あの日、友達に誘われて、私は人生で初めてアダルトショップという場所に足を踏み入れた。正直、最初は緊張していた。怪しい雰囲気だったらどうしよう。変な目で見られたら? そんな不安をよそに、店内は意外にも明るく清潔で、どこかポップな雰囲気さえ漂っていた。
カラフルに並ぶパッケージ、デザイン性の高いディスプレイ、女性専用コーナーには「初心者さん向け」や「人気ランキング」など親切な表示まである。「なんか、思ってたのと違う…」と戸惑いながらも、私はその世界に少しずつ引き込まれていった。
その中で、特に目を引いたのが「吸うやつhttps://www.beyourlover.co.jp/suction-goods
」だった。そう、いわゆる「吸引系バイブ」と呼ばれる女性おもちゃ。パッケージには「潮吹き体験率90%以上!」「吸われる新感覚♡」など、ちょっと信じがたい文言が並ぶ。「ほんとにそんなに気持ちいいの?」という好奇心が、じわじわと勝っていく。
「え、これ、ただのジョーク商品じゃなくて、ガチのやつ?」
気がついたら、私は店員さんに話しかけていた。女性スタッフが丁寧に教えてくれた。「これ、初めての方でもびっくりするくらい感じやすいんです。吸引式って、直接触れずにクリトリスを刺激するので、敏感な方にもおすすめですよ」と。
その言葉に背中を押され、私は一つの吸引系アイテムを購入。丸くて手のひらサイズのボディ、USB充電式で防水、音も静か。名前はちょっと恥ずかしいけど、デザインはまるで美容家電みたいで「これなら誰かに見られても大丈夫かも」と思えた。
帰宅してから、早速使ってみた。最初は恐る恐るだったが、スイッチを入れて「吸われる感覚」が肌に触れた瞬間、その快感に思わず息を呑んだ。——あ、これ、想像以上かも。
振動ではなく、まるで軽くチュッとキスされるようなリズムで、じわじわと快感が広がっていく。刺激が直接的ではない分、身体が自ら反応していく感じが新鮮で、気づけば呼吸が乱れていた。数分後、私は文字通り声を上げていた。
これが、「吸うやつ」の実力か…。
それからというもの、私はすっかりそのトリコになってしまった。ストレスがたまった日も、自信を失いそうな夜も、そっと引き出しから取り出して、自分の時間を取り戻すように。誰かに与えられるものではなく、自分で見つけた快楽。アダルトショップで出会ったこのアイテムは、私に「自分のための性」を教えてくれた。
今では、友達にもすすめている。「ねぇ、“吸うやつ”使ったことある?マジで世界変わるよ」と。最初はみんな照れるけれど、使ってみたら高確率で「なんでもっと早く教えてくれなかったの!?」となるのだ。
アダルトショップhttps://www.beyourlover.co.jp/
という場所は、最初こそ敷居が高く感じられるかもしれない。でも、そこには“恥ずかしい”よりも“知りたい”“感じたい”を大切にする空気がある。そして、「吸うやつ」は、その中でも特に革命的なアイテムだ。
性を楽しむこと、自分の身体と向き合うこと、それは恥ずかしいことなんかじゃない。むしろ、自分を大切にするひとつの方法。アダルトショップで出会った「吸うやつ」は、私の中のそんな価値観を、優しく塗り替えてくれた。