私は、あのコとは違う


 私、ゆき子。s学五年生。
 近所の同学年の「バカ友」、りえ子と毎日のように一緒に下校してる。

 今日も一緒に下校してた。
 だけど「ちょっと寄る所がある」なんて言って、私を商店街の裏通りに連れてきた。
 また今日も、商店街の廃品置き場からエッチなDVDとかの「お宝」でも発掘するのねと思ってたら、
 りえ子と入りこんだ裏通りの奥で、男のひとが一人、エアコンの室外機に座って待っていた。

 「お待たせー」りえ子は明るく声をかけたけど、男のひとは明らかに私を警戒してる。
 「あ、このコね」りえ子が私の手を引いて男のひとに言った。「私の友達。秘密守れるから安心して。それより、早くちょうだい!」
 男のひとはいぶかしそうに私をチラ見しながら、手をのばしてりえ子の唇にタバコをくわえさせて、ライターで火をつけた。

 (うわ、りえ子チャン。タバコ吸ってる……)りえ子はタバコをくわえた唇の両側から煙をもらしながら、首を私の方にクイッと向けた。
 男のひとがスッと私に近づき、手にしてたタバコを私の唇にはさむと、ライターの火を近づけた。
 私の口の中がにがくなった。

 「へぇ……」りえ子が言った。「ゆき子チャン、タバコ経験あるのね。」
 「そうだね。」男のひとが言った。「『点火の呼吸』を知らないコだと、タバコ黒コゲにするけどね。」

 (あーあ、めんどくさい事になったかも。)私はそう思いながら、口に煙をためては吹き出していた。
 「フフッ……」りえ子が煙を吹きながら笑った。「このオッサンね、ゆき子チャンみたいな可愛い女の子がタバコ吸ってるの見ると、すごいことになるのよ。」
 「オッサンって言うな……まだ十代だぞ……」男のひとが言った。「それに……コラッ、やめろっ!」ゆき子が男のひとのズボンを引きおろした。
 男のひとは「やめろ」とは言ってるけど、本気出して抵抗してるようでもなかった。

 ズボンの奥から、おチンポが上を向いて飛び出してきた。
 「ほら、オッサン。やってあげるよ。」
 りえ子がタバコをくわえたまま、男のひとのおチンポをにぎると動かしはじめた。
 男のひとは私の方をぼんやり見つめてる。
 「ほら、ゆき子チャン。」りえ子がおチンポの先を指さした。「ここに、煙を吹きかけてあげなよ。」
 私は言われたとおり、顔をおチンポに近づけた。おチンポの先が濡れて陶磁器みたいに輝いてる。
 私はそこめがけて、口に含んだ煙を吹きつけた。

 「はうぅー!」

 男のひとがうめいたとたん、おチンポの先が割れるように白い液があふれて噴きあがってきた。
 りえ子がおチンポをにぎる手を少し傾けると、その白い液はコンクリートの地面に小さな固まりになって飛びちった。

 「すごいでしょ。」りえ子が言った。私はうなずいた。「これが男がエッチで一番気持ちよくなると出る、セイエキってヤツよ。」

 りえ子はそのセイエキに、くわえてたタバコを押し当てた。小さな音をたてて火が消えた。
 「ゆき子チャンも、」りえ子がセイエキの固まりを指さした。「ここで火を消しなよ。それで、もう帰らなくっちゃ。」

    ○

 それから数日たってからだった。

 私が商店街の書店に行く途中だった。
 私の肩になれなれしく手をかけてきたひとがいた。そのひとは私を、あの裏通りの奥に引きこんでいく。

 チラッと顔を見ると、あの男のひとだった。
 男のひとは周りのようすを見ると、私にスマホの画面を見せた。
 その画面には、この前私がランドセルを背負ってタバコをくわえてた姿が写ってた。

 「コレヲ、見ロ。」スマホから合成音声が聞こえてきた。「コノ画像ヲ、オマエノ親ヤ学校ニ見ラレタクナケレバ、ワタシノ言ウコトヲ聞クンダ!」

 ……脅しをかけてきた。
 まあ、学校はヤバいけど親がふざけて私にタバコを教えた所があるから、四面楚歌でもないけどね。

 「それで……」私は男に言った。「私、どうすればいいわけ?」
 「え……」男は肉声になった。「その……その……」合成音声と違ってたどたどしい。
 「キミの……ここ」男は私の股を指さした。「見せて……ほしいんだ……」
 言葉がたどたどしいうえに弱々しい。私は笑い出すのをガマンして言った。

 「……いいよ。」
 「え…… いいの?」
 「見せてあげるけど、さわるのとか、トーサツとかナシだからね!」
 ちょっと強く言うと男はうなずいた。
 私は、室外機の近くにあったコンクリートの四角い出っぱりに腰を降ろすと、ズボンと下着を一気にずらした。

 男は私の股のスジに、息がかかるほど顔を寄せた。
 「すげぇ……これがワレメなんだ…… ねぇ、ちょっと指でここ拡げてくれない?」
 「こう?」
 「あ……、スキマが見えた…… これがセックスの穴なんだ……」

 私は男に聞いた。
 「ねぇ、りえ子チャンのと私のと、どう違ってる?」
 男は答えた。
 「あの女、ケチだから見せてくれないんだ。」
 私はクスッと笑った。(そうだろうなぁ……そんな子だもんなぁ……)

 ふと見ると、男はおチンポをムキ出しにして手でつかみ、私の裸の股を見ながら揺り動かしている。

 「ねぇ……」私は男に言った。「おチンポ、舐めてあげようか?」
 男は顔をあげてボーゼンと私を見つめた。「い……いいの?」
 「そっちの方が気持ちいいんでしょ?セックスはイヤだけど、それくらいはやってあげる。」

 「じゃ、」男はコンクリートの地面にあお向けに寝た。おチンポが空を向いて立った。「キミ、こっちに足を向けて上に乗って……そう。そしたら、キミのワレメ見ながらおチンポ舐めてもらえるから。」

 私は言った。「ナインティナインってヤツね。」「いや、シックスナインだよ。」

 私は、目の前にせまるおチンポをクチにした。
 「うぉ…… うぉ…… すげぇ!」男はおチンポを舐められるのは初めてのようだ。  
 勢いでクチにしてしまったけど、私だっておチンポを舐めるなんて初めてだ。
 まあ、りえ子チャンが見せてくれたエッチな本で予備知識はあったけど。

 「はぁ…… はぁ…… すンごく気持ちいい……」男は私が言った「さわるのナシ」を守ってる。だけど男の激しい息が当たって、私はワレメがムズムズしてたまらない。
 「うぉっほ! うぉっほ! オオオ……オナニーしてる! 女の子がぼくの目の前で、オナニーしてる!」私はガマン出来なくなって、ワレメに手をのばしていじり始めていた。

 私のクチの中に、熱く苦い塩気のある臭いものが注ぎこまれた。
 こないだ初めて見たばかりのセイエキを、私はクチで受けとめたんだ。
 私はカラダのチカラが抜けて、男の上にうつ伏せに寝そべった。
 私のクチから出たおチンポが、私の顔の間近にだらしなく倒れ、白い液にまみれている。私がその先っぽに指で触れると、奥にたまってる液の残党がダラリとしぼり出されてきた。

 このひとに、なんでこんな事したんだろう。
 別に、この男のひとを好きになったワケじゃない。
 このひとが言った、あの一言が私を変えたんだ。

 「あの女ケチだから、見せてくれないんだ。」

 私はりえ子みたいに、ケチになりたくなかった。
 ましてや、エッチのケチになりたくなかったんだ。

 

 

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