昔のエロ本


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昔、とは言ってもネットが一般化する前には、エロ本が一般的であった

まだ昭和時代だった頃には、エロ本の自動販売機が街の目立たない場所にあった。
その自動販売機は、外側には不透明なビニールで覆われ、陳列されている本が全く見えない。
夜中のあまり人通りのない時間帯に、誰かに見られないようにエロ本を買うのは大変勇気が必要だった。
買う前のドキドキ感、自動販売機の前に立って、キョロキョロ周りを見回して、誰もいないのを確認してから、お金を機械に入れて、本が出てくるのを待つ。
その時間はおそらく長くても数十秒であろうが、ものすごく長く感じた。
そして、何気ないふりをして、本をカバンに入れて家に持ち帰るスリルの時間。

それに比べて、今の時代、猥褻画像がネットから簡単に手に入れることができる。スリルも何もない、単にクリックするだけ。

昭和時代に苦労して手に入れたエロ本は、今のAVに比べればエロさにおいてはだいぶ劣るであろう。
しかし、エロ本には、今の時代にない情緒があったと思う。

 

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