「単棹独穴④‥落陽ⅠⅡ」


【同穴 : 落陽Ⅰ】
 新婚旅行の3ヶ日目は 午前中は支笏湖へ往復し、午後は バスで札幌市内の遊覧です。支笏湖は天気が悪く 気温も下がり、樽前山も見えない位に 霧が掛かって残念でしたが、女房は湖畔で奇麗な落ち葉を拾い そっと手帳に挿んで居ました。(続く)

 *以下の記事へは 間違って訪問した未成年者はもちろん、Sex描写に嫌悪を感じる方は お這入りにならないで下さい。

 (承前)市内の遊覧はお極まりのコースで まだ時計台がまだ移設前で、油染みた黒い床に 北海道の歴史が滲んでいました。遊覧コースが終わって 時間が空いたので、街をぶらつき 本屋に這入ったら、当時ベスト・セラーになり掛かっていた ヴァンデベルデの「完全なる結婚」を平積みで売っています。独身中は買い悪くて 立ち読みも出来なかった本です。

 当時私達は 性教育は勿論受けて居ませんし、マトモなSexの指導・解説の資料などは 手には入りません。だから耳年増と云っても 春画・猥写真・エロ本・(いわゆる)カストリ雑誌‥などでの、扇情的・刺激的な 偏った知識です。そんな情況の中で (占領軍の 指導もあってか‥)Sexの禁忌が開放され、一般に正当なSexの解説書として認知され始めていたのが、「完全なる結婚:ヴァン・デ・ヴェルデ」「性生活の知恵:謝国権」「あるす・あまとりあ〜性交態位六十二型の分析:高橋鉄」などだったのです。でもそれを堂々と買うのはオヤジ連中だけで 独身の男女にはまだ買い悪い空気がありました。

 今の天皇も皇太子時代に 高橋鉄の本を学友に読まされ、「読んだら 喉がカラカラに渇きました!」‥ などと云う感想を洩らした話が伝わった時代です。私も当然欲しくて堪らなかったのですが 独身の時には買い悪くてそのままになっていました。それが今 結婚して女房と一緒に這入った本屋に山積みにされて居るなんて‥、途端に女房に 「コレ… 買ってもイイぃ?」と相談です。「買いたいの?… それ…」「ウン…」で やっと買うことが出来、「持ってて…」と女房に預けます。それから街を散歩し 時間を見計らって宿に戻り、夕食が済むと宿の番頭さんに送って貰って 札幌から夜行で出発します。

 実際に旅をしてみると 北海道はこれまで(いわゆる 内地で)考えていたより遥かに広いのに驚きました。寝台でゆっくり寝て 朝起きて窓の外をみても、電柱が後ろに飛び去って行くばかりで いくら経っても同じ景色なのです。それに飽きた頃やっと釧路に着き バスで阿寒湖に向かいます。暫く行く内にバスの車窓の右側に 鶴が数羽遊んでいるのが見え、中には 羽ばたきながら跳ねているのが居て、女房と「あれがホラ…鶴のダンスって云う 求愛行動なんだって…」「フーン…」などと話します。やがて左に活火山の雌阿寒だけが見え 阿寒湖に着くと、底に穴の開いた遊覧船で 「マリ藻」見物です。

 阿寒湖からは 間近い雄阿寒岳がそそり立ち、折からの紅葉が常緑の緑と混じって 目を瞠る美しさでした。阿寒湖からは 弟子屈経由で摩周湖に向かいます。途中で左下に 阿寒湖の裏側が小さく雄阿寒岳を巻くように見えます。摩周湖は〝霧の…〟と云うように 滅多に晴れないと聞きましたが、空は黒いまでに青く 対岸に聳える摩周岳から、そのまま一挙に 鏡のような湖面に落ち込む湖岸の無い山肌、そしてその湖面に夢のように浮かぶ 湖の笑窪と云われるカムイシュ島…、何かもう 息が出来無い位の感激でした。そうなると我侭なもので 〝ここに 霧が掛かるのも見たかった〟とも思います。

 摩周湖の展望台から 宿の川湯温泉に向かう道は下り一方で、途中で陽が落ち掛けます。山の西の斜面なので 左の車窓に少し出てきた雲の間に陽が落ちます。雲の隙間に覘く 真っ赤な太陽を見ていたら、ふと〝今夜女房は 処女で無くなるんだな…〟と云う感慨が過ぎります。カラーフィルムを入れた カメラのシャッターを切りながら、「ねぇ… 見てご覧…あの色…」「マァ… キレイ…」‥ このときの写真は、大きく伸ばして今も私の部屋の壁に掛かっています。女房も 心に刻まれたものがあるらしく、この写真を見ると「切ない 深い赤だったわねぇ…」と 自分の娘時代最後の日に遠い眼をします。

 川湯の宿は和風の旅館で 夕食が済むと早々に床を取って呉れます。一緒に風呂に行き 私が戻ると女房は先に戻り、宿の浴衣で無く 持って来た自前の薄いピンクのネグリジェに着換えていました。和風旅館の敷布団には似合いませんが 女房の精一杯の「儀式」を感じ、ふっと イジラシクなります。私は宿の浴衣で そのまま床に這入ります。女房も素直に自分の床に就くと 私は直ぐ、「そこへ 行ってもイイぃ?…」と聞き 返事を待たず、左手に枕を持ち 右手で掛け布団を剥いで女房の布団に這入り込みます。左手を伸べ女房の肩を抱き 右手をで腰を抱くと、女房も 黙って抱き付いて来ます。

 唇を寄せると 女房もそっと唇を合わせ、どちらからとも無く自然に 生き物のように舌が絡み合います。一晩触れてい無かっただけなのに 随分久しぶりのような感じです。背中から尻をまさぐり 胸のホックを外して乳房に触ります。指先で乳首を転がすと 直ぐ固く勃ってコリコリに突っ張ります。私ももう ペニスが勃ち切ってカチカチなので、女房の左手を導き パンツの上から握らせます。キスしたまま お互いに乳房とペニスをイジリ合っている内に、私はもう カウパー汁が溢れて来ます。唇を離して「イイぃ?…」と聞くと 「‥‥‥」小さく頷きます。私は上体を起こし 手早くパンツを脱ぎ捨てます。

 女房は「ちょっと 待って…」と カバンから持参のバスタオルを出し、寝床の腰の辺りに敷いて 端を布団の下に折り込んで固定します。〝なるほど… 女の心得か…〟 出血やら分泌するものへの用意でしょうが、何か 私の気持ちもグッと引き締まります。女房は その上に寝ると両手を私に伸ばします。私は改めて抱き合うと 舌を絡め左手で肩を抱いたままネグリジェの裾に手を遣り、ソォッと胸の辺りまで捲くり上げて 肚をそっと撫でてやります。少しして その手をショーツの中に滑り込ませ、指先をオマメに遣って小さく回しイジリします。女房は眼を瞑り ただアソコに神経を集中しているようです。

 一昨日の晩は 〝裸に なること〟で二人の記念の夜にしたのですが、その当時はまだ 〝裸で Sexをスル〟と云う考えは無く だから〝裸が イベント〟にもなったのです。今考えると エラク猥褻な景色ですが、Sexは〝寝巻きの前をハダケてヤル〟ものと思い込んでいて、下穿きを脱がせるだけで絡むのですから 春画そのままです。それに今日は 女房がネグリジェの正装です。これをヒン剥くのは可哀相だ…と云う気もするので、このまま下穿きを脱がせるダケと 心に決め、オマメに遣った手を 下の陰唇の方へ滑らせると、その辺はもう充分に潤いヌルヌルで 頃はヨシと私は少し足の方に下がります。(Ⅱへ 続く)

【同穴 : 落陽Ⅱ】
 (Ⅰより 承前)私は黙って 女房のショーツを脱がせに掛かります。両手をショーツに掛け 下げ始めると 女房は少し腰を浮かし脱がせ易くして呉れます。〝覚悟 してるな〟という思いや 〝ははぁ これを合意と云うんだ〟という考えが過ぎります。(続く)

 *以下の記事へは 間違って訪問した未成年者はもちろん、Sex描写に嫌悪を感じる方は お這入りにならないで下さい。

 (承前)脱がせたショーツは脇に置き 左手で肩を抱き直し、その指先を乳房に触れながら 女房の股を拡げ両膝を割り込ませます。彼女が眼を瞑っているのを良いことに 枕元灯で照らして覗くと、陰毛は薄く コンモリした恥丘の下にフックラと大陰唇が膨らんで居ます。オマメは剥くように回し撫ですると直ぐ固く勃ち、指先を奥の陰唇の方に滑らせると 辺りはもうヌルヌルです。

 その中の黒ずんだ小陰唇を指で開くようにすると 生々しい肉に縦長い小さな穴があり、これが恐らく 処女膜なのでしょう。私のペニスはイキリ勃ち 先端はその透明な雫が滴ります。これからココに このペニスを入れる…と思うと、ドキドキ動悸がし 頭がカァッとします。右手の指をその陰唇に当てて ヌラヌラの中を撫でながら 左手でまた女房の肩を抱き舌を絡めます。 少しして唇を離し 「少し 痛いかも知れないけど…、チョット 我慢してね…」と云うと 「ウン…」‥と彼女は下唇を噛みます。私は女房に跨り 上体を圧し掛かって左肘で身体を支え、右手でペニスを持ち 小陰唇に持って行きます。

 右手で持ったペニスのグランス(亀頭)を ヴァギナの入り口に宛行い、左手で彼女を抱き締めながら 思い切ってグッと腰を付き出しますが、彼女は「アアッ…」と 踵で蹴ってズリ上がります。これではダメだと 左手をシッカリ利かせ ペニスを突き出しますが、痛いらしく またズリ上がります。それを数回繰り返して いわゆる耳年増で、やっと〝ああ… これが処女のズリ上がりか!〟と 気が付きました。しかしそんなことに 感心しては居られません。これはもう 二人で〝ソノ気〟でヤラなければ…と、「ネェ… ボクが力を入れるときに、足を緩めて グッと下がるくらいのツモリになって…」‥ 「ウン…」。

 女房に 少し足をM字に立てて貰い、私がその間に入って 両腿の裏に両膝を密着させ、女房の両肩の上に ズリ上がらないように両手を衝きます。そしてもう一度「力を 抜いてね…」‥ 女房が頷いたのをキッカケに、「イクよ」「ウン」でイキを合わせると 〝ブスッ〟と云う感じでペニスの先端がヴァギナに這入り込みます。「ソウ!… 這入ったよ!」「ウン… アナタ…!」 あとは静かに小さくペニスを前後させしながら押し込むと、ペニスはシッカリと 付け根までヴァギナに納まります。この「アナタ…」は 彼女の始めての私への「アナタ」でした。嬉しくて堪りませんが 取り敢えず挿入した情況が心配です。

 「痛い?…」と聞くと 「少し…」と云います。暫くジットしていましたが ズリ上がりながらも漸くペニスがヴァギナに元まで這入り 一体になった嬉しさがこみ上げます。「這入ったね!」「ウン…」 「一緒だね!」「嬉しい!…」と確かめ合い、堅く抱合ったときの感動は 忘れられません。それは彼女が守って来た30年近い処女を 二人が協力して破った共感でした。やがて少し落ち着てから 「動いても イイぃ?…」「ウン…」で抽送しようとしますが、どうも足が邪魔で うまく動けません。もう一度「足を 閉じて呉れる?」と頼んで 間から出て跨ると、女房は身体を伸ばし 両手で私の腰をシッカリと抱いて呉れます。

 始めは 女房が痛まないかと心配で、とても シコシコと忙しく腰を使う気にはなりません。ソロソロと 大分潤っている膣汁を頼りに、ジュゥルジュゥルと 初めての女体を味わいます。その温もりと柔らかさ 肉襞に包まれた抵抗感と全身が濡れた感覚が堪りません。確かにこの感覚は マスでは味わえ無いものです。マスの良い処は こんなに気ばたらきなど要らず、自分勝手なイメージで 自分のペースでイケることです。しかし女房とのSexは 随分面倒臭い気もしますが、今後は 射精の後の惨めな後始末は、自分のお道具の始末だけで良いんですから その開放感は羽でも生えて翔べる思いです。

 静かにユックリとペニスを抽送しながら 手を肘に衝き直します。両手を空けて 乳房を掴み指先で固く勃った乳首を揉み、様子を伺うと女房は 痛みも少なく少しノッテ来ています。やがて女房は 私の衝いた肘の外側から、スッポリと 私を抱いて呉れます。唇を合わせ絡めていた舌が ベロッと女房の口に吸い込まれたとき、女房がグイと私の腰を抱いて 「足ィ…」と云い、自分の足を抜いて 跨った私の足の外に掛けたいようです。片足ずつ逃がして 思うようにさせると女房は、その足を私の尻の下の両腿に掛けて ガッポリ抱え込みます。「アァ…全身が今 女房の中に…」 その瞬間 私は果てました。

 これも初めての 感覚でした。やがてお願いしては ときどきヤッテ貰うようになるのですが、足で両腿を 右手で腰左手で肩を抱き込まれ、舌を元まで ベローンと口一杯に吸い込まれると、いかにも〝全身が 女房の中に這入って居る〟と云う安らぎと 総てが蕩けるような透明感と絶頂感があり、思わずダクンダクンと 大量の精液を射精してイッテしまったのです。これにはつくづく 〝Sexって 肉体的な要因と同時に、精神的な刺激も大きいんだなぁ…〟と痛感させられたことでした。だから私の女房との初めてのSexは 単なる抽送射精の快感より、二人でヤット処女膜を破って結合できたこと そして全身を女房に包まれ、蕩けるように身を委ね 放心できたことの印象が強く大きいのです。

 却って私は 初夜のことだったので、女房に 快感があったかどうか心配で、私が勝手に腰を使い 女房を置き去りにしたのでは無いかと不安でした。後で女房に聞くと やはり多少出血があり、そのときは 夢中で痛かったが、後で私を包み込んで ヴァギナの中に射精の温かいモノを感じたのが気持ちヨカッタと云って居ました。Sexでは 「一緒で一体の感じが トテモ嬉しかった」そうです。結局女房は 初めての挿入での快感は少なくても、肌の触れ合いと 一体感に満足して呉れました。その晩はもう一度二人で風呂に行き 混浴だし遅くてヒトも居無いので、お互いの身体を 隅々まで洗い合いました。(終わり)(ブログ「茫々録・共存録」より)

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