栗ひろい


これは私が小学6年生の時です。初めて裸で外を歩きました。どうしてそうなったのかとい
うと、なんと私のいとこのお姉ちゃんも同じ趣味があるからです。その時は免許取り立てと
いうお姉ちゃんに連れられて、買ったばかりというオープンカーに乗り、ちょっと離れたと
ころにある山に行きました。秋には栗拾いをしたりするところです。ちなみにアッチャミ~
と同じで私の実家も田舎です。
その時はまだ夏だったので、栗拾いにしてはおかしいな、と思っていたら、お姉ちゃんが車
から降りました。何をするのかと思ったらいきなり服を脱ぎ裸になったんです。それをみて
あたしはびっくり。そうしたら彼女は笑顔で
「気持ちいいよ」
って言いました。でも私は恥ずかしくてうつむいていたら、彼女が車のドアを開けて、あた
しの服を脱がせ始めました。最初は拒絶しましたが、大丈夫というので、最後には全部脱い
でしまいました。そのまま外に出てみると、風が肌に直接当たって、本当に気持ちよかった
です。でもやっぱり恥ずかしくて、車の陰に隠れていると、お姉ちゃんが呼びました。林の
中に入っていこうとしているのです。あたしも後を追いました。その中には泉があって、き
れいな水がわいていました。入ってみるととても冷たかったけど、気持ちよかったです。し
ばらくそこで遊んでいたら、いつの間にかお姉ちゃんがいなくなっていました。車のところ
にもどってみると、そこにあるはずの車がありません。かわりにメモが落ちてました。「先
に公園に行ってるから、歩いていらっしゃい。3時になったら先に帰っちゃうよ」と書いて
ありました。近くに公園があるのですが、そこまで歩くとなると、道路を歩いていくことに
なります。しかも、歩くと15分くらいかかるのです。あたしは意を決して歩き始めました。
夏休みだから、いつ車が通るか分かりません。何とかその山の山頂にある公園にたどり着き
ました。お姉ちゃんの車があったので、駆け寄ると、そこには誰もいません。メモがまた挟
んであって、ここでしばらく待ってて、と言うのです。駐車場ではないので、そんなにひら
けてはいないけど、でも道のわきです。いつ誰が来るか分かりません。そのうちお姉ちゃん
が帰ってきました。お姉ちゃんはもう服を着ていたんですよ。でも優しく抱きしめてくれま
した。でもまた意地悪なことを言うのです。なんと、あたしの洋服はさっきのところにおい
てきたって。てっきり洋服を着てくるもんだと思ってたって意地悪そうな顔で言いました。
それじゃぁ、と言うことで車でもどることになったのですが、今いる道は細くて、Uターン
が出来ないのです。だから遠回りしていくことになるんですが、お姉ちゃんはオープンカー
だから、とか言って屋根(っていうの?)を開けたまま走り出しました。そしてそのまま、
大きな道に出てしまったんです。まわりは田畑が広がっているので人通りはそんなに無いん
ですが、昼間だから車は結構通ります。あたしは下に隠れようとしましたが、お姉ちゃんが
「隠れたら、ここで車止めちゃうわよ」なんて言うので隠れることは出来ませんでした。対
向車がきても隠しちゃだめでした。何人の人に見られたんでしょう。そのうち、あたしもだ
んだん慣れてきたのか風がとても気持ちよくなってきました。そして大胆にもドアの上に座
って見たりしていると、ドキドキしたけどとても気持ちよかったです。お姉ちゃんもうれし
そうな笑顔でした。しまいにはあたしはそのまま対向車の人に手を振っていました。それを
見てお姉ちゃんはびっくりしていました。そしてまたあの意地悪そうな笑顔になって、さっ
きのところに行く道を通り過ぎて、街の中に入っていきました。これにはあたしもびっくり
。人もたくさん歩いているし、さすがに恥ずかしくなって下に隠れました。そうしたらお姉
ちゃんは車を止めてしまったのです。
「隠れたら車を止めるって言ったでしょ?」だって。渋々いすに座りました。近くにいた人
がじっとこっちを見ています。そしてお姉ちゃんは車を発進させました。ようやくさっきの
場所に着いたのはもう夕方でした。服は最初に車を止めた場所の近くにある藪の中にありま
した。
帰るときお姉ちゃんはこれは二人だけの秘密だよ、って言いました。あたしも笑顔で「うん
」と言いました。そして、「恥ずかしくてドキドキしたけど、面白かった」って言うと、お
姉ちゃんは本当にうれしそうな顔をしていました。それからも何度も二人で遊びに行きまし
た。もちろん服装は……
あ、でもあのオープンカーは実はレンタカーだったらしいです。あたしの恥ずかしがる顔を
見たかったんだって。

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