(続)仮名・はなださんのアパートで…


「私、ずっと!!はなださんのことが好きでした!!」
私は、はなださんに告白をした。

はなださんは、身動き一つしない。

私は、背中をクンクンしながら待っていた。
「俺もくどうのことが!!」と言って、ガバァッと来てくれるのを待っていた。

「俺もくどう、好きだよ。」
と、突然返事が聞こえた。
「本当ですかー!?」
私は思わず、大喜びで聞き返した。
「本当だよ。」
と言われて私は、
「きゃー、両思いですね!じゃあ、さっそく!」
と言って、はなださんのジャージを脱がせる。
…はずだった。

「え!?さっそくって、何?ちょっ、冷蔵庫にしまうの途中だよ。」
「あっ、そうですね。」
私は惜しみつつも背中から離れて、はなださんの横で、冷蔵庫にしまう動作を見つめていた。
はなださんの好きなウインナーも運ばれて、冷蔵庫に並べられた。
そして、作業は終了した。

冷蔵庫の扉をパタッと閉めたあと、はなださんが私を見つめてきた。
突然見つめられて私は、驚いて動けなくなった。
「終わったよ。」
「そーですね…。」
「あれ?さっきの勢いはどうしちゃったの?」
「どーしちゃったんでしょう…。」
なぜか、見つめられると緊張してしまうようだ。

「くどう、男として俺が好きってこと、だよね?」
「そーです!好きでしかたないですよ。」
「そうなの?嬉しいなあ。俺もくどう、大好きだよ。」
「え!?大好き?まさか、幻聴じゃないですよね!?」
「ははは。なんだよ、それ。本物だよ。」
私は驚いていた。
私とはなださんが、まさかのミラクルなロマンス展開になって、驚いていた。

すると突然、はなださんがガバァッと来た。
「きゃ。」
私は、またも、驚いた。
「夢みたいです。」
「夢じゃないよ。」
「本物に?夢じゃないですよね…。」
と言って私は、はなださんのチンチンを握った…。
「ええっ!?」
「きゃっ。ごめんなさい。」
はなださんが驚いたみたいで、私も驚いた。
「いや、いいけど…、びっくりした…。」
「ははは…。」
私はなんとなく笑っておいた。
そして、はなださんの胸をクンクンと嗅いでいた。

もう少しつづく

良かったら「いいね」してください。誰でも「いいね」出来ます!


同じジャンルの体験談

トップページに戻る