女子校出身の美亜と熟女教師の百合物語。 関西某所。 あれは14歳の頃。 知り合いの男に強姦された美亜はまともな結婚を諦めた。まともな恋、まともな人生を掴めないと思った。 思春期ゆえの潔癖さで処女を守っていた美亜にとって処女こそ全てだった。 枝毛だらけで陽があたれば焦茶色に見える長い黒髪、全てを諦めたような奥二重で切れ長の瞳、美亜は黙ってさえいれば同年代にない色気を醸し出していた。 男はその色...
夕鍋進行中
かみか堂
あせろら
Sage
42でお腹周りが少し気になるけどまだ胸が張っていることが唯一の救いの普通の専業主婦している亜紀です。 時々ママ友から稲森いずみ似と言われるけど目尻の皺や手荒れを隠すためのお肌の手入れが大変です。 もう5年程前になるのかしら・・・ 6つ上の主人は建設業界に勤め「現場に行く」と土日も忙しく課長になると帰宅が遅く酔ってくることが多くなった。 1人息子の貞雄は中学生になり塾だけでなく家庭教師もと考...
突然なマイケルからの連絡にざわつく身体を静めながら出た。 「元気にしているの?」 懐かしい声から岩国で働く同僚がほどなく立川に異動するから「紹介したい」と。 「日本語はまだたどたどしいけど 名前はトム いい奴だよ」 「マイケルみたいな人なの」 「あだ名が熟女モンスタ-と言って黒人だけど」 旦那とは完全にレスで定刻には帰宅し2人だけの家では空気のような存在だった。 静けさを破るように見覚えのな...
子供は娘真紀と息子武志の2人で訳ありながら今は各々家庭を持ち元気に暮らしている。 持ち家でごく普通の家族のように良き父良き母を演じ振る舞いママ友からは羨ましがらていた。 山田太一氏の訃報に接しご冥福をお祈りしつつ胸を撫で下ろすように「岸辺のアルバム」擬きの世間体の良い家族はいるわよねと呟いた。 今だから私だけが知っている本当の家族の秘密の姿を告白するわね。 娘真紀は大学生になると英語を学びた...
あれから卓也は私を誘ってよく外に出るようになった。 最初こそはラブホテル巡りだと思っていたが、買い物をしにショッピングセンターへ行ったりもした。 卓也にとっては数年ぶりにショッピングセンター、辺りを見回しキョロキョロしている。 そして一軒の下着専門店を見つけると私の手を引っ張っていった。 そこは女性下着の専門店で、入り口には下着を穿いたマネキンがありマネキンに中にセットされている灯りで下着が...
主人がいつもより早く帰ってきたのは、明日からの急な出張があってのことだった。 そのおかげで石鹸の件も根掘り葉掘り聞かれずに済みました。 一応、玄関で買ってきた石鹸を落として中の物が散らばって、匂いが着いたと説明だけはしておいたのでした。 主人の出張の件は卓也も2階に上がる途中の階段で聞いていました。 しかも期間が2か月とあって卓也は大喜びしていたと思います。 正式に主人から卓也に伝えられたの...
卓也と初めて関係を持って3年が過ぎた。 その頃には卓也も私たちと一緒に食事をするようになり少しづつだったが会話も増えた。 「たっくん、今度お母さんと一緒に買い物に行こうか。シャツだってたっくんのお気に入りがあるだろうし、時には外に出てお日様を浴びるのも気持ちいいよ。」 「そうだよ、卓也、お母さんと買い物に行っておいで、、お父さんも行きたいな。」 なんて主人も言うようになった。 しかし、翌日は...