官能小説の表紙モデルをする妻の堕ちた楽園


「うん。それはわかったけど、私なんかの裸に、本当にお金出す人なんているの?」
 妻の明日香が、怪訝な顔で言う。僕は、繰り返し同じ話をした。きっと上手く行くはずだし、上手く行かなかったところで何もデメリットはないと言うことを。
「うん……でも、やっぱり恥ずかしいな」
 モジモジと恥ずかしそうにしている明日香に、ちょっと頑張ればすぐに家が買えるはずだと説得をした。

「そうだよね……普通に貯金してたら、頭金が出来るまでに時間かかるよね……」
 明日香は、悩んでいる。僕は、家というものにこだわる彼女の性格を利用して説得を続けた……。

 僕は、さえないサラリーマンだ。でも、少しだけ特技があって、官能小説を書いている。電子書籍でしか出版していないが、ほぼノーリスクで出版出来ることが面白く、ヒマを見ては執筆して気がつくと30冊ほど出版した。
 最初の頃は、ほとんど売れなかった。売れないと言うことに関しては、今もそれほどたくさん売れているわけではないが、読み放題のサービスに登録したことで意外に沢山の人に読んでもらえた。

 読まれたページ数に対して、報酬が発生する。気がつくと、月に20万くらいは入ってくるようになっていた。こうなってくると、色々と欲が出てきた。
 表紙を工夫したりしながら色々試したが、やっぱり限界がある。僕は、迷いに迷ったあげく、明日香に打ち明けた。
「えっ! 凄いじゃん! 本なんて書いてたんだ。そんなに読んでもらえてるんだね。ナオくん、才能あるんだね」
 明日香は、官能小説に対して、とくに嫌悪感もないようだ。僕の才能を褒めてくれて、素直に嬉しかった。

「もっと読んでもらえると良いね」
 意外に好意的だった明日香に、思い切って表紙のモデルになってくれるように頼んだ。今は、素材販売サイトで写真を買って表紙にしている。
 けっこう良い写真があるのだが、やっぱり小説のイメージとピッタリというわけではない。
「えっ! 表紙!? そんなの無理だよ! 私ブサイクだし」
 明日香は、びっくりしながら無理だと言った。僕は、顔は写らないようにすると告げた。そして、サンプルで出版済みの本の表紙を見せた。
「これって、誰? ナオくん、この人と二人で会ったりしてるの?」
 明日香は、泣きそうな顔になった。まさかのリアクションに取り乱しながらも、事情を説明した。
「そうなんだね。そんなサイトがあるんだ……。でも、こんな風にポーズ取ったり出来るかな? この人、身体柔らかいよね」
 ポーズを真似しながら、明日香が真面目な顔で言う。そんなところがたまらなく可愛いし、面白いと思った。つい笑ってしまうと、
「あっ、笑った〜。笑わないでよ!」
 明日香は、顔を赤くしながら言う。本当に無邪気で可愛らしい嫁だと思った。

 そして、見様見真似で表紙の写真に明日香の写真を使うことになった。明日香は、自分ではブサイクだと言っているが、全然そんなことはない。
 パッチリした二重まぶたも可愛らしいし、小顔でウサギみたいな印象だ。確かに美人という感じではないが、可愛らしさにかけてはなかなかのものだと思う。

「えっ? 前にかがむの? おっぱい見えちゃわない?」
 明日香は、ボタンを外したブラウスの胸元を気にしながら言う。確かに、胸の谷間は丸見えだ。ブラジャーも見えている。
 ある程度セクシーな写真を使わなければ、人の目を引くことは出来ない。明日香は、恥ずかしそうに前屈みになり、カメラ目線で微笑む。
 表紙では、口の辺りまでしか使わない。唇の写真は、かなりセクシーだと思う。小説のイメージ通りの写真が撮れたと思う。

 実際、表紙の効果は数字で表れた。明らかに、売れ行きが良い。読んでもらえるページ数も増えた。
「本当? 私なんかでも、役に立ったの?」
 明日香は、信じられないという顔だ。明日香は、顔が可愛らしいだけではなく、小柄な割に胸が大きい。写真を撮っていて気がついたが、かなりセクシーな身体をしている。
 胸や唇を強調する写真を撮って、初めて気がついた。そして、表紙は明日香の写真を使うことが定番化していった。

 最初は微エロという程度の写真だったが、徐々に過激になっていった。ミニスカートで太ももを大胆に見せたり、スカートをまくってショーツをチラ見せしたりもした。
「これって、浮いて見えてるよね?」
 ノーブラでキャミソールを着た明日香が、耳まで赤くしながら言う。確かに、乳首がポチッと浮き出ていてハッキリとわかる状態になっている。
 今までで、一番過激な写真になった。撮影した写真をパソコンに表示して見せると、
「見えてる……恥ずかしいよ。これ、本当に使うの?」
 明日香は、本当に恥ずかしそうだ。僕は、この写真を見てオナニーをする男性もいると思うよと言った。

「そ、そうなの? なんか、ドキドキしてきた……」
 明日香は顔を赤くしたまま言う。そしてよく見ると、乳首がよりクッキリと浮き出ているように見える。もしかして、興奮している?
 僕も、明日香がオナニーのおかずにされている姿を想像してしまった。僕の官能小説は、寝取られものも多い。でも、僕自身にその気はない……はずだ。

 発情したような雰囲気になっている彼女に興奮し、抱きしめてキスをした。こんなに卑猥な姿をしている彼女は、初めてだ。
 どちらかというと可愛らしい格好を好むので、こんなに短いスカートも普段は絶対に穿かない。僕は、興奮しながらキスをした。舌を絡めると、明日香も興奮したように舌を絡めてきた。

 キスをしながら乳首を触ると、明日香は大きく身体を震わせた。凄く敏感になっているみたいだ。僕は、キスをしながら乳首を触り続けた。
 最初から固かった乳首は、さらに固さを帯びていく。明日香の荒い息遣いももっと荒くなる。僕は、あの写真を見て沢山の男性がオナニーをするんだよと言った。
「イヤァ……恥ずかしいよ。言わないで……」
 明日香は、本当に恥ずかしそうだ。でも、さらに乳首は固くなったように感じる。

 その後のセックスは、今までで一番燃えた。明日香に、何度も他の男があの写真でオナニーをすると言い続けると、明日香は乱れに乱れた。
 僕は、明日香がオナニーのおかずにされている姿を想像しながら、夢中で腰を振り続ける。
「ナオくん、ダメェッ、イクっ、イッちゃうっ! うぅああっ!」
 明日香は、いつになく激しく果てた。脚がピンと伸び、腰の辺りが細かく震えている。こんなリアクションは初めてだった。
 僕は、射精をしながらそんなことを考えていた。もしかして、いつもはイッていなかったのではないか? そんなことすら考えてしまうほど、いつもとはまったく違うリアクションだった。

 そして、表紙は好評だった。レビューにも、表紙のことを褒めるコメントが複数ついた。
「なんか、嬉しいような……でも、恥ずかしいな」
 明日香は、戸惑ったような顔で言う。でも、実際にコメントまでついて褒められると、やっぱり嬉しいみたいだ。そして、挿絵みたいな感じで、表紙だけではなく小説の要所要所に写真を添付するようになっていった。

 やっているうちに、やっぱり少しずつ過激になっていき、乳首がポチッと出ているだけではなく、透けるような感じのランジェリーも使うようになっていった。
「えっ? これって、大人のオモチャ?」
 撮影用にディルドを買って帰ると、明日香はかなり驚いた顔になった。でも、ディルドを見つめている目は、濡れたように光っているように見える。
 発情している? そんな雰囲気だ。僕は、それをくわえてみてくれと言った。
「う、うん。やってみるね」
 そう言って、ぎこちなくディルドをくわえ始めた。でも、飴でも舐めるようなセクシーさのかけらもない感じの舐め方で、思わずダメ出しをした。ネットの動画なんかを見せて、真似をするように指示をする。

 すると、もともと勘の良い彼女なので、それなりにセクシーなフェラチオ画像になっていく。乳首が透けたキャミソールを着て、疑似フェラチオをする彼女……。
 さすがに、やりすぎかな? と、反省をしてしまう。でも、明日香は興奮した顔になっているし、僕も他の男のペニスをくわえている彼女を想像して、激しく興奮している。

 やっぱり、僕には寝取られ性癖の気があると思った。それほど強い願望ではないと思うが、嫉妬が興奮に変わるのは感じる。
 明日香は、徐々にノリノリになってきた。そして、息遣いも荒くなっている。まるで、本当にフェラチオをしているような状況だ。

 この卑猥な写真を挿絵にした小説は、今までとはまるで違う売れ行きだった。僕自身が驚くくらいに、売れているし読まれている。
「本当に? 私の身体に、そんな価値なんてないのにな……」
 明日香は、戸惑ったような顔だ。でも、その後は激しく燃えた。沢山の男性が、明日香の乳首やフェラチオ顔を見てオナニーをした……そう思うと、嫉妬と優越感で感情が混乱してくる。

「恥ずかしい……言わないで。沢山の人に、乳首見られちゃった……」
 明日香は、本当に恥ずかしそうだ。でも、顔は写っていないし、身体もランジェリーでほとんど隠れているので体型もわからないはずだ。
 あの写真から、明日香を特定するのは不可能だと思う。それでも明日香は、本当に恥ずかしそうだ。僕は、沢山の男性のオナペットになっていることを指摘しながら、激しく腰を振り続ける。
「あっ、アンッ、ダメっ、イヤッ、そんなのダメ、言わないで、うぅっ、イッちゃうっ、イクっ、イクっ」
 明日香は、身体を震わせながら叫ぶ。こんなに感じさせることが出来て、本当に嬉しい。でも、僕の中の妄想は膨らむ一方だ。

 挿絵に明日香の写真を使って、何冊も出版した。今では、会社の給料を超えるくらいに稼げるようになってしまった。
 電子書籍のコメントの所に、明日香の写真集を出して欲しいという声が、複数書き込まれるようになった。想像もしていなかった話だ。
 確かに、写真集も簡単に出版出来る。もちろん、プロみたいな写真は撮れないが、たくさん表紙や挿絵を作ってきたので、エロい写真は撮れるスキルは身についていると思う。

「えっ? 写真集? 私の?」
 明日香は、ポカンとしている。僕は、色々なことを説明した。家の頭金になると言うことも、最近は頻繁に話をしている。
「うん。それはわかったけど、私なんかの裸に、本当にお金出す人なんているの?」
 明日香は、そんなことを心配している。でも、それは承諾したと言うことと同じだ。

 そして、写真集を出すことになった。量販店で、店員さんに勧められるままに買ったミラーレス一眼で、明日香を撮った。
 徐々に脱がせていき、完全にヌード写真も撮った。電子書籍のルールを熟読し、ルールから逸脱しない写真を撮り続けた。
 ディルドをくわえている写真や、自分で乳首を摘まんでいる写真……本当は、ディルドを挿入した写真なども撮りたいが、ルールに違反する可能性が高い。
 意外に、ルールでがんじがらめなんだなと思いながら撮影を続ける。

 最初は恥ずかしがっていた明日香も、徐々にポーズを取るようになってきた。明日香は、シャッター音が響くたびに、顔がとろけていくようだ。

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