コロナ禍の中で出会い系を半年ほどやってみた感想


コロナで仕事がヒマになったこともあって(40代後半自営業、実質所得2000万円程度、妻と子供2人)、出会い系サイトに登録してみた。もともと5年になる恋人の甲さん(アラフィフ、既婚、子供あり)がいて、甲さんとはナンネット的な遊びをしていたのだけど、ナンネットのような異性に満たされた男達じゃなくて、出会いを求めている男性達に彼女の裸の画像や動画でも見せてあげた方が喜ぶんじゃないのっていうくらいが登録の動機だった(2020年3月登録)

 

登録してしばらくは、業者さん、あるいは個人事業主売春婦さんからの売り込みのメッセージがどんどん届いた。お店のサイトで顔と身体を出しても客が付かない、あるいはそういった店で働く程度の協調性みたいなものがない女性が多いのだろうなと思うので放置しておいた。出会い系サイト内で日記がかけるので、そこに彼女とこんなラブホテル行ったとかいうような内容を性描写は抜きで、彼女の身体の写真(顔無し)と共に貼っておいた。温泉にいけば温泉での裸、露天風呂付きのラブホテルにいけば、青空と裸、そんな感じだった。

 

しかし、出会いを求める男性はそもそも男性が書いた日記なんて見ちゃいないのだろう、ほとんど反応は無かった。それではまたナンネットの方に戻ろうかなと思っていた5月に40歳くらいの女性からメッセージが届いた。「条件があれば教えてください(お金欲しいんだったら言ってね)」というメッセージを返したら、どうやらお金は求めていないみたいだった。それでこんなコロナの状況ですが会いましょうかってなって大阪のスパワールドの近くで待ち合わせをした。車から降りてまっていたらすぐに彼女は来て、挨拶したら、ホテルに行きましょうってことになって、そのままホテルに移動して、2時間ほど汗を流して、また駅まで彼女を送って別れた。

 

その彼女とはその時だけだったが(私のルックスかセックスが基準以下だったのだろう)、また6月にもメッセージが届き、その女性(アラフォー)とは、2か月の閒に3回くらいあった。車でピックアップしてホテルにいった。もちろん日常会話もするし、ラブホテルご飯だけど一緒にも食べるし、子供の受験の話なんかもした。でも基本的にはセックスをして別れた。その彼女は夫の転勤とやらであえなくなった。本当かもしれないし違うのかもしれない。

 

私がその出会い系サイトで書いているプロフィールは別に通り一遍のことだ、性感帯は?みたいな質問にはさすがに答えていないが(そんなのまじめに回答している中年男性なんて気持ち悪い)身長、体重、活動エリア、なんかを書いている程度だ。だけど1か月に2通くらいそんなメッセージが届く。8月に会った女性乙さん(アラフォー既婚者子供あり)は、すごく相性が合う方で、乙さんとはしばらくは付き合っていきたいと思っている。この日記を書いている翌日もデートの予定だ。そうしているうちにもまたメッセージが届いた。30代後半の彼女、丙さんはなかなか綺麗な方で、その方とも会ってセックスして、あとはカカオで「おはよ。」「仕事終わったよ」「お休み」くらいのやりとりをしている。しばらくは会い続ける予定だ。

 

もともとの彼女甲さんとは、2週間に一度くらい会って、お互いの生活圏から離れたあたりでデートするかホテルにいっていた。あんまり切ない気持ちにならないようにホテルにはお金かけて(休憩で1万円くらい)いたくらいで、ごく普通の不倫カップルのデートだ。そこに乙さんが同じくらい、丙さんが月に一度くらいってことで、月に5回もデートするようになってしまっている。出会い系のプロフィール欄を「出会えないおっさんになっております」と書き換えてしまっているので、今は業者以外からのメッセージは届かなくなった。

 

半年ほど出会い系をやってみて思うのは、彼女達は、「おはよ」、「仕事お疲れ」とメッセージをくれて、そしてデートしてくれて、丁寧にセックスしてくれて、キレイだと言ってくれて、ときには好きだとかも言ってくれて、デート代くらいは出してくれて、あとくされのない異性を求めているんだなあってことだ。

 

私はなんとかその条件にあてはまるので、これをモテるといっていいのかどうかよくわからないけどそんな感じだ。乙さんとも丙さんとも事前に写真の交換はしなかった。メッセージの交換はある程度したけど、でも顔もわからない、どんな人間が来るのかもよくわからない。でも彼女達は私の車(ごくごく普通の仕事用のプリウス)に乗り、ホテルにいく。

 

35歳で結婚するまでは異性関係は乱れていたが、結婚してからは5年前に甲さんが彼女になるまでは、一度も浮気したことがなかったし、それ以降も甲さん以外とはセックスしていなかった。それがこのコロナ禍の中で半年で4人とセックスをした。プロフィール欄に出会いいりません!と書いてなかったらまだ人数は増えていくだろうと思う。

 

こんな簡単に(とはいっても平日の昼間に時間作れて、車出せて、1万円程度のデート代を負担してあげられる程度の条件はあるが)、出会いが存在する時代なんだなってことに驚いています。そして彼女達は私よりこの世界の先輩で、定期的に会うようになっても、お互いの細かい個人情報的なことは知ろうとしません。何回もセックスして好きとかいう言葉だって交わしたりもするのに、知っているのは相手のハンドルネームだけ。いろんなことを考えたらそれくらいがいいのはわかりますが、なんとなく抵抗があるのは私がまだ半年ほどの経験しかもたないビギナーだからなのかもしれません。

 

彼女達はメンヘラ系でもなく(そういう方からのメッセージも来るが、メンヘラの人は日記サービスでメンヘラの方っぽい日記を書いているので地雷踏まなくて済む)、今どきのちょっとこぎれいにしたお母さん女子だ。そんなお母さん達が平日の昼間、子供が学校に行っている閒に、お父さん以外の男性と会ってキスしてセックスして好きだと言われて、また家に戻ってくる。

 

妻から、子供の幼稚園時代の仲良しグループ8人の中に、恋人が外にいる人が3人いるらしいというのは聞いている。妻にだって恋人がいてもおかしくない。妻ともセックスはしているが、日常の生活から切り離された恋人という立場の男性との会話、キス、セックスの方がそりゃ楽しいだろうとは思う。知らない閒に中年男女の出会いってすごいことになっていたんだなとけっこう感動しているというのが、出会い系登録から半年たった時点での私の感想です。もうしばらく使ってみます。

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