ヤンキー女子校の熟女女教師とビッチな卒業生


女子校出身の美亜と熟女教師の百合物語。

関西某所。
あれは14歳の頃。
知り合いの男に強姦された美亜はまともな結婚を諦めた。まともな恋、まともな人生を掴めないと思った。
思春期ゆえの潔癖さで処女を守っていた美亜にとって処女こそ全てだった。
枝毛だらけで陽があたれば焦茶色に見える長い黒髪、全てを諦めたような奥二重で切れ長の瞳、美亜は黙ってさえいれば同年代にない色気を醸し出していた。
男はその色気にあてられたのだろうか。
それで大切なものを奪われた美亜にはたまったものではない。
美亜の友人をはじめ同年代の女は真面目な印象の子でも彼氏ができれば処女をなんのためらいもなく捨てていた。武勇伝にさえしている子も多かった。
初体験を終えるまで葛藤や悩みはあっただろうが、処女を失ったことに後悔しているようには見えなかった。
今考えれば恋人と同意の上でセックスをした女は非処女であることを悩んだりしないのに、同意のない行為によって処女を奪われた女がそれに悩むこともはずかしくおもうことが理不尽であることは分かる。
恥ずかしいのは女を強姦した男であって、女ではないのだ。
それを理解できなかった美亜は荒れた。
姉の保険証を拝借し15歳にして風俗店で働こうとしたこともあった。生理的に無理な男ともキスをしなければならないと知ってバックれた。
他人の彼氏を奪ったり、彼女のいる男の浮気相手にもなった。
感情のコントロールが追いつかないので、時折爆発して暴れた。
S川冴香先生に出会ったのは16歳を迎える高校1年生の時だった。高校は荒れた私立の女子校だった。
S川先生はプライベートが謎だった。
肌は少しシミがあって、30代半ばか後半ぐらいと思われた。
美亜と同じぐらいの長さの長い黒髪。二重幅が広く少し大きな瞳。少し高めの鼻。
キリッとした美人だが笑うと可愛らしいといつも思っていた。
とても美人だが、なぜか結婚している様子がないため、校長や接点のある既婚の先生と不倫しているなど妙な噂を立てられている人でもあった。
美亜は恐らく結婚願望がない人だと推測し、そんな噂はデマであろうと考えた。

事実、女子校の生徒たちは男女の先生が仲良く会話しているだけで付き合っているだの、どちらかが一方的に狙っているだの妄想だけで先生の関係をおもしろおかしく表現していた。
妙な雰囲気はあるがきっと不倫をするようなタイプではない。

美亜は高校生の頃、自分のクラスメイトが嫌いだった。
クラス替えのないコースで最初は仲良くしていたが、無遠慮な弄りやデリカシーのない成績や恋愛の質問が嫌になったのだ。
初体験を無理やり聞かれて処女だと嘘をつくと、嘘だときめつけられて相手は誰なのか聞かれて強姦被害がフラッシュバックして体調が悪くなった。涙が止まらなくなった。
そんなことを繰り返していると、面倒な子扱いされて誰とも仲良くできなくなった。
高校の関係者の彼氏には手を出さなかったが、他校の女子生徒からは彼氏を奪いまくった。
荒れていた。

S川先生は授業を習っていなかったが、よく体調を崩し、たまに爆発する美亜の名前を覚えたようだった。
最初は「K野」と名字で呼び捨てで呼ばれていたが途中からは「美亜」や「美亜ちゃん」と呼ばれるようになった。
困った子として見られていたと思う。
S川先生は評価が分かれるタイプで、声を荒げることなく淡々と叱るから特に派手目な女子生徒には嫌われていた。
美亜は落ち着いて良い先生だなと思っていた。
それでも、在学中はS川先生とはまれに会話する程度で特に印象深い出来事は起こらなかった。

高校では美亜は教師への暴力事件を起こして二度ほど停学も経験したが、なんとか卒業し、大学生になった。

S川先生と思いかげない再会をしたのは20歳の時だった。同年代の彼氏と一回り以上年上の彼氏と二股をかけ、風俗嬢の仕事を経験するなど荒れ狂っていたが、大学ではまともな少しおっとりとしたキャラで通っていた。
まさか、こんなアバズレだと誰も思わないだろう。
そんな二面性を持たないとやってられなかった。
一時期はアルコールにもハマったが、体が意外と弱い美亜にアルコールは合わず度数の低い安酒で中毒を起こして救急搬送されたのですぐやめた。

それでも高校時代と違い、泣かなくなった。
高校時代は「なんで自分ばっかり」と思い、過去の理不尽な出来事も忘れられずにいたが、その頃には自分の今だけを考えられるようになった。
達観というよりは諦めに近い感情だったが、穏やかにいられる考え方だった。

美亜は秋の肌寒い日、彼氏と誕生日の近い友人にプレゼントするものを買いに1人で買い物をした帰りのことだった。
小腹が空いたので当時、話題になっていたメロンパンを購入した。
食べ歩きしても良いのだが、たとえ縁日でも物を食べながら立ち歩くことを嫌がる母のうるさい説教を思い出し、ちょうど近くにベンチがある川縁があったので座って食べることにした。
そこに声をあげて泣く中年女性を発見した。
観光客と見られる外国人のカップルがバツの悪そうな顔で通り過ぎていった。
泣いている女性の身なりは良かったが、美亜は「悪いタイミングで通りかかった」と思い、やっぱり食べ歩きしながら帰ろうとしたのだが、その泣いている女性がS川先生であることに気付いた。
美亜は生徒にそんな場面を見られたくないだろうと思ったが、心配になって手よりも少し大きなメロンパンを味わうことなく急いで噛んで飲み込んだ。
今考えたら、気づかないふりをして帰ることが正解だったような気もするが、美亜は暖かいレモネードを2人分買った。

「大丈夫ですか?」
「大丈夫…みあちゃん?」
「お久しぶりです。」
「美亜ちゃん…大丈夫だから、ほっとい…。」
そう言いながらまた泣き出すS川先生を美亜は抱きしめた。

「大丈夫ですよ。」
美亜はしっかりとしたキャリアウーマン風の美人教師のやつれた様子に恐怖も感じていた。
何があったんだろう?
「今日はお仕事の帰りですか?」
「今、いろいろあって休職してる。」
「えっ!?」
「残業が多くてしんどくなったの。深夜に呼び出されることもあって…
美亜ちゃんが卒業してから休職してて、そろそろ復帰したいと思ったけど、主治医から許可がおりなくて」
「そうなんですか…。」
「ごめんね。生徒にこんな話をして。」
「大丈夫です。」

そう言ってふらっとしたS川先生は美亜によりかかった。そこまで弱っているのだなと思った。
美亜はS川先生を抱きしめて唇にキスをした。
S川先生はびっくりしてかたまっていたが我に帰って「美亜ちゃん、ダメーっ!!」
明らかに怖がって引いているようだった。

美亜は性的に搾取されてきたからまともな慰めかたを知らなかった。
もちろん、誰に対してもこのようなことをするわけではないが、弱っているS川先生が可愛らしく見え、非常識な手段で慰めようとした。

美亜がS川先生の胸を遠慮がちに軽く触るともう抵抗しなかった。
普通に考えたら、抵抗する気力を失っているだけなのだが。
美亜は無言でホテルに連れていった。引きずるように。
ホテルで足を伸ばしてベットに腰掛けた。
美亜はS川先生を向かい合うようにして膝の上に強引に座らせた。
弱っている先生は抵抗しなかった。
胸を撫でるように触る。思っていたより大きな胸だった。弾力もある。
今度は服の上から揉んでみた。ひとしきり触った後、服の下に手を入れて直接揉んだ。
「美亜ちゃん、ダメっ…ダメっ、こんなことしたら。」
美亜はそのまま、押し倒して唇を何度も重ねた。抵抗して唇を逸らされるたびにゲームのようにまた唇をあてた。
「ダメっ。美亜ちゃん、ダメ!!」
美亜は構わず、自分を刻みつけるように唇を押し当て時に舌を絡めた。
弱っている人にすることではないが、無理やりシャツを脱がせ、おしゃれと言えないブラジャーをたくしあげると生で乳首を吸った。
「美亜、痛い」
美亜はそれでも赤ん坊のように先生のおっぱいを吸った。
「だ、だめっ…!」
「先生の裸、綺麗。」
胸に顔をうずめる。
「美亜ちゃん、私、美亜ちゃんの倍ぐらい
生きているんだよ。ダメ。」
「関係ない。先生が好き。」
「休職して弱っている先生に無理やりするの?」
「先生が可愛いから。先生も。」
美亜の胸に先生の顔をうずめさせる。
美亜は先生の艶やかな黒髪に触れる。美亜とお揃いの胸まであるロングヘアだ。
身長166センチの美亜とそれより少し低いS川先生は年は違い顔は似ていなくとも後ろ姿は割と見ている。
先生は声をあげて泣いて抱きついた。
「泣いていいよ。いつまでも。」
「美亜ちゃん。美亜ちゃんは最近元気?」
「大丈夫。高校の時みたいに世界で一番自分が不幸だと思わなくなった。」
「そう、よかった。」

「私、男だったら先生と結婚したいのに」
「沙織ちゃんは恋人いないの?」
「二股かけてる。先生と同じくらいの年の人と、少し上の人と。」
「美亜ちゃん、そんなことしたらダメ…。」
「先生は彼氏…。」
「若い時に結婚するつもりだったの。
でも、祖父に反対されて、まわりの人みんなから祝福されて結婚したかったから、彼にあたり散らしてしまってお別れした。」
だから独身だったのかと思った。
反応に困って抱き付く。
先生が大きな目で美亜を覗き込む。
「美亜ちゃんの目綺麗だね。」
「奥二重で細い目だよ。」
「お雛様みたい。切れ長でかっこいい。」
「先生は二重幅が広くて綺麗。」

見つめ合う二人。
「冴香。」
「何…?」呼び捨てを怒るかと思ったが、笑いながら返事する。
これまでの感情を吐き出すかのようにきつく抱き合い、秘所を合わせる。
おそらく、レズビアンでないだろう最初は抵抗していたS川先生だが、美亜に応じてくれた。
激しく抱き合い愛撫をし、最後はディープキスをして別れた。
困ったような笑ったような、
心配そうな顔をしながら。
その日以来、美亜と先生は時々、ホテルで秘密の時間を過ごしている。
最近は教員にも復職したらしい。

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