エロ本ロード 爆走


 むかし、英語の授業で、名前の表記は頭を大文字にして、名前、苗字を書くのだが、間に空白を入れなかったか。

 いまどき、パソコンの入力では、スペースキーを押すのだが、英数文字の場合、やはり半角スペースが主流なのだろうか。

 てゆーか、実行押しちゃった。

 すると、消されていたと思っていた画像のタグが。

 数か月ぶりに再開した恋人。

 そんな感じだった。

 吸い込まれるような瞳を持つ女。

 時の砂に埋もれた道を爆走して、向かった先は遠い過去の記憶だった。

 森〇の手。

 それは当時人気だった女性芸能人の手をかたどったもので指はローターで振動、シリコン製だった。

 五千円の値札が付いたガラスケースの中のお宝を鑑賞しつつ、ビデオコーナーでは、その女性のコンサートのビデオが。

 一本手ごろな値段で買い求める。

 もちろん中古だ。

 幹線道路を外れた旧道沿いのその書店の客は知人も少なくなかった。

 今から20年位前の実話です。

 

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