【夜這い】夜は真っ暗闇、実際は誰が来たのかわからなかった


夜這いというのは自然発生的な性交の方法の一つ。
平安時代の宮中が典型例。
通い婚は夜這いの発展型なんだろうね。
社会の安定であれなんであれ母系なら結婚制度は不要だが、、、
       
昔は電灯がなかったので、夜は真っ暗闇。
夜這いで実際は誰が来たのかもわからなかったことがほとんどだった。
某作家が夜這いの風習が明治のころまで残っていた村の古老にいろいろと話を聞いたとき、
       
 「娘のお腹が大きくなると、親は当然誰が父親か尋ねる。
  しかし本人も誰が来たのかわからないので、
  仕方なく自分が憎からず思ってる男の子の名前を挙げてしまう。
  親は娘がそうだと言うならそうなのだろうと、
  仲介人を立ててお腹の子の父親はおたくの息子だと言っていると話をつけるのだそうだ。
  すると男の親の方も相手の娘がそうだというなら、そうなのだろう。
  なら○月○日にその娘と式を挙げましょう」
       
という話になるのだそうだ。で、その作家が
       
 「もしその男の子が自分はその女の子と結婚するのはいやだといったらどうするのか?」
       
とたずねたら、古老はきょとんとして
       
 「そんなことをいってごねた男は、今まで一人もいなかった」
       
と答えたそうだ。
男のほうも自分の名前を出されたら、断るという選択肢もないし、
そもそも名前を出されたらもう仕方がないので結婚しなくてはならないと
若集宿でもしっかり教育されているので、断るという発想がそもそも思いつかなかった。
つまり最初の子は戸籍上の亭主の子供ではないというのは、珍しくなかったんだろうね。

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