息子の嫁が「何でも言う事を聞きますから」と言ってくれた。2


1週間後、病院を退院した息子の健介が我が家に帰ってきた。
自分の意思とは違うちょっと不満そうな、それでいて申し訳なさそうな顔をしていたが、息子のために私が使っていた部屋を明け渡し1階の部屋をバリアフリーにした。
そして私は2階へと移ったのでした。
「あなた、お義父様が私と景子(孫の名)のために用意してくださったのよ。お礼を言って、、」
部屋のベッドに寝かされた息子は顔を私の方に向けず黙っていた。
「すみません、お義父様。」
「いいんだ、こいつだけなら追い出してやるところだが嫁と孫がいたらそんな事も出来ないだろう。ここの部屋は自由に使っていいから。薫さんは使い勝手が悪いかもしれないが台所の方もお願いするよ。」
「はい、分かりました。」
「今日は疲れているから出前でも取ろう。薫さんも今日は早めに寝なさい。」
「ありがとうございます。」
まだ息子の嫁がどんなものなのか分からないが正直言って可愛かった。
私が見つけてきた娘より年はいっていたが、小柄で若く見え色気と言うのではなくただただかわいい、、そう置物のようにかわいい、、それでいて出るところは出ているし凹んでいるところは凹んでいるからスタイルもいいのだ。
翌朝起きるとすでに薫さんは台所で朝食を作ってくれていた。
「おはよう、、」
「おはようございます。お義父様。」
「よく眠れたかな。健介はまだ寝ているのか。」
「いいえ、彼は起きていて景子の面倒を見てくれています。」
「そうか、景子の世話をするしかないものな。勝手が悪いだろうがよろしくお願いするよ。どうしても使い勝手が悪いなら薫さんの思うように変えてもいいから。」
「いいえ、お義母様の使っていた台所ですから、凄く使い勝手がいいです。」
「そうか、でもあいつはあまり家事が得意でなかったので家政婦を雇っていたんだ。健介は言ってなかったのか。」
「いいえ、そうだったんですか。でも私頑張りますから、なんでも言いつけてください。」
「お願いするよ。」
私は朝食後仕事へ行き帰りが夕方になるのが、薫さんが家事をこなしてくれていた。
それからの1週間は平穏に暮らしていた。
あまり私の顔を見たくない息子は部屋から出てこようとはしなかった。
私もあえて息子たち夫婦の部屋に入らず、寝るまでは孫の景子と遊んだり風呂にも入れてやっていた。
息子が薫さんと駆け落ちをしてまさかこんな日が来るとは思ってもみなかった。
しかし薫さんはいい女だ、このまま置き物ように飾っておくだけだと勿体ないと思いかけていた。
時折私が食事をしている時、リビングで私に背を向け景子に授乳している時がありドキッとした。
休日、薫さんを呼んでも部屋から出てこない時もあり、景子にオッパイをあげていたのかとこの時になって分かった。
だったらお風呂は?
何時入っているのかを考えると、私が2階へ上がり寝てから入っているのかと理解した。
そう思うと、私が景子をお風呂に入れて薫さんに渡す時、あまり私の方を見ないで景子一筋を見ている薫さんがいた。
その時は私も景子を抱いているのでタオルを巻くことも出来ない裸のまま渡していたから薫さんも見てはいけないと思っていたかもしれない。

 

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みんなのコメント

1 名前:名無しさん2022年10月18日(火) 17時21分00秒

禁断の愛はもうすぐですね。

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