お寺で、待っていた女性7、8人の目の前で籤を引いて、その儀式が


夜這いは知らんが、その儀式だけはある。
今年もあったから、嘘じゃない。
     
私の場合は、もう随分昔の話だが。
川向こうの在所のお寺の庫裏だった。
今は立派な公民館がお寺の隣に立っているが
当時はその庫裏が公民館代わりだった。
庫裏には直接行かずに、本堂の中で、その在所の女性7、8人が待っていて、その女性達の
目の前で籤を引いた、正面に座っていた30前の美人タイプの女性が、本堂に入って
最初に目に付いて、この女性と、と思ってたら、その人が最初の籤に当たったので
興奮したのを覚えている。
庫裏の中に入ると、女性が私の服を脱がせてくれて、いきなり私の男性自身を掴んで扱きながら
声をかけてくれ、そのまま口に含んでくれた。
私は、そのまま吐精しそうになったら、彼女はその行為をやめ
仰向けになって、両足を開いて、私の体をその間に導き、一通り女性のその部分の説明をしたあと
挿入させてくれた。
私は、二三度、動いてそのままあっけなく果ててしまった。
しばらく彼女の体の上に重なっていると、彼女が唇を求めてきた、これも私の初体験だったが
その感触は生々しく覚えている。
そのあと、まだ勢いが衰えなかったわたしの、男性自身を彼女の部分から抜くと、彼女が自分の股間に
ティッシュを押し付けながら、私の男性自身を口で清めてくれた。
彼女をその場に残して、私は本堂に戻った。残っていた女性達が、興味深げに私を見ていた。
年配の女性が「すぐにできるか?」と聞いたので、私は黙ってうなづいた。
二度目の相手は、私の母の兄の息子さんの嫁さんだった。
この在所を籤に引いた時に可能性は感じていたが、本当に引いたのは驚いてしまった。
しかし、彼女は当たり前のように立ち上がると、私の手を引いて、庫裏に連れて行ってくれた。
先に交わった女性が、まだ裸のままそこにいた。
彼女は私達が入室したのにも関わらず、布団の上で身体を横たえていた。
     
     
先に交わった女性が、私達の組み合わせを見ると苦笑して、さっと場所を空けてくれた
二回目の相手の女性が私の服を脱がせてくれて、自分の服を脱いでいる間に
休息していた女性が、再び私の男性自身を掴んで舐め始めた。
二回目の相手の女性が、裸になって私達二人の様子を見ているのを、一度目の女性が
こちらに近づくように誘うと、彼女が近づいてきた、そしてぎこちなく立ったままの
私に唇を重ねてきてくれた。
私は彼女の胸に掌を這わせて、乳房を嬲っていた。
一度目の女性が小声で私達にささやいた。
内容は、私たちが近い身内であることと、昔ならそれでもしたけど、今はやめておいたほうが
よいということだった。
二度目の女性が、村の決まりごとだと反論すると、彼女は、あとで
二度目の女性の旦那にも言うから、表向きは二度目の女性が勤めた事にして、
二度目も自分が相手をするということだった。
私も、そのほうが従兄弟夫婦と気まずい思いをしなくてすむと思い了解した。
二度目は、私が仰向けに横たわり、一回目の女性が私の上に乗って交わる騎乗位で交わった。
二度目の女性が、済まなそうに私の唇にキスをしたり、自分の乳房を触らせたりして介添えをしたまま
私は、一度目の女性の指示通りに腰を動かし、ふたたび、先ほど射精した女性の胎内に
二度目の射精もした。
私達が、というか私が余韻を味わう暇も無く、一度目の女性がさっと立ち上がって、私の男性自身を
自分の胎内から、抜くとさっと、枕元にあった懐紙で自分の股間を押さえ、布団横においてあった
自分の服を持って、私達が入ってきた入り口と反対の出口から出て行った。
残された私達二人は、何をして良いのかわからなかったが、やがて残った女性が
私の、まだ堅くなったままの男性自身を懐紙で丁寧に拭くと、服を着せてくれ、自分も服を着て
本堂の方に歩いていった。本堂では、残った女性達が、お菓子を食べながら話していた。
     
     
私達が、やってくると、女性達が私の席を作ってくれて、いろいろと私に話しかけてきた。
女性を口説く秘訣とか、町の男女の決め事とか、最近ではめっきり無くなったと前置きした上で
夜這いの決まり事とかいろんな話を教えてくれた。
話しているうちに、一度目の女性がその場に戻ってきて、私の隣に座って会話に加わった。
その女性が露骨に私の男性自身の話や、性交中の話を残っていた女性に自慢するように話を
しだしたので、私は顔を真っ赤にして畳を見てるしかなかった。
半時間ほどの会話の時間のあいだ、私は恥ずかしさのあまり顔を上げることができなかった。
会話が一巡した後、その座の世話役の女性が再び籤を引く事を私に求めた。
今度の籤で引いたのは、若後家の女性で、その座の中で一番若い女性だった。
なかなかの美人で、会話の間萎縮して、すっかり勢いを失っていた私の男性自身も
再び堅く力を取り戻した。
彼女がたちあがり、私の傍に近づいて私の手を取り、再び庫裏の方に連れて行ってくれた
知らないうちに、先ほど乱れていた寝具が、新しいものと交換されており、その上で
彼女が、スルスルと服を脱ぎ捨てた、そして私の、前に立ってしゃがみこむと、服を脱がせ
私の男性自身を扱くと、そのまま口の中に含んで激しく舌で舐め始めた。
私が思わず射精しそうになると、さっと口をはなして、耳元で、どのような体位でしたいかと
聞いてきた、私は耳学問でいろんな体位の話は知っていたが、答えられないでいると
先の二回は、どんな体位であったかと聞いてきた。
その質問に答えると、彼女は、今度は後ろからしようねと言って、そのまま私の前に
お尻をつきだした、私が挿入するところがわからなくてうろうろしていると、股間から手を伸ばして
私の男性自身の先をつかみ、入り口に導いてくれた、そしてそのまま挿入。
先の二度とは違って、かなり、私は我慢する事ができ、そのあいだ、彼女の乳房をなぶったり
いろいろとすることができた、そして、そのまま射精。
重ね落ちるように布団に倒れこみ、しばらく荒く呼吸をしていると、彼女の方から
唇を求めてきて、ずっとキスをしていた。
     
     
どのくらい、キスをしてお互いの身体をまさぐっていたかわからないが、
私の男性自身が勢いを失って、彼女のそこから出てきたときを見計らって
彼女がすばやく、懐紙をその場所に当てた。
三度目なのに、いっぱいだしたね といわれて少々舞い上がった。
そのまま、もう一度彼女としたいと思ったが、彼女にせかされて
慌てて服を着て本堂に戻った、
本堂に戻ると、先ほどの女性達がまだお喋りの真っ最中だった。
一度目の相手をしてくれた女性が、私に、まだ時間があるから、本当は
三度って決まってるけど、ココの人が全員了解したからもう一度籤をひきなさいと
言った、私は黙って籤を引いた。四度目の女性は、37歳位の私の友人の母親だった。
その友人は、小学校以来の親友といっていい間柄で、その母親もよく知った人だった。
しかし、その女性は黙って立ち上がると、私と連れ立って庫裏に入った。
先ほどと同じように寝具が入れ替えられていて、その上で、女性が服を脱ぐ、私も黙って
服を脱いで、裸でお互い向かい合う形で立った。
立ったまま抱き合い、そのまま布団の中に倒れこみ、そのまま正常位で挿入し、そのまま果てた。
事が終わってから、彼女が今夜のことは息子には内緒と苦笑しながら囁いたのを覚えている。
彼女の言うがままに、先に服を着て、裸の彼女を残して、本堂に戻った。
本堂では、残った女性達が本尊の前に並んでいて、私を自分達の前に座らせると、
お経を読み出した、私は、その前で黙って座っていた。一通りお経がすむと、最初の女性が私の手を
とって、庫裏のほうに誘い、そのあとを女性達がぞろぞろとついてきた。
     
     
庫裏は、寝具が引き払われ、かわりにしっかりと衣装を調えた
友人の母が正座して待っていた。
一番目の女性が、その女性の前に私を立たせると、
私と関係してない女性達が、服を脱がし、
そのあと、一番最初に相手をしてくれた女性が私に褌を締めてくれて
二番目の人が白衣を、三番目の女性が袴を、四番目の人が裃を着させてくれた。
そして、一番目の人が、両手を畳につけて おめでとうございますと礼をすると
他の女性もそれに唱和して、おめでとうございますと言った。
そのあと、社務所に戻って、友人達と明け方まで騒いだ。
当然、相手の女性の話も出たが、誰がどの在所の公民館に行ったかは
言わない掟なので、黙っていた。
私が関係した四番目の女性の息子もその場にいたが
私は言わなかった。
     
     
当時の事を思い返しながら、書いたので時間がかかったが
その行事の、民俗学的な部分とは、そんなところである。

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