浮気元妻の因果応報


「あっ、あっ、あっ、ん~、ん~、ん~…」
聞こえてきたのは間違いなく妻の声だった。
「あ~~いいきもち!う…う…う…うう~~~…え?うそでしょ。中に出しちゃったの!やだーー、どうしよ…」
興信所から急いできてほしいと言われたのは、この日の午後、妻が浮気相手に中出しされた事実を伝えるためだった。
「ご主人、当分奥様と関係なさらないほうがいいでしょう。もし、浮気相手の子供を妊娠していれば、速やかに離婚できます。」
案の定、この夜妻が求めてきたが、疲れていると断り、翌日からはありもしない出張で3日間留守をした。
帰ってからも暫く関係せず、安全日になってから妻を抱いた。
誰かのチンポが突っ込まれて中出しされた妻の汚れたマン穴では、クンニさえ疎かになってしまった。
「あなた~愛してる~、ああ、あああ~~」
なにが愛してるだ!と思いながら、安全日にもかかわらず外に出した。
安全日が過ぎて1週間、2週間、妻には生理が来なかった。
「あなた…あの…」
「何だ、離婚か?」
「え?どうして?」
「俺が安全日にさえ中出ししていないのに、生理が来てないじゃないか?誰の子供だ?」
「ごめんなさい…明日、離婚届、出してきます。今晩一晩だけ、あなたの妻でいさせてください。」
この夜の事は、あまりに切なくて書けない…
翌日、妻が出て行った。
元妻25歳、俺28歳、結婚して2年だった。

俺はその後、結婚なんて真っ平御免と独身を通してセフレと性欲のぶつけ合いをしていたが、34歳の時、長い黒髪の美しい若妻に一目惚れ、あの手この手で近付いて、口説き落とした。
美沙子26歳、結婚1年過ぎたばかりで、スレンダーな体と、まだ恥らう仕草が清楚な雰囲気を醸し出した。
甘く香る牝の匂い、まだ純情さを保ったマンコに、バツイチ不貞チンポを突っ込んで寝取る楽しさに酔っていた。
「あ、ああん、あ、あ、ああーーー」
不貞発情に疼くマンコをかき回す不倫チンポに溺れた清楚奥様のスレンダーな体を浮気精液で汚した。

「これが証拠です。これ、間違いなくあなたですよね?」
俺と美沙子がラブホへ入る写真、出てくる写真、車の中で下半身を合わせる写真…
「慰謝料は400万円請求します。ご不満なら裁判しますが…」
元妻とその浮気相手からせしめた慰謝料の半分が吹っ飛んだ。

翌日、俺のアパートに来客があった。
「あの…行くところがないので、暫く置いて下さい…」
スーツケースを引いた、家を追い出された美沙子だった。
「ここにいる間、私を抱いていただいて結構ですから…」
離婚原因は俺にあるから、道義上、断れない申し出だった。

あれから12年、俺は46歳、美沙子は38歳、そして、小学4年の女の子と3人で暮らしている。
あれからアパートで美沙子を抱く日々が続き、半年後に妊娠。
「入籍するか…3人じゃ狭いよな…」
結局美沙子と夫婦になって、二度目の結婚生活は12年続いてる。
清楚美人の美沙子は、他人の妻だから燃えたと思っていたが、我が妻になっても12年間飽きない。
今度は大丈夫かな…

元妻は不倫相手の子を産み、不倫相手と再婚した。
不倫相手は元妻の元彼、元妻の高校時代の教師だった。
元妻は好きだった高校教師に告白するも生徒とは付き合えないと断られ、高校卒業と同時に交際を開始、しかし、教師は遠方へ転勤した。
それは、元生徒との交際が発覚したために教育委員会側が取った裁量で、元妻はそれを知らされて身を引いた。
しかし、結婚2年目のときにその教師が隣町に赴任、悪いことに元妻と再会してしまった。
元妻は俺より元彼の教師を選び、教師は元妻と離れて、元妻への愛情に気付いた。

元妻と過ごした夫婦最後の夜、元妻を抱くことはなかった。
元妻に背を向けて寝る俺に、元妻は、出会った頃や初めて抱かれた時、結婚を決めたときの心情を思い出話のように話し続けた。
時折涙声になりながら、元妻は俺と元彼の間で揺れ続けた7年間の思いを語った。
何度も「ごめんね」を繰り返し、疲れて眠りにつく直前、小さな声で、
「目が覚めたら…他人になるんだね…」
と…俺は、眠った振りをしながらずっと泣いていた。
俺もいつの間にか寝てしまい、目覚ましの音で目が覚めたときには、元妻の姿はなかった。
目玉焼きと焼き魚が食卓に並び、「さようなら、2年間の幸せをありがとう。」と書置きがあった。
俺は、元妻の無邪気で屈託のない笑顔が好きだった。
出て行かれても、元妻への思いは消えることはなく、その思いを憎しみに換えて立ち上がるしかなかった。

離婚した次の年、元妻から年賀状が届いた。
不倫相手は教師を辞め、元妻と田舎に戻って農業をしているそうだ。
俺への謝罪と、子供が無事生まれたことと、貧しいながらも元気で暮らしていることが書いてあった。
住所は書いておらず、年賀状だけに消印もなかったので、どこで暮らしているのかはわからなかった。
それ以降、音信不通だ。

今の妻の美沙子も、これと似たような別れをしてきたのだと思うし、美沙子の元夫も俺と同じ思いを味わっただろう。
不倫成就の俺達は、心に闇を持ったまま不安定な幸せを感じている。
美沙子の事は愛しているし、美沙子からの愛も感じる。
でも、かつて経験したように、この幸せが明日にも砕けるかもしれないという恐怖と戦いながら夫婦生活を送っている。

阿呆な男のつまらん物語…

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