私の産みの親


私と姉は14歳離れていて小さい頃から不思議に思っていた。そのことを親に聞いても何かごまかしているような感じで詳しく教えてもらえなかった。姉に聞くと「もう少し大きくなったら教えてあげる」と言われ続けていた。
私が18歳になった日、姉から「本当のことを教えてあげる」と言われて姉の部屋に呼び出された。姉の部屋に入ると部屋の真ん中にある机の上にはいくつかの書類があった。机の前に私を座らせると、姉は書類を見せながら説明をしてくれた。
ややこしい説明だったが、要約すると私の本当の母親は姉で父親は叔父だという事だった。そして姉が私を孕った経緯も説明してもらえた。
姉が11歳の時に学校で受けた性教育だけでは物足りなくて当時、仕事で家にいた叔父に詳しく教わっていたそうだ。そして小学校卒業記念に初体験を叔父に捧げてから全く避妊せずにやっていたそうだ。そして13歳になった頃に生理が止まり、不思議に思って叔父に相談すると、妊娠検査薬を渡されて使用して妊娠が発覚したらしい。
姉はどうしたら良いか分からず、親にも相談出来ないまま月日が経ち、お腹が膨らんできているのを父に見つかって発覚したらしい。すぐに病院に連れて行かれて検査の結果、妊娠5ヶ月経過していたらしく、産むしか手立てがないということで、産む決意をしたそうだ。そして14歳になってすぐに私を出産したらしい。この頃から姉は学校に行っておらず、最終学歴は中卒だ。
ここで問題になったのは叔父が既婚者だったという事だ。親戚付き合いがあるのでコトを荒立てたくなかったので姉の妹として私は育てられることになったのだった。

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