15少年漂流記....残虐な食人種との死闘...③


突然小屋の向こう側の部落から大きな歓声があがります。
救出の少年たちはそっと場所を移動し、部落の広場を見下ろせる高台に潜みました。
広場には完全武装した裸の食人種の男たちが踊り、叫び、興奮しています。
この戦士たちを囲むように食人種の女や子どもたちがたくさん集まっています。
やがて広場の真ん中に大きな鍋が置かれ、下から火がたかれました。
そしてなんとまだ10代の少年2人が引き立てられて来たのです。
真っ黒な食人種と比べたらやや薄い肌の褐色の少年で、顔立ちも理性的です。
おそらくかなり離れた場所に住む別の部族で、激しい戦いの後に生け捕りにされ、引き立てられたようです。
2人の少年は後ろ手に縛られ、広場の真ん中の杭に繋がれました。けばけばしい仮装をした戦士たちが周囲を踊り狂います。
2人の少年は諦めたのか抵抗もせず、じっと前を向いています。
やがて酋長らしいワニの頭の冠を被った大男が1人の少年を指差し、叫びました。
戦士たちが少年を杭から解いて丸太の柱に縛りつけます。
少年の腰にまとった布もちぎられ素っ裸にされました。
戦士たちは叫びながらその丸太を抱え、横にします。
そして穴を掘って両側にワイ型の木の股に載せました。
食人種の子どもたちが皿や壺を持ち、全裸で縛られた少年の身体に何かを塗りこんでいます。
歌い、叫びながらどろどろの液体を塗りこんでいきます。
「大変だ、多分あの子は焼きき殺される」
「あの液体はなんだろ?」
「多分照り焼きにされるから味付けの油とかだよ」
「可哀想に、助けられないかな?」
「食人種だから人間を食べる、僕たちが羊や豚を食べるのと同じだよ」
縛られた少年の口には何かを詰められ、穴の中には木の枝などが敷き詰められて、照り焼きの用意が出来ました。
小さな少女が深い皿を持ち、別の少女が木のナイフを持ち、縛られた少年の下腹部をまさぐり、チンチンを握りしめ、引っ張ります。
真下に皿が出されチンチンは根元から切り取られます。
激しい悲鳴、そしてほとばしる真っ赤な血が皿に受けられます。
続いて少女は睾丸を握りしめ、引っ張り切り取ります。
出血は激しく、皿は次々に交換され、少年の声も途絶えてきます。
十分に血抜きしたらゆっくりと火が起こされ、ジリジリと裸の少年の身体はあぶられていきます。
縛られた丸太はゆっくり回され、むらなく焼き上げるように何度も味付け液が塗り直されます。
やがて広場に甘い香りがただよい、少年は息絶えたようです。
酋長の叫びで部落の女子どもが群がり、バナナの葉に載せられた照り焼きは切り取られ、ちぎられてみるみるなくなりました。
そして酋長は何か大声で叫びました。鍋を指差し、叫びます。
何人かの戦士が小屋に向かいました。
「大変だ、マリンたちが危ない」
救出隊の少年たちは決意を固めました。
仲間を助け出すのです。

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