ついに憧れの姉と結ばれて 序章


これは数年前僕が長年の夢を叶えた話です。春先頃、僕の姉が親の一周忌で実家に帰省しました。義兄(姉の夫)と姪(姉の長女)も来るはずでしたが、2人とも仕事の都合で来れなくなり姉一人の帰郷となったのです。僕は車で2時間ほどの某JRの駅に姉を迎えに行きました。途中、なぜか心がだんだんとウキウキし始めてきました。お互いいい年なのになぜこんなに心が高揚するのか、天気も良く久しぶりの楽しい気分を味わいながら目的地へと一人旅のドライブです。列車の時間よりも30分ほど早く到着し、僕はとりあえず待合室に入りました。時間があるので冷たい缶コーヒーを買い、待合室で一服しました。その時の冷えた苦みの感触が何とも言えない味わいでした。明らかに今自分は自分にとって特別な時間を堪能している、いや、違う、「 ❝特別な女❞ を待っているのだ」と。待合室の時計を見るとまだ20分弱あります。(こうしてはいられない!)と思うや僕は席を発ち、すぐさまトイレに向かいました。駅は最近全面回収されたようでトイレもキレイになっていました。最奥の個室に入ると僕は便座に座りズボンを下ろしました。そして一時ほど周囲の状況に耳を澄ましながら、すぐにペニスを握りました。もうすでに7割方出来上がっています。僕は数十年前の姉との想い出を回想しながら手を上下させます。長い時空を超えてよみがえるあの時の感動・興奮・驚き・・そして美しすぎる実姉の一糸まとわぬカラダ・・・その瞬間、僕の欲望ははじけ飛び、なんとも言えない余韻が僕を支配します。久しぶりの完璧なマスターベーションでした。携帯を見ると時間が経過し、姉の到着まで5分を切っていました。急ぎ先端を拭きズボンを穿きながら水を流してトイレを出ると、携帯のバイブが振動しました。案の定、僕の姉からでした。
「もしもし、Kちゃん、もうすぐ着くの?」
「うん、ごめんね、遠いところ来させちゃって」
「いや、気にせんで、ちょうど時間が空いたし。じゃあ、ホームで待ってるから」
「うん、ありがと、お願い。」
携帯が切れると僕は一目散に入場券を買い、他人を押しのけるかのように改札口を通過しました。ホームにたたずむこと数分、昔、大学から帰省した姉を駅までタクシーで迎えに行った記憶が呼び起こされました。あの時すでに姉への欲望を抱いていたのですが、今は久方振りの経験にまた違った感情が湧いてきていました。いつの間にか列車がホームに入っており、ざわつきが起こりました。乗客が我先にと降りてきましたが、僕は全く慌てず開いた出口を眺め続けました。やっと客が切れたころに、姉が軽い足取りで降りてきました。姉はすぐに僕に気づき、さわやかな笑顔で近づいてきました。オレンジの薄い丸首の長袖シャツに薄い水色で脛の下部分が露出した綿パンツ姿・・・飾り気なしの衣服ながら美しさが滲み出ています。僕は自然と笑顔になりゆっくりと彼女に歩み寄り、
「時間通りだね、Kちゃん、久しぶり!」
姉は右手を大きく広げて振りながら、
「よっちゃん、ありがと、元気してた?」
「うん、変わりないよ、それで・・・・」
姉は相変わらずスレンダーで贅肉がなく、スラリとした体形ながら、胸は結構「バン!」と張っている状態でブラジャーでしっかりと形を保っているのが分かりました。
(さすが、僕の姉さんだ、キレイだ・・・・)
実の姉に惚れ惚れしながらも僕は姉の手荷物を引き取り、僕と姉は歩きながらとりとめもない会話を交わしました。僕は姉をロータリーで待たせて車で姉を迎えました。僕はいつにもなく足早に降車し助手席のドアを開けて姉をエスコートしました。不思議と照れとか恥ずかしさは全く感じませんでした。それどころかずっと愛してやまなかった実の姉を大事にしている自分が誇らしく思え、自然と女性の扱いができていたのです。
「ああ、ありがとう、よっちゃん!」
姉は本当にうれしそうにお礼を言ってくれました。僕は運転席に乗り込みながら、
(当たり前だよ、だって僕のキレイな姉さんなんだから・・・・・・)
「じゃあ、ゆっくり帰ろうか!」
「うん、お願いします」
姉は少し遠慮を含んだはにかんだ笑顔で言いました。僕は何ともたまらない気持ちになりながらも、感情をあまり表に出さずゆっくりとアクセルを踏みハンドルを操作しましたが顔は笑っていました。これから2時間弱のドライブデートが始まります。相手はもちろん実の姉K子です。この間、そしてこの後に実家で何が起こるのかは、この時の僕は具体的に想定していませんでした。ただ、今この瞬間から姉K子と弟である僕と約2日間の物語が始まるのです。そう、30数年前のあの時からの僕の中で止まった ❝と き❞ がゆっくりと確実に動き出したのです。

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