フリーアナにスタッフのレズ誘い


えっ、サウナですか!  私は、思わず絶句した。地方局のフリーアナで、これまで、食リポを中心に仕事。プールの水着の仕事も有ったが、ワンピースで、相手は女性の水泳コーチ。今回は、男性とサウナで、ビキニ水着。断る余裕も無く、ロケ当日の朝に、家の風呂で、数枚のビキニを試着。結局、上下、青のビキニ。デパートの最上階に、サウナ開設。紀香さん、水着が、似合ってますよ。放送局の女性スタッフから、サウナの更衣室で言われた。女性スタッフは、半袖、ハーフパンツ。私は、内心、それなら、あなたして。サウナの相手の男性は、百キロ超えデブ男。絶対、こんな男に、抱かれたくない。この男と、無理な作り笑い。サウナの蒸す撮影に、デブを見ると、余計に疲れる。はい、終了です。撮影が終わって、更衣室に戻ると、女性スタッフが、声をかけて来る。紀香さん、良かったですよ。私のビキニを外した時に、私のバストを見つめる。北国テレビの撮影スタッフ、杉村邦子。私と杉村は、北国テレビの同期。私は、局のアナ。杉村は、番組制作のスタッフ。そして、私が、汗で濡れた胸を拭いてると。背後から杉村が、抱きついて来た。ちょつと、あなた、何するのよ! 私の怒鳴り声も気にしない杉村は、言った。私、紀香さん、好きですから。えっ、私の事が、好き。一体、この女は、何を言っているのか。あなた、そんなに、見ないで。私が、ビキニの下を脱ぐ様子。これを、見つめる杉村に、腹立つ思い。 翌日、仕事の休み。杉村は、早朝の番組を担当。午後から退社している事は知っているが、電話。紀香さん、今、アパートの前まで、来てます。窓から外を見ると、スマホを片手に手を振っている。そして、インターフォンのベル攻勢。変なサラ金の取り立ての様に誤解されたくないので、仕方なくドアを開ける。杉村を家に入れると、また、抱きつく。煩わしいが、険悪感は、不思議とっ、無かった。紀香さん、私のスポブラを見て下さい。ブラウスを脱ぎ、ライムグリーンのスポブラを見せる。同性の私から見ても、なかなか、魅力的。私も、自然とっ、脱いだ。私、入社した時の研修会で、温泉で、紀香さん。あの裸を見た時から、好きでした。えっ、もう、10年以上も前だよね。杉村に、10年も片思いされて、居た事に複雑な想い。杉村の胸に頭を乗せると、聞こえる心臓の鼓動音と、生暖かさ。レズの魅力、これなのかな。私は、ボッリとっ、言った。私と、杉村のレズ関係は、続いている。杉村は、LGBTの裁判取材などで、テレビの二ュース。当然、私の事は言わないが、LGBTに理解。この言葉が、私に言われている気がする。

 

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