和歌・古典、実は官能表現のオンパレード


    
最近読んだ何かの雑誌の記事に、和歌は「現代人にはただの風景描写にしか見えない官能表現」のオンパレードだと書かれていましたが、
      
「エロティック」という意味での「官能的」な作品も、ないことはありません。
      
例えば和泉式部のこんな歌たち・・・
      
<黒髪の 乱れも知らず うちふせば まづかきやりし 人ぞ恋しき>
      
※黒髪が乱れるのも構わず、思い乱れるままに泣き臥していると、こんな時にすぐ髪をかき撫でてくれた、あの人のことが恋しく思い出される。
      
<枕だに 知らねば 言はじ 見しままに 君語るなよ 春の夜の夢>
      
※枕でさえ私たち二人の秘密は知らないのだから、決して人には言わないわ。貴方も人に話さないでね、二人で見た、あの春の一夜の夢のことは・・・
      
ちょっぴりセクシーですが、そんなに下品なものではないでしょう?
      
和泉式部は「恋多き女」として知られ、ストレートな恋の歌を詠んだ人ですが、そんな和泉式部でさえ、この程度なのです。
      

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