二人の秘め事


ある日突然召喚された、騎士“ホーク卿”。
「羽の生えた敵に襲われ、軍は壊滅状態です。どうか、我々を
お助けください。」
呼び出したのは、かの国の魔法使いスパロンであった。
ホーク卿は、軽々と敵を全滅させた。
「本当に残念だ。他の時に出会えたならば友になれたかもしれ
ないのに………」
「ホーク卿、なんと慈悲深い。憎き敵に対してまで。」
「武人として当然のこと………ウッ」
ホーク卿は腕を抑え、その場にうずくまった。腕からは血が流
れている。
「ホーク卿!?」
スパロンは慌ててホーク卿に駆け寄った。
「不覚、刃に毒が。」
スパロンはおもむろに立ち上がると、パチンとマントを外し始
めた。スルスルと、服を脱ぐ時の擦れる音がホーク卿の心を乱
す。
「ご安心をホーク卿。私には解毒の心得があります。」
「スパロン、何を………」
着ていた服を脱ぎ下着姿となり、そして体に何も纏っていない
生まれたままの姿になると、
「力を抜き、私に身を委ねてくださいませ。」
そういうと、ホーク卿の鎧だけでなく、全ての衣服を脱がす。
カランカラン。地面に鎧が落ちる音がする。
一糸纏わぬ姿にしたホーク卿の身体にスパロンは覆いかぶさ
り、すべすべとしたホーク卿の身体を撫でた。
「ハァ……ハァ…………」
スパロンの熱い吐息が漏れる。
「ダメだ。スパロン……」
ホーク卿は身をよじり、抵抗を表す。しかし、スパロンのも
っちりとした柔肌や、むっちりとした胸に、下半身がムクム
クと成長を始めることが自分でもわかり、理性が危なくなっ
て来る。
スパロンは、フッと笑みを零し、ホーク卿を辱めるかの如く
耳元で囁く。
「でも、ホーク卿のが、こんなになっていらっしゃいます
よ?」
何も纏わぬ肉棒をスパロンの柔らかな手で触られ、握られ、
さわさわと端から端へ行ったり来たりされる度、
「ウワァッ」
迫り来る快感に身をよじった。その間も下半身は止めどなく
成長する。フルフルと首を降り続けるが、もはやその抵抗に
力は入っていない。スパロンの手によってホーク卿は、理性
を失いかけていた。
「いいじゃないですか。アスナ姫には言いませんもの。
まぁ、今はアスナ姫の事など考える暇はないでしょうけど」
ホーク卿とアスナ姫は来月、婚約が決まっていた。だがしか
し、よもやホーク卿の心にアスナ姫など居なかった。ただ何
度も迫り来る快感に、心を奪われていた。
「ハァ………ハァ……………ハァ…………んっ」
スパロンは、ホーク卿にねっとりと舌を絡ませると、口内を
荒らし始めた。そして、自分の唾液をホーク卿に流した。も
うホーク卿は、スパロンの虜である。スパロンはキスをしな
がらも、擦る手を緩めることはなかった。
もう、ホーク卿の下半身は絶頂を迎えるギリギリだ。スパロ
ンは急に、ねっとりとしたキスをやめる。ホーク卿はすごく
物足りない顔をしていた。
「それでは、これより解毒を。」
ホーク卿は、スパロンの意図に気づいたのか、それとも、新
たな快感への願いか、無意識なのか。分からないが、
「………た…………頼む」
すると、熱くなった肉棒を、スパロンは、頬張った。
「ハァハァ………ハァ…………おぉ………」
肉棒を包む新たな感触に、ホーク卿の下半身の絶頂を迎える
までのスピードは、ますます上がっていった。
「ハァハァ………ハァ……ハァハァ………ハァ」
舌でなぞられ、唾液を絡まされ、吸い尽くされそうになる肉
棒。もう、ホーク卿の肉棒は絶頂のギリギリであった。

そして………
「うぁぁぁあぁあ…………」
ホーク卿はスパロンの口内で果てた。
その白濁した液を、スパロンは口に含み出した。
「んくっ……ぬちゅ……ぬちゅ………んっ」
顔についた液も残さず舐めると、
「今度は私もいかせてくださいませ。」
コロンと横になると、今までホーク卿に見えていなかった
場所も、昼間のためはっきりと見えた。真っ白な肌に、む
っちりとした豊満な胸。もちもちと吸い付くような肌。さ
くらんぼの様に熟れた乳頭。くびれのあるお腹に、黒い茂
みのない秘境。
ホーク卿は、壊れ物でも扱うかのようにスパロンの胸を持
ち上げて重量を確かめるかの如く、柔々と揉んだかと思う
と、外側から中心へ向かって激しく揉みしだいた。
「アァァァアアァ………いいっ………いいですっ」
コリコリと乳首を弄り、爪で少し引っ掻くようにすると、
ビクンと、身体を仰け反らせた。ここが、スパロンのG
スポットらしい。しかし、ホーク卿の舌は期待を裏切るか
の様に上へ上へと上がって行った。スパロンの耳まで届く
とぬちゃぬちゃと、唾液を混ぜて舐めて来た。スパロンの
耳元でいやらしい音が響く。
「ヒァ………ヒィ………」
と痙攣したかの様にビクビクとする。スパロンの反応に満
足したのか、舌は首筋へと流れて行った。そこに紅い華を
咲かせると、そのまま、また胸元に帰ってきた。胸は待っ
てましたとばかりに、乳頭を立たせる。今度はスパロンが
ホーク卿の丹念な愛撫でに心を奪われている。ホーク卿が
スパロンの乳首に吸い付くと、スパロンはまた身体を仰け
反らせた。舌を巧みに操り、スパロンを壊してゆく。不意
に今までスパロンを抱き締めていた両手をゴソゴソと動か
し始めた。
右手は舐めている胸と反対の胸を揉みしだく。左手は、す
べすべの肌を滑るようにして、下へ下へと伸びていく。そ
して、スパロンの茂みのない秘境へ辿り着いた。スパロン
からしてみれば、下へと伸びる手に感じて感じて、この後
どうなるかという妄想で、喘ぎ続けていた。
ホーク卿の中指が、スパロンの秘境の筋をスーーーっとな
ぞる。スパロンの秘境からは、ホーク卿の熱心な愛撫でに
より溢れたもので洪水状態だった。行ったり来たりするホ
ーク卿の指はクリトリスを通るが、通り過ぎ、指が当たる
度にスパロンは、ビクンと反応した。ホーク卿は胸から離
れると、スパロンの秘境に顔を近づけ、スパロンの脚をM
の字に開かせた。そして、舌で執拗に舐めまわした。が、
数秒程でその行為をやめると、スパロンが脱いだ服の中か
ら緑色のゼリー状のものを取り出した。この地域では有名
なものだった。スパロンもその正体に気づいたが、トロン
とした目のままで抵抗しなかった。スパロンもその物体を
使用してみたかったのである。
キュルキュルと瓶の蓋を開け、物体をスパロンの秘境周辺
に塗りたくった。
「これが何かわかるよな、スパロン。媚薬だよ。」
少しすればただでさえ洪水状態だったスパロンの秘境が更
に溢れ出る液によってドロドロになった。敏感になったス
パロンのクリトリスの皮を捲り、ピンクになったものを、
指で撫でるだけで、恐ろしい程スパロンは感じた。そし
て、そんなスパロンに追い討ちをかけるように爪で引っ掻
いた。

ビクンっ。

それだけで、スパロンはイってしまった。しかし、ホーク
卿が、行為をやめるはずがない。スパロンの喘ぎ声を聞き
また成長した下半身が、まだ待っている。ホーク卿はドロ
ドロして、ヌルヌルした秘境に、人差し指を差し込んだ。
スルリと入ったので中指も入れてみた。やっと意識が戻っ
たスパロンだが、興奮がまだ抜けない身体をホーク卿に支
配されている。中に入ったホーク卿の指は、秘境の中の壁
を弄り、中でのGスポットを探していた。ある場所でスパ
ロンの身体がビクンと跳ねたのがわかった。
「スパロンは、ここがいいのか?」
ニヤリと笑いながらそういうと、くちゅくちゅと音を立て
て、その場所を徹底的に攻めたおした。
「うぁ……あんぁ………んっ……あっ」
またもやスパロンがイったのを確認すると、下半身の準備
を始めた。準備と言ってもすでにホーク卿の下半身は準備
万端なのだが、意識を飛ばしたスパロンをうつむきにさせ
ると、スパロンが意識を取り戻した。
「四つん這いになれ。スパロン」
スパロンは、ホーク卿の言われるがままに四つん這いにな
ると、ホーク卿に肩を押さえられ、尻を突き出すような姿
勢になった。ホーク卿の狙いはそれだった。ホーク卿は、
スパロンの腰を掴むと熱くなった肉棒をスパロンの中に一
気に突き刺した。
ぬちゃぬちゃと、二人が繋がった場所から動く度に音が出
る。そのスピードはどんどん上がり、パンパンとぶつかり
合う音が響いた。
ホーク卿は、一心不乱に腰を振る。
「アァァアァアアァァァ」

ドビュっ。

スパロンの中にホーク卿の白濁した液が吐き出された。ホ
ーク卿のものは、中でビクビクと動いている。スパロンと
ホーク卿は、同時に果てた…………。

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