見てはいけないものを見てしまった パート4


その後、Tさんは以前と同じように私と接している様に振る舞っていたが、
何となくそれは違っていました。
無理もない。年下(大学2年)の私に何もかも丸見えの裸の動画を見られてしまい、おまけに舞い上がった私が、Tさんのことを以前から憧れているなどと言ってしまったから。

そんなある日、PCスクールで夏休み中の課題学習のアプリを家庭のPCにインストールして各自で宿題をこなすカリキュラムがあった。訪問インストール希望の人は書類に名前と希望日を書くことになていた。私は生徒から出された書類を確認していると約30人いる生徒の内、3人が出張インストールを希望しており、その内の1人がTさんの家庭でした。
私は気が重かった。日付は土曜日だから旦那さんもいるだろう。
出来れば代ってほしかったが、下っ端の私に担当が回って来たのです。

当日、重い足でTさん宅を訪問すると、以前と変わらぬ笑顔で
’いらっしゃい。今日暑いね。’と気持ちよく迎えてくれました。
つくづく、Tさんは人間ができた人だと思う。
PCへのインストールが終わると、
’ありがとう、待ってて、今紅茶とお菓子を出すから’と言って、奥へ行った。
Tさんが立ち上がると、ほんのりと香水のいい匂いがした。
1階にはTさん以外の人の気配は感じられなかった。2階にいるのかもしれない。
Tさんが紅茶を持って戻って来た。
黙って紅茶を飲んでいると、
’K君、最近元気ないけど大丈夫?この間の件は、こちらに責任があると思っているから気にしないで。ほんとよ。気にしないで’
私は下を向いて俯いた。
’あの後、家に帰って動画を見たわ。体から火が出る程、恥ずかしかった・・・。見られて悔しい気持ちもあったわ。頭がおかしくなりそうだった。でも、K君が大人だと思って話すね。うち、男の子供に恵まれていないでしょ。その子づくりの一環なの。’
Tさんはどうやら、前回だけでは事足りず、話し合いの場を儲けたかったようだ。

私は、旦那さんの元気のないチンチンを思い出した。Tさんより10歳以上も年上なので無理もないかもしれない。一流企業に勤めているが、チンチンの方は包茎、短小で元気がなかった。それで撮影などして気分を高揚させているらしかった。
’今日、家の者は旅行でいないのよ。K君もモヤモヤしていることがあったら、遠慮せず打ち明けて。それがスッキリ解決する最善な道だと思うの。今後もずっとご近所なんだし’
さすが、良い大学を出ているだけあって話が論理的だ。
美貌にじっと見つめられているだけでドキドキしてくる。

今思い出しても、その時私に何故あんなに勇気がでたのかわからない。
私は清水の舞台から飛び降りる覚悟で話し始めました。
'Tさんがここに引っ越して来たのは、僕が中2の時でした。美人でスタイルが良く、やさしくて、学歴も凄いTさんのことを、あの・・、好きになりました。’
Tさんは少しだけ、顔を赤らめた気がしました。
'僕、その・・、初めてのオナニーもTさんのことを想ってしました・・・
その後も、Tさんの裸を想像して・・・、何回も・・・。
そしてあの動画を見つけたから・・・、
我慢しようと思ったんですが我慢できずに。ごめんなさい。’

'Tさんは真っ赤になって動揺しているようでしたが、
その場を取り繕うように、かなりあわてて
’でも、若い男の人にとって、それは正常なことでしょ。
女性としてもそれはうれしいことよ。K君イケメンだし’と笑ったが、
言ったあと、Tさんは言わなくていいことまで言ってしまったような表情をしました。

私は後先のことは考えず、最後の力を振り絞り、
’僕、その・・、Tさんの・・、Tさんの裸が見たいです。’
’えっ!もう見たんでしょ・・・、ま、まさかここで?’
Tさんは、これ以上赤くなれないほど真っ赤になって狼狽えていた。

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