祖父の遺品から見つけた物


私が22歳の時に父方の祖父が90歳で亡くなり、高齢で施設に入所している祖母の代わりに遺品の整理をすることになった。主に両親が大掛かりな部分はして、私と5歳下の妹はアルバム類を整理していた。祖父は写真撮影が趣味で膨大な量の写真アルバムがあって面白かった。道具も拘りがあって見たこともないようなカメラがたくさんあった。両親は売却して金にするというので私は勿体ないと思い、写真に興味を持っていたこともあったので自分が使いたい、と言って売却は阻止した。
押し入れの奥の方から妹が厳重に閉められた箱を見つけて開けてみるとそれまでは家族や旅行先、町内会の行事、星空などの写真でどれもクオリティの高い物だったが、この箱の中に入っていたのはそんな綺麗な写真たちとはかけ離れた暗い雰囲気の写真だった。アルバムには女の子の名前のような文字が書かれたラベルが貼ってあって妹の名前もあった。
妹の名前のアルバムを開くと生まれたばかりの裸の妹から始まり、写っている姿は全て裸だった。そして局所をズームして撮っているものが多かった。写真の横にはいつ撮影したかのメモもつけられていて一番最近の写真は昨年の年末だった。しかし、こんな撮影をされた記憶はないと妹は言っていて不審に思い、改めて写真を見ると妹は眠っているようだった。他のアルバムも同様で女の子たちはみんな眠っているのだ。
恐らく、祖父は睡眠薬を女の子たちに盛って眠らせて服を脱がせて写真を撮っていたのだろう。薬を盛ったタイミングもよく考えられていたようで、昼寝をしない妹に聞いても昼間に寝た記憶はない、話していたので恐らく夕飯の時に緩効性の薬を盛って眠らせていたのだろう。小さな頃の写真はモノクロだったが、途中からカラーになりより鮮明な写真になっていくにつれ、その内容もエスカレートしていった。妹が13歳の時の写真には祖父のペニスが妹のヴァギナに根元まで挿入されている写真があった。しっかりと中に射精されていたようでこの写真の後には妹のヴァギナから白く濁った精液が垂れている写真が数枚あった。妹は驚いていたようだが、それもそのはず。妹はずっと女子校に通っていて男性経験はないはずだったからだ。しかし、新体操をしていたため、処女膜はなくなっていたという事だとそれまで思っていたらしい。しかし、これで分かったのは妹は睡眠中に祖父に強姦されて初体験をしていたということだ。
私の名前のアルバムは見つからず、姉妹で妹だけが犯されていたことにも驚きと憤りを感じた。私たちはこのアルバムは見なかったことにして他のアルバムとともに元に戻して押し入れの片付けを終えた。
片付けの後、数年経過しているが、未だに私たち以外はアルバムの存在に気づいておらず、騒ぎにはなっていないが、その内気づかれる可能性を考えて祖父の尊厳を守るかそれとも祖父の悪事を晒すか迷っている。

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