昔の日本では兄妹姉弟の性行為が当たり前で

      
   昔は、兄妹(姉弟)での性の行為が
   夫婦の性行為と同じように当たり前のことだった
   という話
   西南諸島における例
   
   
 兄妹婚、なかんずく兄妹始祖伝説は奄美・沖縄・宮古・八重山にわたる島々のうちの幾つかで伝えられ、それらは山下欣一氏の「南西諸島の兄妹始祖説話をめぐる問題」、伊藤清司氏の「沖縄の兄妹婚説話について」などにまとめられている。
     
 大島健彦氏は「道祖神と地蔵」の中に「始祖に関する近親相姦の伝承一覧」を取りまとめ、南西諸島において45の事例を掲げている。
 その内訳は、兄妹が34例、単に男女または夫婦とするもの9例、叔母甥1例、母子1例である。
      
 仮に、単に男女または夫婦とするものも元々は兄妹ではなかろうかと考えて合計してみると兄妹関係が43例にも達することになる。
 例を示すと、

 ①奄美大島本島
 大島を沈める大津波が来たとき、アデツ兄妹だけが山に避難して助かり夫婦になる。

 ②奄美徳之島
 ウトウンジャマエー(兄妹穴)という鍾乳洞に仲の良い兄妹が住んでいた。
 二人は交わって多くの子供を生み、島の始祖となった。

 ③八重山諸島鳩間島
 鳩間島を大津波が襲い、兄妹だけが島の高い所へ逃げて助かる。
 やがて津波が引き二人は里へ降りていったが、急坂で先を行く妹が石につまずいて倒れ、後を行く兄も倒れた妹につまずいて妹の上に倒れて結ばれた。
 妹は兄の子を生み、更に子孫が栄えた。