親孝行


お盆に私の家族と姉の家族で岡山県の日生の実家へ帰って来ました。
私、喜代美26歳、主人達哉30歳、子供8ヶ月の男が一人です。
姉、ユリ26歳、旦那拓海31歳、子供9ヶ月の女が一人です。
姉の家が彦根で私の家は大津なんです。
義兄がワンボックスカーを持っているので、いつも私の家によって1台の車で実家に行くんです。
実家では母48歳がいつも今か今かと待っているんです。
父は5年前の他界して母が一人暮らしで、着いたその日に全員でお墓参りをするんです。
私と姉は歳からも分かると思いますが、一卵性双生児の双子で今でも母はどちらが妹の私か迷うほどなんです。
ですから主人に至っては、姉が私の男の子供を抱いていると私と間違ってお尻を触るほどなんです。
あの日も実家に着いてすぐに父のお墓参りに行き、帰ってきたらいい時間になっていました。
私と姉と母は夕方の食事の用意をし、義兄は運転の疲れからか横になってしまい、主人が二人の子供の面倒を見ていました。
義兄が1時間ほどして起きたので主人はビールを取り出して義兄と飲み始めたのです。
私がそれを見ていて「子供をお風呂にも入れて貰わないといけないので飲み過ぎないでよ。」と言うと「はい、分かりました。」と二人がハモッテ言うんです。
二人とも自分の妻と思っているようで、母はそれを見ていて笑っていました。
私も姉も実家に帰ってきて動きやすい服に着替えたので見分けがつかなかったようです。
「そんな事言わないで飲ませてあげなさいよ。それでなくても嫁の実家まで来てくれるなんて嬉しいわ。」
なんて母は二人に甘いんです。
姉、、、「だって子供をお風呂に入れて貰わないといけないし。」
私、、、「この前だってお姉さんの家に泊まりに行ったらうちの旦那、お姉さんのお布団に入って行くのよ。酔っていたから分からなかったって言い訳までして、、」
母、、、「でも、その時は酔っていたんでしょ。だったら、、」
私、、、「だったら酔いがさめてからどうなるか試してみる。」
姉、、、「どうするのよ。」
私、、、「お義兄さんがお風呂に入っている時に私がお姉さんの子供を連れてお風呂に行くの。」
姉、、、「じゃあ私は達哉さんがお風呂に入っている時にあなたの子供を連れてお風呂に行くの。」
私、、、「そう、たぶん分からないと思うわ。」
母、、、「馬鹿ね、そんなこと夫婦なんですもの。分かるわよ。」
そんなことを言いながら夕食が始まったのです。

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