久しぶりに妻と温泉宿に行ったら、イケメン二人に声をかけられた


 息子が泊まりで学校の野外教室に行くタイミングに合わせて、久しぶりに妻と二人で温泉宿に泊まることになった。息子が生まれて8年、二人で出かけることは一度もなかったと思う。
 久しぶりに二人で過ごす休日、なんとなく照れくさいなと思っていた。車を走らせると、妻の佳奈美が楽しそうに話し始める。
「ホント、二人でお出かけなんて、何年ぶり? 変な感じがするね」
 今日の佳奈美は、いつもと違ってちゃんとメイクもしているし、髪も巻きドライヤーでしっかりとカールしている。服も、スカートを穿いている姿を久しぶりに見た気がする。
 もともと整った顔をしていて、美人と言われることも多いタイプなので、ノーメイクに近くてもそれなりに綺麗だった。でも、しっかりと身支度を調えた佳奈美は、本当に美しいなと思った。

「え? 今頃気がついたの? まぁ、美人は3日で飽きるって言うしね」
 佳奈美も、私が褒めるとおどけて言った。佳奈美との生活もすっかりと日常になっていて、女として見ていなかったなと反省しながら車を走らせた。
「良い天気だね。なお君の方も、晴れてるのかな?」
 やっぱり、息子のことが気になるみたいだ。生意気なところも出てきているが、やっぱりまだまだ8歳は可愛い。友達と楽しくやってるはずだよと言いながら、ドライブを続けた。

 そして、夫婦岩や滝なんかを見学し、五平餅を食べたりしながら観光した。昔、若い頃にも二人で来たことがある場所だ。面白いもので、若い頃とは観光地の楽しさも変わった。若い頃は退屈だなと思ったりしたが、今はけっこう楽しい。感じ方も変化するものなんだなと思いながら、楽しく過ごした。

 そして、昼を食べた。それなりに混んでいるところが多かったが、道の駅でソバを食べた。相席で男性二人のテーブルに座った。
 別に、相席には抵抗はないが、男性二人がまだ若そうで、二人ともイケメンなのが少し気になった。佳奈美も、少し緊張した顔になっているが、なんとなく嬉しそうな雰囲気もしている。

 すると、男性二人が挨拶をしてきた。私も軽く挨拶をしたが、佳奈美は笑顔でしっかりと挨拶をしている。やっぱり、イケメンには弱いのかな? と、少しモヤモヤしてしまった。
 男性二人は、にこやかに挨拶をしている。自己紹介も始まり、二人は大学生で、ツーリング旅行に来ているそうだ。佳奈美は、
「へぇ、オートバイ乗ってるんだ。気をつけてね。でも、格好いいわね」
 と、会話を続ける。なんというか、少しおばちゃんが出てきているなと思うが、相変わらず社交的だなと感心もした。佳奈美から見たら、息子に近いような感覚なのかも知れない。
 やたらと、気をつけてねと心配するようなことを言っている。
「ありがとうございます。安全運転で行きます」
 穏やかに答える若者。佳奈美は、私に、息子がバイク乗りたいって言ったらどうする? と、聞いてきた。私が答える前に、若者の一人が、
「えっ? お子さんいるんですか?」
 と、驚いたように聞く。佳奈美は、いるわよと答えたが、二人とも驚いた顔をしていた。若く見えるので、自分たちと同じくらいの年かと思ったと言っている。
「またまた〜。お世辞言うにも程があるわ」
 佳奈美は、そんな風に言いながらも全力の笑顔だ。こんなにも嬉しそうな佳奈美は、久しぶりだ。
「いやいや、マジでビックリしました。ホント、お綺麗ですよね」
 イケメンに褒められて、佳奈美は完全に舞い上がっている。そして、二人のことも褒め始めた。
「ホント、イケメンね。最近の若い人は、みんな格好いいわね」
 佳奈美が他の男を褒めているのは、正直モヤモヤしてしまう。嫉妬……ヤキモチ? こんな若い子相手に、私も大人げないとは思う。でも、二人ともすごく礼儀正しいし、食べ方も綺麗だ。ケチのつけようがなくて、やっぱりモヤモヤしてしまった。

 とは言っても、混雑している飲食店での昼食なので、彼らはさっとソバを食べると、さわやかに挨拶をして出て行った。
「フフ、大学生かと思ったって」
 楽しそうな佳奈美。私は、お世辞だよと言おうと思ってなんとか踏みとどまった。
「パパ、ヤキモチ焼いてる? フフ、顔に出てるよ。なんか、嬉しいな」
 佳奈美は、幸せそうだ。私は、まだモヤモヤした気持ちは残っていながらも、こんなにも楽しそうな佳奈美を見て幸せを感じていた……。

 ソバ屋を出ると、佳奈美が手を繋いできた。久しぶりの感触に、ドキドキしてしまった。
「デートみたいだね」
 佳奈美は、良い笑顔で話しかけてくる。私も、久しぶりにときめいたような気持ちになり、幸せだった。

 車で移動を始めると、
「パパも、まだヤキモチ焼いてくれるんだね。そんな気持ち、残ってたんだね」
 と、嬉しそうな佳奈美。私は、別にそんな事はないと言った。
「本当に? じゃあ、あのままナンパされちゃったら、ついていっても良いの?」
 佳奈美は、少しだけムキになったような感じだ。私も、素直に嫉妬したと言えば良いのに、なんとなくムキになってしまった。別に良いよと告げると、
「もう! じゃあ、ついてっちゃうよ!」
 と、すねたように言った。すねた顔も可愛いなと思い、そう言うと、
「パパって、素直じゃないね。でも、大好きだよ」
 と、言ってくれた。本当に、あっという間の8年間だったなと思いながら、幸せをかみしめていた。

 宿に着くと、とりあえず温泉に入った。露天風呂の開放感に、鼻歌を歌ってしまいそうになる。そして、のんびりとリラックスしたあと、部屋に戻った。まだ佳奈美は戻ってきていなかったので、お茶を作って飲み始めた。浴衣を着て、温泉宿でお茶を飲む……。やっぱり、若い頃よりも良いものだなと感じる。年齢とともに、好みも変わっていくんだなと思った。
 以前は、こんな風に和室で浴衣を着てのんびりなんて、退屈だと思っていた。すると、佳奈美が戻ってきた。浴衣姿の彼女は、とても妖艶に見えた。
 メイクを落としたせいで、見た感じは若くなった。でも、髪をアップにしているので、うなじがセクシーだ。胸も大きめなので、浴衣を着ているととても目立つ。

「良いお湯だった〜」
 佳奈美は、そんな風に言いながらお茶を飲み始めた。まだ、夕食までには時間がある。私は、妖艶な雰囲気の佳奈美を抱きしめてキスをした。佳奈美は、驚くこともなくすぐに舌を絡めてくる。
 佳奈美も、こんな展開を予想していたみたいな感じだ。
「ドキドキしちゃうね」
 佳奈美は、恥ずかしそうだ。考えてみれば、こんなガチなキスは久しぶりだ。セックス自体も、数ヶ月はしていないと思う。
 私は、キスをしながら佳奈美を畳の上に押し倒していく。少し乱れた浴衣……胸の谷間が見え隠れする。私は、さらに興奮した状態になりながらキスを続けた。
「パパ、もうして欲しい……欲しくなっちゃった……」
 佳奈美は、顔を赤くしながらねだる。私は、興奮状態で佳奈美の浴衣を拡げた。大きな胸があらわになる。ブラジャーをつけていないので、乳首まで丸見えだ。

 私は、すぐに佳奈美の乳首にむしゃぶりついた。すでに固くなっている乳首を舐めると、佳奈美は甘い吐息を漏らす。
「んぅ、フゥ、パパ、気持ちいい……」
 佳奈美は、本当に気持ちよさそうな顔になっている。はだけた浴衣、なまめかしい太もも、そして、揺れる大きな胸。本当にセクシーで、興奮がどんどん大きくなっていく。
「パパ、もう来て……欲しいの」
 佳奈美は、潤んだ目で私を見つめながら言った。こんなに発情したような顔は、今まで見たことがない。私は、すぐに浴衣を脱いで佳奈美に覆い被さっていく。
「パパ、早く……我慢できない」
 悩ましげな声をあげる佳奈美……。私は、妊娠のことが頭をよぎったが、そのままペニスを挿入した。
「うぅっ、あっ、パパ、固いよ、すごく固くなってる」
 佳奈美は、とろけた声をあげる。私は、おそらく8年ぶりの生挿入の快感に、すでに射精感が湧いてしまっている。

 私は、腰を振り始めた。佳奈美は、さらにとろけた顔にり、私のことを見つめてくる。愛情を感じる表情だ。私も、愛してると言いながらキスをした。濃厚にキスをしながら、夢中で腰を振る……射精感はさらに高まっていく。もう、ほとんど限界だ。
 私は、慌ててキスをふりほどき、ペニスを抜いてしごきながら果てた……。
「キャッ、フフ、いっぱい出た」
 佳奈美は、お腹や首筋を精液まみれにしながら微笑んでいる。私は、コンドームをしていなかったことを謝った。
「大丈夫だよ。今日は、平気……すごく気持ちよかった。パパ、愛してる」
 佳奈美は、うっとりした顔で言ってくれた。でも、私はあまりに短いセックスになってしまったなと、反省する気持ちが大きくなっていた……。

 そして、夕食の時間になった。佳奈美は、やっぱり手を繋いでくる。本当に可愛いなと思いながら、夕食は何かな? と、テンションが上がっていた。
 食事は、メインダイニングというのだろうか? 比較的大きな和食レストランみたいな場所だ。個室ではないが、2〜3テーブルが一区画みたいな感じで間仕切りされている。
 そして、仲居さんに案内されてテーブルに着くと、隣のテーブルに彼らがいた。昼のソバ屋さんで一緒だったイケメン二人組だ。佳奈美が気がつき、話しかけた。
「こんばんは。宿、ここだったのね。偶然ね」
 佳奈美は、わかりやすく上機嫌だ。若者二人も驚いた顔で、
「こんな事って、あるんですね。でも、嬉しいです。佳奈美さんみたいな美人と食事できるなんて」
 と、言った。よく名前を覚えていたなと感心してしまった。そして、4人で食事をする感じになった。コースなので、食事内容もほぼ一緒だ。4人でビールを飲みながらの食事が進んでいく。

「へぇ、日本一周もするのね。学生のうちしか出来ないかも知れないもんね。良いと思うわ」
 佳奈美は、饒舌だ。逆に、私はほとんどしゃべっていない感じになっている。どうしても、モヤモヤというか、軽く嫉妬してしまって話が出来ない……。
「え? いくつくらいに見える?」
 佳奈美が、年齢の話にそんなリアクションをする。
「いっても、25くらいかと思いました」
「マジで同年代かなって」
 二人は、口裏を合わせたように褒める。
「35歳よ。もう、おばちゃんだわ。あなたたちの母親に近い年齢じゃない?」
 佳奈美は、嬉しそうに答える。お世辞だとしても、ここまで無邪気に喜ぶと、本当に可愛いなと思う。
「全然違いますよ。佳奈美さん、メチャ美人だし」

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