ニートの僕が結婚して子供を作ることになったの補足5


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今日は「勤労感謝の日」なので土曜日も出勤の弊社もお休みだ。社長の方針なのだ、妻も大学病院が休みで宿直や当直でもないので休暇になった。今日は秘書が妻に会いに来る日だ。妻はワインを冷やしてお昼ご飯の御馳走の用意をしている。秘書は妻を非常に恐れている。「優しくて絶対安全。人畜無害。だから大丈夫。」と僕が何とか説得したのだ。
秘書は約束の時間ぴったりに訪ねて来てくれた。綺麗な花束を妻に持って来てくれた。華道のたしなみもある妻は早速水切りをして実家から持ってきた花池の器に綺麗に飾り付けた。「お気を使って下さって綺麗なお花を有難う御座います」と妻が言うと「凄いですね。フラワーアレンジメントも習ってらっしゃったのですか。」と秘書は驚いていた。
「少し時間が早いですけれど、お昼ご飯を食べながら色々お話しませんか。」と言ったので食卓に着いた。妻の自慢料理が並んでいた。秘書は目を丸くしていた。「奥様が本気でお料理したら、私のお弁当なんか子供だましだわ。」と小声で秘書が独り言を言っていた。固いワインのコルク栓抜きは僕の仕事だ。綺麗に抜いて乾杯からお食事スタートした。
秘書は美味しいお料理を食べながら「この美味しいお料理のレシピは何という本ですか?」と聞いて来た。妻は「これは家庭料理で私の家に代々伝わってきたもので残念ながらレシピは無いのよ。」と答えると。秘書は「これだけのお料理を暗記しておられるのですか。すごいですね。」と感心していた。確かに妻がレシピを読みながら調理しているのを見たことはなかった。
秘書は美味しいワインが気に入ってちょっと酔ってきたようだ。妊娠している妻はブドウジュースでお付き合いだ。苦労して手に入れたシャトー・デュトトルのセカンドラベルが役に立ってうれしかった。秘書は「奥様。私少し酔ってきました。酔った勢いで失礼なことを御伺いしますが。お二人のなれそめを教えて頂けませんか」と聞いてきた。
素面の妻が高校時代のレイプから恋人になったいきさつを話し始めた。妻は週末デートを重ねるうちに僕の本当の優しさや誠実さ責任感にひかれて「この人なら付いて行ける。」と恋人になった話をした。僕も初耳だったので少し驚いた。そして僕が病気になった話や通院や夜学に挑戦した話と元気になって弊社に就職した話を続けた。
秘書はまんじりともせず妻の話に聞き入っていた。「どうりでご主人が優秀なわけなのですね。御主人は白馬に乗って奥様の前に現れたのですね。私も、御主人のような方にレイプして貰って、愛して貰って、お嫁さんにして貰いたいです。」と言った。妻は「王子様は意外と身近にいるのよ。良く周囲の男性を見渡してみてね。」と言った。
秘書は話を変えて、僕が入社して会社が看板をファインケミカル・精密合成に変えて大きな収益を上げるようになって社員の給料が良くなり生活が変わった話をした。「それはちょっと違うな。たしかに僕がアイデアを出しているけど工業化試験をしてくれる技術部や信頼してくれる現場のおじさんたちが製品を作っているだよ。」と僕は言った。
「でも御主人が弊社に来られて会社の規模が倍以上に増えて純利の桁が変わったのは事実です。だから弊社の社員は御主人を「先生」と呼んでいるのです。営業が無茶な受注をしても技術力で何とかしてしまうのは御主人が技術部や現場の信頼を得て弊社の力を束ねているからなんです。社長は東大で博士を得て頂いて研究部長の椅子を用意しています。」と秘書は力説した。
それから色々な話をして楽しんだ。ワインも料理も尽きたので秘書は「今日は貴重なお時間を割いて下さって、素晴らしいお料理をありがとう御座いました。」と帰った。彼女が帰ると妻は片づけを始めた。僕は大きなお皿を流しまで運んで妻が洗ったのを吹いて棚にしまうのを手伝った。妊娠している妻のサポートをして重たいものを持たせたくなかったからだ。
妻は「素直な秘書さんね。自分の事を知っている良い娘さんで安心したわ。ディープキスやクンニまでなら浮気は認めます。でも彼女の処女に手を付ける事は認めません。」といった「僕はお前以外の女性には興味がない。」と返すと「あなたのためではありません。横恋慕に命を懸けている彼女が無事結婚するためです。」「そういえば技術部の若い独身には彼女は凄い人気だ一番良い男を選んでやろう。」と言った。
妻は「そうしてあげてね。」と真剣な面持ちで言った。ソファーの上で膝の上に妻をのせてディープキスを楽しんだ、やっぱり自分だけの女は良いなと思った。妊娠をして妻はまたちょっと綺麗になった気がする。

 

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