夫のいる彼女 Ⅱ


前回:  夫のいる彼女

僕は彼女の両方の二の腕をやさしくつかみ、ゆかりの顔を見つめました。ゆかりはホ~ッとした表情で僕を見つめ返してくれました。彼女はすべてに”OK”を出していました。
「ゆかりさん、あなたが大好きです。」
僕はゆっくりとした口調で彼女に告白し、彼女もとてもうれしそうな表情で白い歯を見せて笑いながら、
「私も、Dさんののこと大好きです。うれしい!」
それからもう一度ギュッと抱き合い、彼女の頭を撫でながら胸に抱き寄せます。このとき、薄いヘアスプレーの匂いが鼻腔をくすぐり、彼女の本当に気取らない奥ゆかしさを実感しました。そして徐々に何かキンモクセイのような言いようのない甘~い香りが僕の嗅覚を楽しませるのです。
(ああ・・・これは、この匂いはゆかりの体のにおいなんだな、思った通りの人だ・・・)
僕はゆかりの体臭の気持ちよさに感動し、ずっとこのまま抱きしめていたいという気持ちが強くなりましたが、僕の欲望は常に先を求めています。そっと彼女の体を離して彼女を見つめました。お互いに微笑みながら同時に顔を斜めにそむけて”ファーストキス”を交わしました。あくまでゆっくりとやさしく・・・そう、ソフトな力で・・・・少しずつ少しずつ自分の唇を彼女のピンク色の淡い唇に重ねていきます。本当は思い切り彼女のルージュを吸い上げ欲望のままに舌を入れて熱いディ-プキスを見舞いたかったのですが、最初からそれでは嫌われると思い、順番を間違えないようにしたのです。
「スチュ、スチュゥゥゥゥ・・・」
と互いに唇を求め合う音が脳裏に響いてきます。いつの間にか僕の唇は深く彼女の下唇を強く咥え込み、彼女の上唇も呼応するかのように僕のそれをやさしく包んでくれていました。僕の両腕は彼女の両肩と腰をしっかりと抱き込み、彼女の細い両の腕は僕の胸の中でたたみ込むかのように両手を胸にしっかりと押し当てていました。もうどれくらい経ったのか分からず、少しずつ感覚が正常になってきました。口の中になんとも甘酸っぱい風味が充満してきたのです。それはさらに酸っぱい唾液特有の味になっていきます。
(ああ、これがゆかりさんの唾の味なんだ、初めて味わった、もっと、もっと、ほしい!)
キスが長くなっため彼女の口腔から唾液が分泌されて、それが彼女の口の端から涎のように垂れてきたのです。僕はその天然のジュースを下唇で舐め取るように下から上へ「ジュルッ」と動かしました。すると、唾液が垂れているのに気づいた彼女が不意に両手で僕の胸を押すようにして唇を離しました。いきなりだったので彼女の唾液がツゥゥーと白銀の糸を引くかのように曲線を舞います。彼女は照れくさそうに少女が恥ずかしさをごまかすように苦笑いしながら右手で糸をつかもうとしました。
「あっ、やだ、こんな・・・」
しかし、僕は彼女の右手をつかみつつ、再度彼女の唇を塞ぎ、その美しい糸を絡め取りました。彼女を驚いたような表情で両目を見開いていましたが、僕はお構いなく彼女の唾液を口元からすべて吸い取ってしまったのです。
「スチュゥゥ-ーウッ!」
それから唇を離して見つめ合いました。僕を見つめるゆかりの両目は潤んでいます。僕は優しく彼女を見つめ、もう一度優しく抱きしめました。僕は彼女の体を抱いたまま、顔をのぞき込み、
「これから愛し合おう・・・」
と呼びかけました。ゆかりは「・・・はい・・」と小声で答え、うつむきました。僕は彼女をお姫様抱っこし、左奥のベッドへ向かいました。彼女のなんと軽いこと! まるでフワッとした羽毛のような軽さです。彼女は軽く両目を閉じ、僕のされるがままになっていました。ゆっくり優しく彼女の華奢な肉体を向かって左側を頭にしてベッドに寝かせると、僕はそのまま右手の窓のカーテンを閉じました。昼日中で部屋は薄暗くなりました。いいシチュエーションです。僕はスーツの上着を脱ぎ、ネクタイをほどいてベッドに向かいました。そこにはOL姿のゆかりが目を閉じて横たわっています。黒いカーディガンの下から見える白いブラウスの胸元・・・少し暑いせいか上のボタンが外れて肌けています。なだらかな丘のように隆起する胸・・・彼女の穏やかな性格そのものでしょう。そのまま目線を下に移していくと、黒いタイトスカートから覗く長い両足・・・太ももは結構肉付きがよく、膝下はとてもほっそりと伸びています。それを包み込む肌色のパンストが彼女の優しい性質を表現しているかのようです。
(これからこのカラダが僕のものになるんだ! ああ、なんて幸せなんだろう。生きててよかった、この仕事をしててよかった!)
とこれまでの人生を振り返りながら心の中で喝采しました。僕はベッドの端にかがみ込み、右手で彼女の頬をやんわりと撫でてあげました。なんとも柔らかい頬で、少しひんやりとしています。そのまま白い首筋を這わせるように撫でつけ、衣服の上からいつも見ていたなだらかな胸を撫でていきます。ゆかりは時々ゆっくりと目を開けては閉じます。向かって左の乳房を上下に撫でます。衣服の上からでもその柔和さが伝わってきます。ここまできたら最後は裸の彼女のオッパイを堪能できるのですから、あえて衣服の上からの感触を味わっていきます。
「ふに、ふにゅ、ふにょ・・・」
何度も何度も右掌と指で前後左右にゆっくりゆっくりと愛撫していきます。いつの間にか円を描くように時計回りに左乳房を揉み回していました。そのうち、掌の真ん中あたりに少し固い感触を覚え、その感触をもっとはっきりと感じたく思い、強く撫で回してやりました。そしてそれがゆかりの乳首だと言うことに気づきました。最初は感じなかったゆかりの乳首が反応していたのです。僕の脳裏には「ピンッ!」とそそり立った少し黒っぽい彼女の乳首が見えました。
「あッ・・・」
と彼女の右手が僕のそれに重なりました。愛撫が少し強くなったので彼女は感じてしまい、拒絶のポーズをとったのですが、僕は左手でやさしく彼女の右手をつかみ、元の位置に戻しました。楽しい愛撫の時間は始まったばかりなのです。彼女の顔をのぞき込むと、少し首をかしげるように僕を見ていました。その表情はホヤ~としたなんともだるそうな様相でしたが、僕がジッと見つめると、すぐにゆっくりと目を閉じてしまいました。もちろんその感も僕の右手は止まることなく稼働していました。こんなすばらしい時を無駄にはできません。僕は引き続き右手で左乳房を撫で回しながら、次第に揉んでいました。
「モニュ、モニュ、モニュ・・・」
可憐なおっぱいと乳首の感触が同時にダイレクトに伝わってきます。そのまま今度は右の乳房も同じように愛撫してあげます。今度は最初からモミモミしてオッパイの感触を味わいます。揉みながら人差し指で乳首をクリクリと突くように弄びます。右乳房で位置が分かったので、特に探す必要はありません。乳首もとっくに勃っていることですしね! 僕は真剣な表情で夢中でゆかりの両方のオッパイを愛撫しまくります。衣服の上からでもこんなに興奮して楽しいのに、裸になったらどうなることやら。かつて経験した女性との愛撫とは全然興奮度が違うのです。まるで童貞の少年が年上の女性から性のレッスンを受けているかのような・・・
とりあえず衣服の上からですが、十分ゆかりのオッパイを堪能したので、僕の目的は下半身に移ります。まずスカートの上から腰と股間部分を右手で押しつけるように感触を確かめます。さすがにこれでは不満なので、右手をスカートの中に入れてみます。
「ブニュ、ブニョ・・・」
というオッパイとはまた違った感触がします。とりあえず目に見えないまま右手でパンストとパンティ-の上から股間部分を物色します。パンストの何ともいえない柔らかさに彼女の優しさを感じ入ってしまいます。そのまま右手を下にスウウーと下ろして左の太ももを上下に撫で撫でします。いい感触です。右も同じように撫でつつ今度はおもむろに掴んであげます。フヨフヨとした感触が掌一面に広がります。
(ああ、やわらかくて、きもちいいいいいいいいい・・・・・)
ゆかりの太ももちゃんはすばらしいさわり心地です。こうなると、もう衣服の上からだけでは限界です。僕は少し暑苦しさを感じて、ワイシャツとズボンを脱ぎ、上半身裸になりました。いつの間にか僕の両手はスカートのホックに掛かっていました。(つづく)

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続き:  夫のいる彼女 Ⅲ

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