もう一度、やり直しの気分で、奥さんを起上らせた。先日のバーでうなじがウイークポイントなのを思い出し、あぐらに抱き込みながらうなじに口唇をよせた。
数回舌でなぞると体が震えてきた。手をバストに廻し、柔らかくもみながら舌先を背骨にそってなぞると、
「そこ、弱いの」
と言いつつのけぞってしまった。うつ伏せにして耳から尻まで背骨を舌先を行き来させると、
「イヤアーン」
と甘え声を出しつつ猫がのびをするように両手をのはして背をそらせた。丸い豊かな尻に舌先が入ったとたん、
「イヤッ」
と強い調子で叫んで横臥してしまった。アヌスあたりが、もっと感じそうなので、片足を持上げて69に入った。奥さんも私のセックスを口に含んでなめまわしていたが、やはり舌先がアヌスに触れると、ペニスを口から出してしまい握っているのが精一杯で、
「アッツーツ」
と大声を上げてしまった。奥さんのウイークポイントを見付けた喜びで私のセックスも又力を得た。妻のようによくよく洗ってないとみえて匂いが残っているが膣に二本の指を入れて愛撫を加えながらアヌスに舌の集中攻撃をする。
体がビクンピクンとはね上るような動きからガクガクと震え私にすがるようにしつつ、
「アワ、ワ、ワ」
とはっきりしない声を出していた。ついに、
「もう、ヤメテ」
と手でアヌスを隠してしまった。不快感を与えたのかと思って、
「イヤだったの?」
と聞くと頭を振りながら、
「ウウン、こんなの初めてなの。もうおかしくなりそう。ネェー、キ・テ」
「こっち? それともこっち?」
といじわるく指で膣とアヌスを刺激して聞くと、
「コッチよ。こっちはいや」
と後に手を当てたまま仰向けに足を拡げた。さっきの指の愛撫でベトべトになっている膣はペニスをつるりと飲み込んだ。しめつける力や中のあたたかさは妻とは違っている。すりつける動きは妻が喜ぶものだが、奥さんはピストン運動のほうが好きそうだ。熱い肉柱を一杯に引き抜き、突き破らんばかりに押し入れると、
「すごいの。すごいの」
とくり返していたが数度の抽送で
「あ、あっーああっ」
と叫びつつ両足をつっぱってブリッジのようにそり返った。さらに突き立てていくと、
「はぁー、あっ、あっ、あっイッチャゥーン」
と体を丸めるように私にしがみついて動かなくなった。
少し間を置いて又動きだしたときに後ろに人の気配を感じた。
妻と小山さんが部屋の角に立ち止まっていた。見られているのは恥ずかしいような興奮するような妙な気特だが、そのまま動き続ける。そして少し見せつけてやれといった気分で奥さんの両足を肩にかけて足を開き大きく動いた。
「あっ、あっすごい。すごいわ、あなた」
と叫び声が大きくなり、
「あっ、あっあなた。あなた」
と声がせっぱつまってきた。
見られてる刺激と奥さんの声につられて私もいきそうになってきた。
「京子さん、京子さん」
「いいの。いいの!」
「京子さぁーん!」
その時避妊のことが心配になった、妻はリングを入れているが奥さんには何も聞いていない。
「京子さん、もうすぐいきそう。中でいっていいの。とった
ほうがいい?」
「いいの、大丈夫。キテ。キテ」
「いくよ。いいね」
「いい、イッイッ、キ テェー」
膣の一番奥まで届かせて射精した。妻のときのように漏れるような感じでなく若い頃のようにドクソドクソと射出感を何度も味わった。脚を揃えて延ばした奥さんの上で久し振りのセックスの充足感を味わっていた。二人の心臓の早鐘が静まるにつれて後戯のような会話になった。
「奥きまにはあそこへおいたするの?」
「ええ、京子さんは初めて?」
「恥ずかしかったわ。でもヘンな気拝だったわ。でも良かったわ」
「えっ、何が良かったって」
突然後ろから小山さんの声が聞えた、振り返えるとなんと二人は私たちの足元のソファにいた。妻も浴衣の袖で顔を隠すようにしていた。
「あれえー、二人とも出て行ったと思ったのに。ずっといたんですか?」.
「ウワァー、ハズカシイー」
と奥さんは毛布を引き上げると隠れてしまった。妻がティッシュの箱を持って近づいて来た。小山さんは毛布の上から奥さんを抱きかかえていた。私がベッドから立ち上ると小山さんが代りにベッドに上って毛布の中の奥さんの側へ入っていった。私は下着を取りにバスルームへ行くと妻もついて来て、後手にドアを閉めるとひしとばかりに抱きついてきた。
たった今奥さんとセックスが終ったばかりなのにキスをしているうちにまた欲しくなって腰を突き出すと妻も腰をすりつけて来た。
「ネエー、早くうちに帰りましょう」
という妻の声のうらに「そしてセックスしたいわ」という言葉が隠されていた。
ベッドルームに戻ると小山さん夫妻はまだ毛布の中にいた。帰ることを告げるとご主人が、
「ではまた、あとで電話でもしますよ」
と挨拶もそこそこにまた毛布の中へもぐり込んでしまった。奥さんを一時も離したくない気分は痛いほど私も感じっつ、ホテルを出た。
その夜は妻は珍しく素裸で私の側にもぐりこんで、なかなかポッ起しないセックスを半立ちのまま、
「入ってるだけでいいの。入れといて」
といいつつ跨がるようにして飲み込んだ。さすがに二度目は興奮しているのにできずに静かに抱き合いながら、
「よかったのかい?」
「ええ、とても。でもあなたのほうがいいの。あなたは?」
「うん、素晴らしかった。お前のこともっと好きになったよ」
「よかつたわ」
と交わした会話が全てを物語っていた。
我々は偶然の会話がきっかけで、それが半年も忘れられて、又偶然の神の微笑で夫婦交際を経験してしまった。そしてその後も小山夫妻とは飲むことはあっても、もう半年にもなるのに会話にもでてこない、たった一度の経験だった。でも、その後の妻とのセックスはリファインされてまるで昔の恋愛時代に逆戻りしてしまったのかと思う時さえある。こんな偶然でスワッピングを経験した夫婦は意外と多いのではないだろうか。

