巫女(みこ)が神前性交儀式を執り行った古代


     
さて、今日の題材は『巫女(みこ)』について、その語句の意味と主観的な解説も含めて簡素に執筆いたします。
     
巫女(みこ)、または神子(みこ)とは、神道において神に仕える女性のことです。
     
神社で祭祀を行う女性(女性の神主すなわち女子神職)とは異なります。
     
日本独自の伝承文化と言えば、この国では古来から女性の神が多く見られますが、
    
実を言いますと資格について現代では考えられない条件がありました。
     
それは性交の儀式を執り行う事です。
     
神聖な神社や巫女が性交儀式と結び付くのかと疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、歴史的には時代によって必要な事情があり、また歴史には前代から受け継がれる連続性の記憶もあります。
     
弥生時代から古墳時代までの間、日本列島は縄文原住民族と渡来した多くの他民族や他部族が混在する人種の坩堝でした。
     
その日本列島に在って、部族間の争い事に対処する最も有効的な呪術は、次代が混血する為の性交に拠る人種的和合の誓約儀式(うけいぎしき)でした。
     
異部族間の性交が人種的和合の為の呪術だったからこそ、巫女に拠る神前性交儀式や神前娼婦などの文化が
残ったとも云われています。
     
これは理にかなっていて、後の江戸末期に公武合体のスローガンの下で皇女・和宮を十六歳で徳川十四代将軍・家茂に嫁がせています。
     
要するに誓約(うけい)の概念の基本が、何百年の時を経ても血の混血で在った事が証明されています。
     
大和合の国(日本列島)黎明期の女神は、神の言葉を天上から受け取り御託宣として下界の民に伝えるのが役目、つまり巫女(シャーマン)でした。
     
そして、その誓約の性交は、新しい併合部族の誕生を呪詛する神事と位置付けられて、主要な祀り(奉り)となりました。
     
現在の神社では、神職の補助者としての位置づけになっています。
     
神社で仕事をする「巫女」は、神職の娘や近親者などの、神社に縁のある人が巫女として奉仕することが多く、
     
一般的には20代後半で定年となるそうです。
     

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