たなぼたの女


 退職とは名ばかりの解雇だった。

 午後3時半。

 休憩を終え、最後の仕事のため、寒空の外に出た。

 「〇〇さん。長い間ご苦労様でした」

 事務所に帰ると、珍しく明かりがついていた。

 「よしこちゃんじゃないか。残業かい」

 見ると、中肉中背でショートカットの女性事務員が作業服の上下でデスクワークをしていた。

 「ちょっと休憩室で、お話していかれませんか。〇〇さんにはホントお世話になって」

 「それじゃ、ちょっとだけ」

 「〇〇さん。元気出してくださいね」

 お茶を入れながら、畳のある休憩室でよしこちゃんと向かい合っていた。

 真面目な娘で、婚期を逃していたが、優しい娘だった。

 「夢も希望もないよ」

 「そんなこと言わないでください。若い女の子はお嫌いですか」

 「よしこちゃん。いいのかい」

 「これが最後ですから」

 よしこちゃんが作業着のズボンを下すと純白の下着が。

 「〇〇さんも」

 パンツまでおろして、すでに半勃起のち〇こを晒して立っていると、なんとよしこちゃんは即尺してくれた。

 畳の上に寝かせ、十分に勃起(た)った一物をよしこちゃんの柔らかな肉の窪みにあてがい、一気に貫く。

 「これからも気落ちしないで頑張ってくださいね」

 よしこちゃんはそう言って上になると、高速で腰を上下させ、普段は聞いたことのない声を上げた。

 そしてお尻を二、三度大きく震わせると、お稲荷から白く濁った液体を半端なく搾り取った。

 
 「まだ(残業を)やっていくのかい」

 衣服を直しながらこっくりとうなづくよしこちゃんに「ありがとう」という言葉以外に返す言葉はなかった。
 
 

 

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