モシモシ探偵社 5


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 田舎では、昔娯楽といえばやはりセックスでそれは「セックス好き」などと揶揄されるようなものではなかったようだ。
 多少のことには目をつぶりおおらかに日々を送っていた。そんな名残か辺りが田んぼの中一軒のホテルがたたずんでいる。
 その娘の名前(下のほう)は少し変わっているので名前を叫びたいところだがやめておく。

 少人数ながら今はネットの時代。どこで面が割れるかたまったものじゃない。それでなくとも田舎では、何もないようで実は〇〇のネタは尽きることなく人口に介しているのである。

 「お客さんは結局ヤリたいんですか」

 記録を取っていたのですが、つい口をはさんでしまいました。

 「レナちゃん、高校生じゃないんだよ。ヤリたいって言ったらアレのことでしょ」

 Hさんはさすが年の功。

 「そうなんですよ」

 依頼人さんはあっさり認めてしまいました。

 「見なかったことにする、というのはどうですか」

 Hさんが提案します。

 「そうですね。あたしは、あの娘だったらもう何でもいいんです」

 「あの娘を見守っていきたい」

 「それだけなんです」

 幽霊のようなお父さんについていけませんでした。

 

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