虫が結んだ妊娠の縁


離島から都会に来て、5年。都会のからも、暮らしに馴れたが、時折、島を見たくて、海岸に来る。海岸に来ると、事件が有ったのか、パトカーの数台などで、騒々しい。いつもの海岸に行かず、岬の高台に、車を走らせた。狭いカーブで、対向車とすれ違い、ガードレールに車体をこすってしまった。あっ、やらかした。まだ、ローンも、たっぷり残っている。頂上の岬で、車体の傷を見ていると、先の、すれ違いの車が、来た。すいません、対向車線を、はみ出して。この様に頭を下げた、若い男。これが、斉藤満との出会い。斉藤は、私の出身の島と、隣の島の出身。信用金庫に勤めていて、私の住んでいるアパートからも、近かった。私も斉藤に心が引かれて、肉体関係になる事に、大した時間を要しなかった。斉藤と私の共通の趣味は、マラソン。島の小中学校は、島の周回マラソンが、恒例行事。 智子、やろうか。斉藤は、日曜日の朝のランニングから帰ると、私に、体を求める。避妊ゴムの箱を開けると、ゴムを切らしていた。あなた、ゴムは、無いわよ。そろそろ、生で、やろう。いつかは、生のSEX。この様に思いながらも、どこか、踏み出せなかった。いつも、滅多にしない、フェラ。私は、フェラから、攻めた。妊娠も仕方ないが、出来れば、避けたかった。手こき、射精。斉藤の亀頭をティッシュで拭いた時に、私の股に違和感。見ると、斉藤の飼っているクワガタが、私の股に、張り付いてる。飼育ケースの蓋が開いていて、クワガタが、脱走。虫を素手で、触る事が、苦手。精液の付いたティッシュで、クワガタを掴んだ。この時に、微量の精液を膣に付けたのか? その後、避妊ゴムのSEXしていたが、体の違和感、診察で、妊娠。医師から妊娠を告げられ、心当たり、クワガタを掴んだ精液の含んだ、ティッシュ。これが、思い出された。虫が、結び付け、縁を感じた。

 

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