きっかけは夏休みに叔父からデジカメをもらったことだった。新しい高画質の物を買ったからとそれまで使っていたのをもらった。
お古とは言っても全く不満を感じるような性能ではなく、それから毎日のように写真を撮り続け、
それをパソコンに繋いでプリントしたりして軽い写真家気取りになってた。
そんな時、公園で犬の散歩をしている幼なじみM(とは言っても年は二つ違って当時小6、俺厨二)に出会った。
俺「久しぶりじゃん」
M「久しぶり。何やってんの?カメラ?」
俺「うん、もらったんよ。結構きれいでしょ?」
今まで撮った物を見せる
M「おぉ結構綺麗じゃん」
俺「チョコ(犬ね)撮っていい?」
M「うん撮って撮って」
アングルを変えながら何枚か彼女の愛犬を撮影し、それを見せる。
M「いい感じに撮れてるじゃん」
俺「だろ?コピーしてあげようか?」
M「いいの?」
俺「別にいいよ何枚もやってるし。じゃあ後で家に持ってくから待ってて」
M「了解ー」
早速家に帰りパパっと印刷し、Mの家に向かう。ちなみに走って十秒強程度の近さ。
チャイムを慣らすと彼女が迎えてくれた。
俺「ほれ、持ってきたよ」
M「あんがと。久しぶりに上がってけば?