「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
手の平から…。
触れている体から…。
貴方を、感じる…。
ここに、大介さんが、いる…。
…私だけの、大介さん…。
…今だけは、誰にも、譲ってなんか、あげない…っ
ぎゅぅっっ。
「ん…?どうしたの…?」
「…ううん、何でもないよ…」
ぎゅ。
今だけは、離してなんか、あげない…っ。
「・・・・・・。」
会えないまま、帰る日も、あるから…かな。
前、バイトのコ…かな、の、手、触ってた…、の、見たのも、あるかな…。
…私だって、少しは、その…。…妬いちゃうし…。
「・・・・・・。」
ちゅ。
「ん…っ?」
「…大ちゃん…、もしかして、耳、弱かったりして…って、思って…。」
吐息さえ、感じさせたい…。
柔らかく…耳元で、囁く…。
「え…、なんで…?」
「ん…、前に…、何となく…」
…大ちゃんの、耳だ…。
こんな形、してるんだ…。
愛おしいな・・・
かぷ。
唇で、挟み込んで…、舌で…なぞる…。
私で、貴方を溶かしたい…。
「はぁ…。」
ため息が、漏れてしまう・・・私。
耳の形、全て、舌先で、感じ取りたい・・。
貴方の耳を、感じ取りたい・・・。
・・・舌で、
・・・唇で、
貴方を、…感じてる。
「…くっ…」
ぎゅ・・・。
大ちゃんの、声…。
私を抱いてる腕にも、チカラが、強まる・・・。
「ねぇ…、気持ちいい…?」
そのまま、耳元で、…囁く。
「…っ。気持ちいいよ…っ。」
少し、押し殺すように、大ちゃんは、言う。
・・・か わ い い・・・
いつも、素敵なのに・・・。
いつも、いぢわるなのに・・・。
こぉんなに、可愛い・・・っ。
ちゅっ…。
首筋に…キス。
舌を軽く出して、…首筋も、…味わう…。
貴方の味が、してるよ…。
耳も、
首筋も、
何度も、堪能してしまう・・・私・・・。
「…っ。・・・…っ」
チカラの入る、その腕の、敏感な変化にも、
大ちゃんの、気持ち良さ、も感じて、
…私も、どんどん、
…変…、に、なってきてる・・・。
・・・背中に、電気が走ってきています・・・。
「はぁ・・、はぁ・・、」
…感じさせてるのは…、…私。
・・・私、でしょう・・・?
なのに、なんで…、こんな…風に、なってるの…?
変・・・。変だよ…。
「ん…っ」
堪えて…、
堪えなきゃ…っ。
・・・今は、私が、だいちゃんを・・・っ。
「はぁ・・、はぁ・・、」
ちゅ…。
服の上から、
・・・その胸に、キス・・・。
ちゅ…。
・・・キス・・・。
ちゅ…。
・・・キス・・・。
何度も、何度も・・・何度も…。
「はぁ・・、はぁ・・、」
…もっと、もっと、
大ちゃんを、・・・知りたい・・・っ。
・・・耳元で、ささやく・・・
「ねぇ、大ちゃん・・・、
…っ、そろそろ、・・・ジッパー・・・、
・・・開けちゃう・・・?」
続き、また、書きますね