どうしても姉さん女房の元彼のことを知りたくて


「元彼? どうした、急にそんなこと聞いて。寝取られ性癖でも目覚めたのか?」
 嫁の玲奈が、怪訝な顔で言う。今日は外食をした後、家で軽く飲んでいた。そんな中、普段から気になっていたことを聞いた。
 元彼はどんな人だったかと言うことを。玲奈とは、結婚して3年経つ。クライミングジムで一目惚れした僕が、かなり頑張って結婚に至った。

 玲奈は34歳で、僕の6つ年上だ。クライミングやヨガをやっているせいか、とても若々しい。最初は、僕と同じくらいの歳だと思っていたくらいだ。
 170センチで少しムチッとした体型。でも、太いのは太ももだけで、ウェストはくびれているし、体重も軽めだと思う。
 ただ、胸は大きい。たぶん、EとかFカップくらいある。ウェストが細いせいで、より大きく見えるみたいだ。そして、僕が一目惚れしたくらいなので、美しい顔をしている。キリッとした美人系の顔で、パッチリした二重まぶたが可愛らしい印象も感じさせる。

 それに引替え、僕はごくごく普通のサラリーマンの草食系男子だ。女性にモテたこともなければ、キモいと言われたこともない。人畜無害と思われるような地味な男だ。
 それでもクライミングだけは強かったせいで、玲奈と仲良くなれたと思っている。

「そんな事ないって言っても、普通はそんなこと聞かないだろ? 聞いてどうする?」
 玲奈はけっこう酔っているせいか、言葉遣いがいつも以上に男っぽい。学生の頃はバレーボール部だったので、口調も含めて体育会系が抜けていないみたいだ。
 僕は、ただの好奇心だと答えた。
「私は知りたくないけどな。トシの元カノのこととか」
 玲奈は、少し怒ったように言う。いつも僕を尻に敷いている彼女だが、僕の事を好きという気持ちは強いと思う。
 たぶん、今もヤキモチを焼いているような感じだと思う。僕なんかのどこが良いのかわからないが、そんな玲奈がたまらなく可愛いと思う。

 僕は、可愛いよと告げた。
「う、うるさいよ。なんで元彼の話からそんな言葉が出てくるんだよ。イカれてるのか?」
 玲奈は、顔がほんのりと赤い。こんなにも美しくて良い身体をしているのに、褒められ慣れていないのも不思議だ。
 僕が元彼のことを聞いたのは、単に玲奈のことをもっと知りたいだけだ。玲奈は、昔の男性のことは一切話さない。聞いても教えてくれたためしがない。
 僕がこんなに元彼のことが気になるのは、玲奈を満足させられていない自覚があるからだ。僕は、昔からとにかく早い。過去の女性には、早漏と言われることが当たり前になってしまっていた。

 元彼とは、どんなセックスをしていたのだろう? 僕には見せない顔を見せていたのではないか? そんなことを考えると、強い嫉妬心がもたげてくる。
「まぁ、聞きたいなら話すけど。そんなの聞いてもイヤな気持ちになるだけなんじゃない?」
 玲奈は釈然としないような顔のままだ。僕は、前のめりで話してくれと言った。

「1つ上で、185cmで筋肉バカな男。スポーツジムでナンパされた。昔バレーもやってて、話が合ったから付き合った」
 玲奈は、短く説明をした。今まで何回聞いても教えてくれなかったのに、今日はどうしたのだろう? 僕は、そんな疑念を感じながらも質問を重ねた。
「え? 3年くらいかな。たぶん、それくらい」
 交際期間は3年だそうだ。かろうじて僕は4年なので、少し勝っている。別れた理由を聞くと、
「浮気された。ナンパしてくるくらいだから、別に驚かなかったけど」
 と、あっさりと答えた。

 僕は、核心部分というか、一番聞きたかったことを聞いた。
「ハァ? なんでそんなこと聞く? やっぱり、寝取られ性癖なのか?」
 玲奈は、眉間にシワが寄っていて少し怖い。でも、食い下がって教えて欲しいと言った。
「なんでそんなこと気にするのかなぁ……」
 あきれ顔の玲奈。僕は、玲奈を満足させられていないと思っているから気になると告げた。

「そんなこと気にしてたんだ。気にしなくても良いのに。気持ちよければ良いってもんじゃないし。大事なのは、心だよ。心が結びついてれば、それで充分だから」
 玲奈は、真っ直ぐに僕の事を見つめながら言ってくれた。僕は、感動して彼女を抱きしめた。そして、激しくキスをした。
「キスだけで、気持ちいいよ。愛してるから」
 玲奈は、いつになく優しい。こんな風に、真正面から愛していると言ってくれることは少ない。僕は、心をこめてキスを続けた。

 すると、キスをしながら玲奈が僕の股間をまさぐり始めた。
「なんか、いつもより固くなってない? 元彼のこと気にして、興奮してる? やっぱり寝取られ好きじゃん」
 玲奈は、からかうように言う。僕は、慌てて否定をしながらも、正直気にして興奮していた。
「ホントに気にしなくて良いのに。今が幸せだからさ」
 玲奈は、今日はいつになく優しい言葉をかけてくれる。そして、僕のズボンとパンツを一瞬で降ろすと、
「なんか、ドロドロなんだけど。精液も少し漏れてない? 興奮しすぎでしょ」
 玲奈は、笑いながらペニスをくわえた。すぐにバキュームが始まり、舌がカリ首を強烈に舐め回す。強い快感にうめきながらも、こんなに上手なのは元彼のせいなのかな? と、イヤな想像をしてしまう。

 僕は、射精しそうな感覚が強くなりすぎて、慌てて玲奈を押し倒すようにソファに寝かせた。玲奈のパジャマを脱がせると、大きくて張りのある胸があらわになる。でも、胸よりもくびれたウェストに目がいく。微妙に腹筋も感じられるお腹なので、かなり引き締まっているのだと思う。
 その美しい裸に興奮しながら、乳首にむしゃぶりついた。
「んっ、フゥ」
 軽い吐息を漏らす玲奈。感じてくれるのが本当に嬉しい。僕は、夢中で舐め続けた。
「んっ、あっ、気持ちいい……トシ、愛してるから……安心して」
 玲奈は、本当に優しい。いつも僕を尻に敷いていて、言葉遣いも荒いのに、今日は別人みたいだ。

「フフ、固い。興奮してるな。ヘンタイになっちゃった? 寝取られマゾになった?」
 玲奈は、からかうように言いながらも嬉しそうだ。僕は、元彼のことを強く意識しながら腰を動かし続けた。そして、この状況でもう一度聞いた。どんなセックスをしていたのかと。
「まったくもう……身体デカくて体力あったから、メチャクチャ激しくされてた。途中でわけわかんなくなって、しがみついて叫んでたよ」
 玲奈は、そんな話を始めた。僕は、強い嫉妬と興奮を感じながら、激しく腰を振った。でも、体力もないし身体も小さい僕なので、玲奈はそれほど激しくあえいでくれない。

「ほら、もっと頑張れよ。負けちゃうぞ」
 玲奈は、余裕のある顔で言う。わけがわからなくなるほど感じさせてみたい……そんな気持ちで腰を動かし続けるが、やっぱり玲奈は余裕のある顔で話しかけてくる。
「頑張れ。気持ちいいよ。いつもより、気持ちいいから」
 玲奈はそう言ってキスをしてくれた。キスをしながら腰を振ると、もう限界だった。自分でも頑張った方だと思うが、やっぱり早漏は変わらないみたいだ……。

「頑張ったじゃん。やれば出来るんだ。気持ちよかったぞ」
 玲奈は、可愛らしい顔で言う。いつもの怖い姉さん女房の顔ではなく、本当に優しい顔になっている。僕は、早くてゴメンと謝りながら、ペニスを引き抜いた。
「赤ちゃん出来ると良いけど。そろそろ年も年だしさ」
玲奈は、そんなことを言う。確かに、高齢出産はリスクが高いと聞く。僕は、早くできると良いねと言って彼女を抱きしめた。

 結局、そんなに教えては貰えなかったが、少しわかった。玲奈は、僕とはまったく違いタイプの雄度の高い男性と付き合っていたみたいだ。
 僕がどんなに頑張っても、その差は埋められない気はする。でも、玲奈に優しく慰められて、ホッとする僕がいる。

 玲奈とのセックスは、少し形が変わった。玲奈が、嫉妬する僕が可愛いと思うようで、元彼のことを持ち出すようになった。
「固い……でも、大きさは元彼の方が大きいな。固さと大きさ、どっちが勝つかわかる?」
 玲奈は、僕のペニスを舐めながらそんな挑発的なことを言う。僕は、大きさの方が勝つんじゃないかと答えた。

「当たり。大きいので奥の方まで突かれると、息が出来なくなるくらい感じるよ」
 玲奈は、僕を見つめながら言う。完全に挑発しているような顔だ。
「でも、固さも大事だけどな。固いのでGスポットゴリゴリこすられると、本当に気持ちいいよ」
 玲奈は、興奮した顔になっている。僕は、すぐに玲奈に挿入して、腰を動かし始めた。言われるとおり、Gスポットの辺りにこすりつけるようにしながら腰を動かした。

「そう、そこ……うぅっ、あっ、んっ、気持ちいいよ」
 玲奈は、悩ましげにうめく。僕は、なるべく強くこすりつけるように動き続けるが、刺激が強い分、もう射精しそうだ。

「元彼は、そここすりながら奥も突いてくれた。頭真っ白になって、潮まで吹いてた……」
 玲奈は、また昔のことを教えてくれる。でも、聞きたくなかったようなないようだ。潮吹きまでさせられていた? そんな話を聞かされて、ショックが強くなる一方だ。

「ねぇ、もう少しだけ奥まで入れられない?」
 玲奈は、焦れたような顔で言う。僕は、目一杯腰を押し込むようにして動かした。でも、すでに限界近くまで挿入しているので、少しも奥には進めない。
「ちょっと代わる」
 玲奈はそう言って、僕を寝かせて上になった。姉さん女房で僕を尻に敷いているが、こんな風に騎乗位になったのは初めてかも知れない。

 玲奈は、そのまま腰を動かし始めた。それは、ヘソから下だけを前後に振るようななまめかしい動きだ。ラテンダンスとか、ベリーダンスのような扇情的な動きに見える。
「んっ、アンッ、アンッ、気持ちいい。固い……おチンポ固い」
 玲奈は、はしたない言葉を口にし始めた。今までにない反応だ。元彼とのセックスの時は、こんな言葉を口にしていたのだろうか? 僕は、嫉妬で胸が苦しくなりながらも、そうなのかと聞いた。

「そうだよ。色々言わされてた。卑猥なこと言うと、彼も私も興奮したから。彼の、すごく大きかった。おチンポ奥までグイグイ押してきて、すぐにイカされてた。オマンコイクって叫びながら潮吹きしてた」
 玲奈は、そんな挑発をしながら腰を動かし続けている。僕はもう限界だ。射精寸前の状態のまま、必死で堪えている。
 そんなに気持ちよかったの? と聞くと、
「気持ちよかったよ。気持ちよすぎておかしくなりそうだった。わけがわからなくなって、変なこといっぱい言ってた」
 と答えた。

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