泥酔旅館事件


嘘のような実体験を話したいと思う。
俺はごく平凡なサラリーマン。学生時代から一人旅が好きで日本全国を回っている。
社会人になったばかりの頃。連休が取れた俺は遠出し、片田舎の鄙びた旅館に泊まった。
その晩は浮かれて飲み屋を数件ほどハシゴし、ベロンベロンに泥酔しながら旅館へ戻った。部屋の電気を点けたまま布団で寝ていると、見知らぬ若い女が入ってきた。
たぶん俺と同い年くらい。サラサラの長い黒髪を斜めに分け、若干きつい雰囲気のツリ目をしていた。背が高くてスタイルもよく、ぶっちゃけ好みだった。
俺がキョトン顔を浮かべていると、その女は軽いパニックになって叫び声を上げた。後で判明したけど、俺はなんと部屋を間違えていた。
翌朝、俺は女将にめちゃくちゃ怒られた。必死に謝った結果、どうにか警察沙汰だけは回避できた。
旅行から帰ってきて数週間が経ち、週末に行きつけのバーで飲んでいたら、カウンターの端で酔いつぶれているOLと遭遇。
その声にどこか聞き覚えがあり、顔を見てみると例の彼女だった。どうやら話し相手がほしかったらしく、お酒の力もあって会話が思いほか弾み、気がつけば意気投合していた。
連絡先を交換して解散となったが、数日後に向こうから「会いたい」と連絡があった。それ以降、毎日のように電話やメール寄こしてきた。
そんな関係がしばらく続き、とうとう彼女の方から告白してきた。もちろん即OKしたけど、彼女は交際経験がないことをカミングアウト。
仕方なく最初のうちはプラトニック愛で我慢し、そこから徐々にキスやパイタッチなどの段階を踏み、2か月後くらいに初夜のお許しが出た。
場所は俺のマンション。溜まった欲求をすべて彼女にぶつけ、ひと晩中「アンアン♡」言わせてやった。
現在、俺たちはめでたく夫婦となり、先月には3人目となる子供が生まれた。

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みんなのコメント

1 名前:名無しさん2023年09月01日(金) 05時49分24秒

偶然ってあるものなのですか、韓国ドラマだと偶然だらけですが

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