母のことが大好きだったため 母との二人暮らしは決して悪いものではなか...
にゅう工房
サークル冥魅亭
サゲジョー
スタジオ・ダイヤ
昨年1月にリストラされて転職活動をしてきたが 箸にも棒にもかからず 経験してきたOA機器のルートセールスはどうにも潰しがきかない 他業種の営業にもチャレンジしてみたがやはり畑違いとのことで ”お祈り”されるだけ 家族は妻と4歳の娘の三人暮らし 妻には失業してることも転職活動してることも内緒だった 今夜は妻の得意料理「ロールキャベツのボルシチ」が夕食 家族みんなで箸をつつきながらいつもの団らん...
蝉時雨の中、君が撒いた打ち水。 「あっ!ごめんなさい…」 思いかけない君との出会い そして恋に落ちた。 青い空が眩しく、白い雲が流れてた。 薫風の中、君と歩き、涼風の中、君を抱いた。 開け放たれた窓々はまるで夏座敷、明かりを落とし君を愛撫した。 君の肌が色めき立つのが暗闇にも分かった。 君の茂みは湿り気を絶やさず、花弁を割れば蜜が溢れた。 花芯を撫でれば、君の吐息が艶かしかった...
俺は東海地方にある某国立大学を卒業後、自動車業界に就職した。 いわゆる自動車本体を作る完成品メーカーだ。 一括りに自動車業界と言っても、完成品メーカー、完成品メーカーから資本金が投入されている直接の子会社、 そして、それ以外のいわゆる完全下請けの会社が存在する。 もちろんピラミッドのトップに君臨するのは完成品メーカーで、最下層に位置付けされるのは資本提携のない完全下請けの会社になる。 そんな...
社員食堂の喧騒の中、同僚たちが僕の携帯を覗き込んでいた。 ウェディングドレス姿の妻の写真を皆が食い入るように見る様は 普段、あまり目立つことのない僕にとっては、何とも言えない優越感が半端なかった。 しかし、それが今では・・・・ 「完堕ちしたよ」 そう聞かされたのは、それから僅か1ヶ月後だった。 かつて社員食堂で見せた妻の画像はウェディングドレス姿で きりっとした涼しげな美貌に優しい表情を浮か...
身バレ等リスクがあるので、あまり詳しくは書けないが 数年前まで俺は某イベント会社に勤めていた。 そこでの出来事を懺悔したいと思う。 イベント会社と言っても零細企業だったので、 従業員は4名程度、俺の直属の上司は専務だった。 しかも、その専務は社長の奥さんという家族経営の典型的なパターンだった。 ただ、ことわっておかなければならないのは、 この専務、その名も葵さんというのだが、けっして能力が低...
俺がニートだった頃の話、大学は卒業したが就職に失敗しニートになった 24時間部屋こもり、飯は部屋の前に母親が置いていく、それ以外は親はほとんど2階にもこなくなった 誰もいない昼間にシャワー浴び、ごみ出したりしてる、時々風に当たりに外に出てた その日はお袋に金頼んどいたから、テーブルの上に上がってた、車庫見たら親父の車止まってたから勝手に運転して買い物に出掛けた 帰りもの凄く可愛い子が...