ヴァー〇ン禁区


 まず古い話で恐縮だと述べておこう。

 だが、そんなに昔の話でもない。

 そんなことなら、誰にでもあることで、それにしても今現在の社会では、厳につつしまなくてはならないことだから、興味がわかないという御仁はここでスルーしていただきたい。

 古びた木造校舎の秋の夕暮れに、夕闇が迫る中、忘れ物を取りに戻った教室で、中から喘ぎ声が聞こえてくる。

 それは初めてではなかった。

 格好のおかずで、その時も下腹が熱くなり、ズボンも脱がずに発射してしまった。

 AV男優よろしくヤリ方は大体決まっていた。

 次の日も、場所はとある部室だったが、女の子は、クラスで一番かわいいみんなのおかず女子、花村幸恵ちゃんだった。

 制服着衣のままで、ヤリ方男優の手に好きなように胸や腰を触られる最中、幸恵ちゃんの視線が、デバガメの私の目に突き刺さった。

 「あのさあ、今日はあそこにいる人とやりたいんだ」

 「一回だけ、いいです」

 放課後の校庭を白い体操着と黒のブルマーで走る幸恵ちゃんの姿がフラッシュバックした。

 その幸恵ちゃんに生入れ外だし(でもいい)の千載一遇のチャンスが巡ってきた。

 「ほら、恥かかせないで」

 人差し指と中指をかぎの手にし、幸恵ちゃんの中に入れてみると、しっぽりと濡れて暖かい。

 「逝くことだけ考えるの」

 そういわれるや否や、幸恵ちゃんの中で暴発してしまった。

 そこまでがいっぱいいっぱいで、その後のことは覚えていない。

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