当日、産気づいて分娩室に運ばれました。
足を固定され、いよいよという時に、陣痛とは違う痛みが発生しました。
そうです、この場に及んで私は大きい方を催してしまったのです。
女性看護士にトイレに行きたい旨を告げたのですが、
この状況ではトイレには行かせられない。
タライを持ってくるからここでしてくださいとのこと。
’よくあることですから気にされずにしてください’という看護士に、
’あの、大きい方なんですけど’と言うと、
看護士は一瞬ひるんだように見えましたが、
’大丈夫ですよ。気にしないでください’
私は泣きたくなりました。
その部屋には、既に消毒を済ませた男性医師２名もスタンバっていたからです。
陣痛のせいか、あまり我慢することができずに、
’ブゥッ、ブゥ～’と部屋に響き渡るような音とともにガスが出てしまい、
そのあと、
’ブリブリブリ～、ボンッ’と私は異性の前で大放出をしてしまったのです。
それだけでも恥ずかしいのに。
ほどなくして、何とも言えない異臭が・・・
私は涙目で、’やだ～、恥ずかしい’を繰り返していました。
その日の午後、私は無事に長男を出産致しました。
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