小学生の女の子に・・・


 つい先日の話、夜勤を終えて帰宅途中のことです。
 「すいません・・・」
 なんとも可愛らしい声で呼び止められました。振り返るとそこには小学校3年生くらいの女の子が、立っていました。
 「どうしたの?」
 と聞き返すと、女の子は少し照れた感じで、
 「お兄さんの童貞を下さい・・・」
 と言ってきました。

 ”童貞を下さい・・・”
 なんで知っているのか不思議だった。僕は生まれてから一度も彼女がいない。正真正銘の童貞です。
 こんな可愛い女の子とHができるのなら・・・と考えましたが、社会道徳から逸脱した行為であるため、
 「ゴメンね。お兄さん忙しいから・・・」
 とその場を去ることにしました。

 少し早歩きで帰ったつもりでしたが、女の子はうしろから近づいてきました。
 自宅までついてきたので、不本意でしたが家に入れました。
 季節は冬なのに暑い日だったので、冷たい飲み物だけ飲んでもらって帰らせようと考えました。

 一人暮らしの狭い部屋に小学生と一緒に冷たい麦茶を飲む23歳の僕・・・
 女の子(名前を聞いてなかったので、『恭子』と仮名を使わせていただきます)は、ずっと黙ったまま麦茶を少しずつ口に含んでいました。その姿はどことなく色っぽさも感じました。
 「麦茶を飲んだらおウチに帰ってね」
 恭子ちゃんは黙ったままうつむいていました。
 「なんで、童貞が欲しいの?」
 つい、気になっていたことを聞いてしまいました。

 ・・・今を思えば、あの一言が原因だったように思います・・・

 「小学校のお友達が、この前初体験をしたって・・・私も興味があったけど彼氏いないし・・・かっこいいお兄さんなら、私としてくれるんじゃないかって・・・」
 “かっこいい”言われたこともないセリフが耳に入ってきました。
 「本当に僕でいいの?」
 恭子ちゃんは黙って首を縦に振りました。

 ヤッちゃいました・・・

 

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