友人夫婦から「タブレットが壊れたっぽい、ちょっとみてくれないか」と言われた。
俺は家電メーカーに勤めているので、多少機械に詳しい事もあり、何かと頼られることがある。
それで友人から渡されたタブレット、防水機能があるからと風呂場に持ち込んで水没させたようだった。
結論から言うと故障、修理に出しても費用が結構掛かりそうな感じ。
友人に修理よりも買い替えを勧めた。
後日、友人から「新しいタブレットを買った」と聞いた。
壊れたタブレットは俺に預けたまま。
『このタブレットはどうするんだ?』と尋ねると「要らない」と言われ、処分も俺にぶん投げてきた。
壊れている(電源も入らない状態)とはいえ、今やタブレットやスマホは個人情報のかたまりだ。
友人に突き返したいが、俺は適切な処分方法を知っているのも事実。
仕方なしに処分を引き受けることにした。
友人は「動画を見るために買ったやつだから、スマホみたいに中にデータも無い」と言っていた。
俺は処分の準備をした。
見落としそうになったが、タブレットにSDカードが入っていた。
SDカードも防水使用になっていることが多い、SDカードまで故障していればゴミ箱にポイだが、念のために確認した。
PCのカードリーダーにSDカードを差す、するとSDカードは生きていた。
中に写真が数百枚入っている。
そう言えば友人、元々はandroidのスマホを使っていて、後にiPhoneへ機種変更をしたのを思い出した。
きっとandroidを使っていた頃にスマホに差していたSDカードであろう。
でなければ、タブレットで数百枚の写真を撮影したり、画像を保存するのは実用的に可能性が低い。
念のため、中のデータも生きているか確認した。
すると、そこには奥さんとのハメ撮りや、奥さんの裸の写真、中には外で脱いでいる露出要素のある写真まで出てきた。
見てはいけないものを見てしまった、そう思ったが保存した日付を見ると数年前。
「これは時効だ」とわけのわからない理由をつけ、写真をくまなく見てオカズにしてしまった。
後日、友人に「SDカードが入っていた、何も入っていないかもしれないが渡したい」と伝えた。
友人は『じゃあ家まで持ってきてほしい、俺がいなければ嫁に渡しておいてくれ』と言ってきた。
俺はその足で友人宅へ向かった。
友人宅のインターホンを鳴らす、友人は留守だったので奥さんに渡すことにした。
奥さんを目の前にすると、いつもと違った気持ちになった。
“あなたの裸を見てしまった”という興奮と言うよりも罪悪感だった。
奥さんは何も知らず「わざわざすみません、旦那が図々しいことばかり言ってしまって」と頭を下げてくる。
『詳しくは確認していませんが、中のデータは生きているみたいです、PCに差したら反応はしたので」と伝えた。
奥さんは「何が入っているのか分かりませんが旦那に渡しておきます」とだけ言っていた。
その後、友人から連絡が来ることもなく、タブレットの処分も無事に終わりました。
数週間後、ショッピングモールで奥さんとバッタリ会った。
俺の顔を見るなり、奥さんは急ぎ足で近付いてきた。
「疑うようで申し訳ないのですが、SDカードの中って見ましたか?」と唐突に質問をしてきた。
『いえ、どうかされたんですか?』と惚けると、間髪入れずに「古いものでしたが写真が入っていまして…」と俯く奥さん。
『はい、その写真がどうかされたんでしょうか?』と尋ねると「ちょっとマズいものが入っていて…」と顔を真っ赤にして言う。
俺は知らぬ存ぜぬを貫いていた、奥さんは「結婚前の写真なんですけどね、結構恥ずかしい写真が…」と言う。
『恥ずかしい写真?変顔の写真とかでしょうか?』と更に惚けると「いえ、ちょっとHなやつとか…」と俯く。
俺は『え?そんなのが入っていたんですか!?』と惚け倒す。
奥さんは「これってどうやったら消去できますか?」と聞いてきた。
奥さんもiPhoneを使用している。
『SDカードを差せる機種に差して消去すれば良いのでは?新しいタブレットとか』と提案すると、新しく買ったタブレットはiPadなのだそうだ。
俺はandroidスマホを使っている。SDカードも使用できる機種だ。
『俺のスマホはSDカードを差せますよ、良かったらコレで削除しますか?』と提案すると「お願いします」と言ってきた。
フードコートでSDカード内のデータ削除に取り掛かった。
中を見られては困る奥さん、それを考慮して俺はスマホを渡して作業自体は奥さんにしてもらうことにした。
奥さんは俺に画面を見られないようにするため、俺は口頭で作業手順を指示した。
しかし奥さんは「えーと、えーっと」と作業が分からない様子だった、無理もない、androidの操作にも慣れていないのだ。
とはいえ、長い時間付き合ってもいられない、奥さんもそう感じていた様子だった。
奥さんは『もういいや!!分からないから代わりに削除して下さい!!』と言って、スマホを返してきた。
そこには一度見たものの、夫婦(当時カップル)の卑猥な写真が沢山並んでいた。
顔を真っ赤にして下を向いてしまった奥さん。
俺は平然と削除を進めて、全ての写真を削除した。
作業が終わり、SDカードを奥さんへ渡した。
『これで中のデータは全部消えましたよ』と声を掛けると、両手で顔を覆って「恥ずかしい~」と半泣き。
『大丈夫ですよ、俺口堅いですし、誰かに言って得するわけでもないですから』と声を掛けた。
奥さんは「もう、本当に嫌、なんで男ってこんな写真をいつまでも持っておくんだろう…」と言ってきた。
『でも、そんな男って多いと思いますよ?俺だって例外じゃないですし』と伝え、自分の写真フォルダを奥さんに見せた。
そこには交際中の彼女との行為中の写真や動画を映していた。
奥さんは「え?え?こんなの見せて平気なんですか!?」と聞いてきたが『これでお相子です』と笑ってあげた。
それからも友人夫婦との関係は良好です。
お会いするたびに「あの節はどうも~」と挨拶してくれる奥さん。
友人は何のことか分かっていないようだが、気にしている素振りもない。
これからも友人夫婦と顔を合わせるたびに、奥さんの裸を思い出すでしょう。
それにしても奥さんの身体、思い出しては今でもオカズにさせてもらっています。

