手近な裸婦モデル


藤子不二雄原作の「エスパー魔美」という漫画をご存知だろうか?この作品の主人公魔美は画家の父親からお小遣いを貰う為に全裸で美術モデルをしていた。それも頻繁にだ。親子だから嫌らしさは無かったが、ごく当たり前に服を脱いで裸になりポーズをきめたり、素っ裸のまま父親と普通に会話する魔美に興奮した読者(アニメ化もされたから視聴者も含む)も多いと思う。俺の話はその真逆だ。美大に通っていた頃に母親を美術モデルにしていた。モデル代が高いからやむを得ず母親に相談したら自分がやると言い出した。その時の母親の年齢は44歳、一度は断ったが、「私の身体を実際に見てから決めなさいよ!」と言い、なんの躊躇いもなくパッパと脱いで全裸になり見せ付けてきた。「どうよ!?」元々スポーツウーマン(陸上競技)だった母親の肉体は44歳とは思えない程の美しさで驚いた。まあ、今もジム通いしているから当然なんだが、子供の頃一緒に入浴していた頃からあまり体型は変わっていなかった。ちょっとだけ乳房と尻が垂れてきたかなという感じ。それ以降ずっと母親に依頼している。初めての頃は家族(父親と姉)が驚いていたが、そのうちに当たり前の光景になった。美大の関係者に「このモデルさんは誰?」とよく聞かれたが、母親と言い辛くて「遠い親戚」とごまかしていた。うちの母親の裸婦画を描いていて大変な事は陰毛が豊か過ぎる事、広い範囲にびっしりと毛が生えているので、まるで黒いパンティーを穿いているみたいな見た目をしている。が、毛なので黒く塗り潰す訳にもいかず、丁寧に一本一本の毛として描くのが面倒くさい。陰毛を剃れとか脱毛しろとか言えないので手や小道具で隠すようにしたら、母親から「隠すのが逆に恥ずかしい。」と言われ、姉からは「なんか嫌らしい。」と言われて困っている。

 

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