真夏のエロゲ

 今年は田舎に帰らずというか帰れず仕方なく都内で過ごすことにしました。
 朝摘みトマトを洗って塩振ってかぶりつきたい、とそんな妄想はこの暑さのせいだとあきらめるしかないです。
 久しぶりにエロゲをやろうと思って訪れた書店。
 スタッフはみんな若い子ばかり。
 実にいやあ実に買いづらい雰囲気はあります。
 しかし充実した品ぞろえにじっくりと品定め。
 といってもパッケージの絵を眺めているだけなんですが。
 
 そうこうするうちに何か買って帰ろうということで一本のエロゲを手に取ってレジを通しました。

 主人公は都内の予備校に通う浪人生。夏期講習で帰省もせず勉強に励む毎日。
 しかしそんなある日たまには息抜きも必要だとネットのエロサイトを閲覧中突如画面がブラックアウト。
 呪いの木馬という新型ウィルスに感染したパソコンは勝手にエロゲをダウンロード。

 真奈津さんじゃないか。
 そこにいたのはいつも予備校の後ろの席で試験というと高得点を出している女の子だった。
 トンキーちゃんと勝手にあだ名をつけて呼んでいたのはまさか妊婦さんではないのだろうがその子のおなかが出ていたからだった。
 関係ないがラーメン店の寸胴鍋を想わせるその体躯は迫力があった。
 
 「ちかんよ。ちかん。何とか言いなさいよ」
 確かに込み合っていた満員電車で後続の人たちに向かいのドアの窓に顔面を押し付けられるほど押されていたが、あんただったのか。その、なんというかやんわりとした肉のクッションは。
 手首をつかまれて電車を下ろされるとそのまま予備校がある出口とは違う出口のほうへと引きずられていく。
 「責任取りなさいよ」
 ほどなくラブホテルの前にたどり着いた。
 「ここはよく来るの」
 主人公は観念したように恐る恐る尋ねてみたが女はニタリと無言で笑うのみだった。
 
 部屋に入ると服を脱ぎさっそくベッドで女は四つん這いになっておねだりのポーズ。尻を高くつき上げた。
 主人公はここで何の遠慮がいるものかとばかり久しく立てたことのなかった股間の刀を抜いた。
 刀は見事に反り返り女の湿地帯を貫くと女はお゛~、獣のような声を上げた。
 
 ひざまづいて腰を動かし筆の穂先を出し入れ。
 昔習字の時間、硯に筆先を浸した時のようなゆったりとした感触になぜか穂先は大きさを増していく。そしてがくがくと下半身を震わせとうとう射精の時がやってきた。

 「すっきりした」
 女の声が遠くで聞こえた。
 「いっぱい出たね」
 女の膣内から白い濁液がベッドに零れ落ちた。
 

 そしてそのエロゲは次なる女の子の登場を待つのでした。