未来予想図を見せつけられた


夜、起きて、何気なしにラジオのスイッチを押した。ドリカム、未来予想図が、流れている。そして、平成元年とっ、言われた。そして、俺は、若い頃の、平成元年を思い出した。当時、大学生だった俺は、同級生の、杉山友梨佳と、交際していた。ドリカムは、友梨佳の好きな曲だった。安価なキーボードで、未来予想図も演奏しながら、熱唱。俺は、横で、聞かされた。親が喫茶店を経営していた俺は、肉などの店で、余った食材。これを、友梨佳のアパ―トに、持って行った。そして、SEXも有った。避妊ゴムは、友梨佳の方から着けた。順一、ちょつと、対面座位で、やって見ない。高校生まで、体操していた友梨佳。大学生になって、本から、48手を知った。俺は、その相手をさせられた。友梨佳、俺は、体が硬い。だったら、私が、やわらかくしてあげる。友梨佳から、背中を押された。肩に友梨佳の胸の当たる。これが、見えなくても、感触して、判る。この友梨佳が、大学4年の7月、妊娠の告白を俺に。いつも、避妊ゴムを友梨佳に着けられて、安心していた。何か、間違いだろう。私、順一の他の男と、エッチしてないから。大学4年で、就職直前。そして、友梨佳は子供を産みたい。これに、俺は、父親としての、自信は無かった。単位の取得のしっかりしていた、友梨佳。大学4年の秋からは、講義の欠席も余裕だった。しかし、腹の中で、成長する胎児。結果、友梨佳は、アパレル会社の内定辞退。そして、どうにか大学卒業したが、郷里に。俺は、デパートに、就職。平成元年のバブル景気で、その後の、デパートの統廃合などは、考えず。そして、今は、俺の就職したデパートを買った大手スーパーの系列店で、店長。             
朝、俺は休み。昔の記憶を頼りに、友梨佳の実家に、言って見る事に。友梨佳の実家は、米穀店。そして、車で、3時間。平成元年の頃は、高速道路も無く、5時間は、要した。そして、杉山米穀店の看板が、見えた。少し離れた所から、店を見た。カーステレオが、大音量の旧型クラウンが、店の前に止まった。車から、流れている曲は、ドリカム、未来予想図。そして、50代後半らしい、女が、車から降りる。俺は、杉山友梨佳と確信した。俺は、米穀店の前の自販機に行った。そして、缶コ―ヒーを買っていると、友梨佳らしい女性に、20代半ば、この様に思われる女性が、ママとっ、声をかけた。風の噂で、女の子を出産。この様に聞いていたが、あの二人は、親子なのか? まさに、未来を見せつけられた思いがした。そして、黙って去った。

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