夏の夜の思い出~妻の裸身~


縁側に揺れる蚊取線香の煙が、網戸を通る風で妻のほつれ髪で渦を巻く。
夫婦となって十数年、四十路の妻は純情そうな雰囲気な女だが色香を漂わすようになった。
肌蹴た浴衣から伸びた足を擦りながら、背後から寄り添い、うなじを味わい、浴衣の襟から手を差し入れ、乳房を揉む。
乳首が硬くなる感覚を感じながら、浴衣の帯をゆっくり解き、茂みに中指を這わせる。
ヌルっとした感触は、夫の肉茎を待ち焦がれている証…妻を横たえて股を広げる。
舟形に割れる妻の肉裂に月明かりが差し込み、肉裂からはみ出る灰色の襞が淫汁に光る。
肉裂を割り拡げるように舌先を這わせて、灰色の襞を押し開き視姦する。
肉豆を中心に左右に伸びた襞が内側に捲れてハートを描き、ポッカリ開いた肉穴から淫汁が溢れる。
愛する夫に恥ずかしい肉裂を開かれ、覗かれ、妻は恥らう。
長年、俺の肉茎に擦られて淫汁を噴出し、時には白濁汁を注ぎ込まれた妻の肉裂は、卑猥に変形し、淫猥に色付いたが、それでも俺に開かれて覗かれるのは恥ずかしいらしい。
肉豆を舐められ、堪え切れず漏れる吐息、腰を震わせ快感を我慢する純情な妻が愛おしい。
俺の肉茎が入れられれば夫婦共に快感を分かち合うが、俺に肉豆
を舐められているときは、妻だけが快感に身悶えして淫乱になり、そのあられもなく乱れる姿を愛する夫に観察されるから恥ずかしいのだ。
でも、俺は自分だけ正気でいて、淫乱を我慢しきれないはしたない妻の姿を観察するのがたまらなく好きなのだ。
体を震わせ身をくねらせる妻は、「あなた見ないで」と懇願するように半泣きで淫らに上りつめる。
敏感になった体で、肉穴に亀頭を添えてヌポヌポッと入り口だけを浅めに撫でてやれば、深い挿入を求めて俺の腰を引く。
ズルッと貫く肉茎に、堪らず喘ぎ声が響く。
網戸だというのに、色っぽい大人の女の嬌声が我慢できずに出てしまう。
肌蹴ていたはずの浴衣はいつしか布団の端へ追いやられ全裸になり、みっともない大股開きで俺の肉茎を貪る。
全身を紅潮させて純情な妻が壊れていく。
「ああ、あなた、あなた…」
俺に抱きつき腰をクイクイ使い、息を荒げて快楽に酔い痴れる。
ガクガク痙攣し出したら俺も積極的に腰を使い、妻を楽にさせてやる。
「ああ~~、今日は中に、あなたのを中に、あうっ、ううっ…んぐぅ~~…」
熱い迸りが妻の肉壷を満たすと、全身を力ませて再び上りつめる。
何年過ぎても途絶えることの無い夫婦の営み。

ふと思い出すあの夏の夜…
縁側の網戸を通る風に渦を巻くのは、微笑む妻の写真にたなびく線香の煙…
ふと思い出す愛しき妻の裸身…

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