仮名・はなださんのアパートで…


朝起きてカーテンを開けたら、すごくいい天気。
スズメも元気にチュンチュンと鳴いていた。
その日は仕事は休日で、ポストに近所のスーパーのチラシが入っていたし、のんびりと買い物に行く事にした。

出掛ける準備をして、アパートから徒歩で30分の近所のスーパーに到着。
商品を見ていると、会社の先輩のはなださんがいて、
「あっ、はなださーん。」
と、見かけたと同時に私は声をかけた。
会社で仲のいい先輩だから。
「おっ、くどうー。くどうも買い物?」
「そーです。すごい偶然ですねー。」

はなださんの買い物カゴにウインナーが見えて、ウインナーが好きなのか質問したり、話しながらはなださんと買い物をした。
ウインナーは好きという答えだった。はなださん、カワイイ。

「そろそろお昼ですねー。」
と話して、思い出した事があった。
「前にはなださん、今度機会があったら、一人暮らしの男の料理を披露してやるって言ってましたよねー。」
「んー。あったなー。」
今日の予定を聞いてみたら、特に何もないって言ったので、
「じゃあ、今日、披露してもらえる絶好の機会に!」
と言ってみたら、
「え?」
と言われた。
「是非、是非ー。」
と言うと、披露してもらえる事になった。

はなださんのアパートに行く事になった。
はなださんのアパートは私と違う方向にある。
はなださんの車に乗って、はなださんのアパートに向かった。

はなださんの部屋に、初めてお邪魔した。
キレイな部屋だった。
目につくところに、エッチなものはなかった…。

買い物の途中ではなださんのアパートに行く事になったので、私は買い物を中断して、すでにカゴに入れてた数点だけ商品を購入した。
続きは帰りに、もう一度スーパーに寄ってするつもりでいた。

買ったものを少しの間、はなださんの冷蔵庫に入れてもらうため、はなださんに買い物袋を手渡した。
はなださんは、せっせと冷蔵庫に買い物した物を並べている。

会社で、凛と仕事をしているはなださんとの激しいギャップを感じる…。
せっせと冷蔵庫に品物を並べているはなださんを、私は見ていた。
その並べている物のなかに、はなださんの好きな、カゴに入れてたあのウインナーもあるんだろう…。

あまりのギャップに私は、衝動的にはなださんに近付いて行って、はなださんの背中にガバァッと抱き付いた。

「はなださん!!」
「うっ!うわ!」
「私、ずっと!!前からはなださんの事が!!」
「えっ?えっ?」
「私!!ずっと!!」
と言いながら、はなださんの背中をクンクンと嗅いでいた。

つづく。

良かったら「いいね」してください。誰でも「いいね」出来ます!


同じジャンルの体験談

トップページに戻る