高校の時帰り道で近くの中学校(俺の母校)の子とすれ違うようになった。部活が終わる時間か近いためか週三くらいで
同じような場所ですれ違ってた。体育着上の色から今年入学した子のよう。肌が焼けてるからテニスとか陸上かなとか思いながら帰宅してた。
そしてたまに数人で帰っていたりするのだがその日は一人だった。
いつものようにその子が前方にいるなーと思っていたら遠目から見ても分かるほど派手にすっ転んだ。
慌てて近寄ってみると、友人の間でジミートラップ(地味)と呼んでた、なぜか微妙に段差のある側溝の蓋に躓いたようだった。
しかし傷は結構酷いようで膝から血がダラダラ垂れていた。
「ちょっ、大丈夫?」その子はよろよろと立ち上がりながら「だいじょぶで・・・いった!」と顔を歪ませる。
ちなみにそこは小学校(これも俺の母校)のすぐ側だったから
「とりあえずそこの学校で診てもらおう。乗って」「いやそんな、、悪いんでいいです」
「いやいやダメでしょそんな傷」と断るその子を何とか説得して荷台に乗せて走ろうとした。
だが前籠に俺の薄バッグ+その子のエナメル、そして荷台の女の子。重い。そもそも二人乗りなんかしないので、フラフラ。
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帰宅途中
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帰宅途中2
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